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昔、アメリカにホームステイをしたことがあります。
どこへ行っても、どの家庭でもソファがあり、ホームステイを思い出すと、
各家庭・各場所のソファを思い出します。
アメリカへは語学留学というよりは、アメリカ文化、特に黒人文化について学びたいと思い、
ホームステイをしました。本来はホストファミリーの人種や宗教は指定をすることは、
タブーなのですが、知りあいのつてだったので、教会に通っている黒人家族の家へ
ホームステイをさせてもらいました。彼らは映画で観るように、ほとんど毎週日曜日、
教会へ出席後、家族、親戚、友人で集まってはlunchというか、
supperというかの食事会を実施していました。
30代でのホームステイだったため、周りの人間は何故、私がそんな年齢になってホームステイを
するのかに非常に関心を持ち、彼らの文化について、いろいろ話してくれました。
ときには、彼らお得意のダンスをしながら、笑い話を交えながら。
ソファに座ると、椅子で話すよりも親密感が増すような気がします。
特に彼らの家庭に置かれているソファは、カウチタイプが多く、
しかも大抵1脚ではありません。
2,3脚のカウチと一人掛けソファの組み合わせでリビングが囲まれています。
当然2人から3人が同じソファに寛ぎます。
そして大きな身振り手振りで話す彼らの振動も、また体をゆすって笑う彼らの笑いも、
そのソファを通して伝わってくるのです。真剣に話せば、身を乗り出し、
おかしいときにはのけぞって笑い、ソファを通してとても親密になった良い思い出です。
そんなアメリカで何よりも驚いたのは、ちょっとした施設のパウダールームと言われる
トイレには、とてもゴージャスなソファが2,3脚置かれているのです。
(最近は日本でもあるようですが)
おしゃべり好きな女性たちは、デパートや音楽ホールのトイレで、ああでもない、
こうでもないとひっきりなしにおしゃべりしていました。
ソファでリラックスしながら、本音を語る。まさにガールズトークですね。
ガールズとはいえないおばさま達も、まるで少女のようにおしゃべりに熱中していました。