あらためてソファのこと。

ソファで寛ぎながら、ソファについて思いを巡らす自分に気づき、
ふっとおかしくなりました。でも、不思議なもので、ソファで過ごした嫌な思い出って
ほとんど思い浮かんでこないのです。思い返してみても。
もちろん楽しい思い出ばかりではないけれど、楽しい思い出も、悲しい思い出も
きちんと私の心の引出しに仕舞われていて、それが嫌な思い出に
なってしまったことはないのです。

そんなソファに改めて興味を抱き、ソファについて調べてみました。
インターネットで検索しただけでも、あるわ、あるわ。(笑)
次から次へとネットサーフィンしてしまいました。ソファは生活に密着していて、
何だか改めてその歴史を調べたりもしなかったのですが、「ソファの歴史」「ソファ工場」
などなど、検索してみてください。かなり面白いです。

ソファは椅子とは全く別物なのだと改めて思いました。本当に休息のため、
快適のために作られた家具だったのですね。そこがまた何だか嬉しくなります。
インターネットの普及で、ソファ工場自らWebサイトをオープンもしていたりして、
工場見学もできるみたいです。もう、是非とも機会を作って足を運んでみたいな
と思わされました。さすがに首都圏にはないようなのですが、工場の方々のコメント、
そしてソファが出来上がっていく工程を写真入りで見ながら、
ワクワクする気持ちが湧きあがってきました。

当たり前ですが、こうした「物」が存在するということは、
それを制作している人々の色々な思い入れがあり、そしてそれに伴う紆余曲折の
歴史があるのですね。

快適さを追求するからこそ、人によってはそれが豪華絢爛さであり、
またある人にとっては、シンプルイズベストであり、そのソファに歴史的意味を持たせる
ヴィンテージこそに、思い入れがあったりするのかと、はたと思い至りました。

ここにも、その人が人生で何を重要視し、大切にしているのかという、
その人の内側があぶり出されていくようです。

2012年3月2日 / タグ：[ ソファ, 工場, 歴史 ]