TOP > ソファスタイル コラム > 愛しのソファーでリラックス > ソファの上で振り返る1年
現在の部屋を選んだ一番の理由は、窓からの見晴らしが良かったこと。
ここ数日の私の住む地方の天気は、昼間の空が開けていて、何だかほのぼのとした
空気が漂っていた。年末の慌ただしさとは少しかけ離れているような感じだけれど、
早速窓際に一人用ソファを移動し、空を眺めてみた。
空を見ながら今年1年を振り返り、社会の出来事や、自分自身の出来事を思い返してみる。
あまり明るい話題があったとは言えない今年1年、日本はというか、世界は激動の1年
という表現が多くされるのかもしれませんが、そういう風潮の中でも大袈裟にではなく、
今を見つめたいと思いました。
晴れ渡った空を見て単純に、自分の次元は小さなことだと思ったり、
この事を通して大きな成長がなどと思ったりしたわけではありません。
今の世界が複雑であればある程その複雑さを包含させ、色々と考えてみたくなったのです。
頭の神経を複雑に張り巡らせるからこそ、
机の上ではなく、ソファというリラックスした場所で、その上に空を眺めるという
趣向をこらしながら、1年を振り返り、思い巡らして時間を過ごしました。
最近、歴史を学ぶ機会に触れる事があったのですが、人間の営みというのは
大して変わらないものですね。多少の科学の発達で便利になったことはあるかも
しれませんが、私たちの考えや思いには大差はないのだなぁーと感じました。
その歴史にも思いを馳せながら、美しい生き方とは何だろうと考えてみました。
世界がこんな状況だから、不安を煽るような時代だからこそ、それぞれの生き方が
問われているのではないかなと思います。
私にとっての美しい生き方は、誰も見えない、知ることのできない心こそを
美しく保つことのように思います。
一人の人間の力は大したことはできません。助けたくても助けられない。
力になりたくても、全員に力を貸すことはできない。
でも、そういう痛みや悲しみから目を逸らしてしまったら、何だか
心の美しさが濁ってしまうように感じます。
ソファの上で美しい生き方に思いを巡らせてみてください。