ソファとパーティー

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ソファと過ごす彩り時間

ソファとパーティー

パーティーという言葉には、煌びやかな、華やかな印象がある。
だから普通に集まってご飯を食べるだけの会や、飲んでお喋りするだけの会でも、
その呼び名がつけられる。

そうして度々行われる会合。自宅では、その開催場所は、ソファだ。
食事のメイン担当はソファの持ち主、すなわち家主。
といっても、女性が3〜4人集まる場合、全員がバランス良くお腹いっぱいになるには、
相当しっかりした内容の料理を作らないと無理だ。

そこで、我々はいつも「一品持ち込み制度」というものを取り入れている。
その名の通り、参加者各自が自宅で一品作って、それを持ち込むというもの。

誰がどんなものを作るのかは、決めも確認もしない。だから、もちろん持ち寄り後には
オムレツが具材を変えて2種類あったり、パスタがソースを変えて2種類あったり。
知らないからこそ、面白いので、重複してもそれはそれでOKというのがルールだ。

さらに、参加者はスーパーに立寄り、これまた各自好きな飲み物を買ってくる。
ビール、ワイン、梅酒、小休止用のウーロン茶。一通り、テーブルに並べて乾杯。

一番の人気ポジションは、ソファの角っこだ。クッションというオプション付き。
もたれかかることができるので、トコトン寛ぐことができるので楽チンだ。

とにかく準備していると、お腹がすくので、大体最初は口数が少ない。
まるで、お腹が満たされないと喋ることができないかのように。
そんな状況に誰かが気付き、周囲に一声かけて、そこから会話がスタートしていく。

パーティーと言えど、ドレスで着飾るわけでもなく、高いシャンパンを購入するわけでもない。

ひたすら、喋る。やることはいつもとそう変わらない。

それぞれの近況から価値観など、様々な会話が、アルコールと共に繰り広げられていく。
でもパーティーと呼び名を変化させるだけで、男性から敬遠されそうないわゆる女子会も、
何だか可愛い響きになる。

その実態を知られてしまうと、やっぱり敬遠されてしまうに違いないとは思うのだが。

2012年2月20日 / タグ:[ , , ]