TOP > ソファスタイル コラム > 愛しのソファーでリラックス > ソファでつくる特別な空間
ソファはまるでマルチプレーヤーのようだ。
ダイニングのチェアやデスクチェア、そしてベッドにもなりうる。
座ったり、横になったりするための家具としては、様々な要素を
兼ね備えることができる。
当然マルチプレーヤーでも、得意分野、不得意分野が存在するように、
ソファも例外でなく、食事をするのに快適ですか?と聞かれれば、
「それなりに…」という回答だろうし、ベッドとしての快適具合は、
ソファベッドですか?純粋なベッドですか?と聞かれれば、
やはり、ベッドと答えてしまうと思う。
けれども、ソファはそのそれぞれの役割を卆なくこなすことのできる
マルチプレーヤーではある。
前置きが長くなってしまったけれど、私はこのソファ島にときどき引籠る。(笑)
ソファの周りに完全装備をし、ただひたすらにソファ島での生活を送る。
トイレという自然現象を除いて。
まず、ソファ島に滞在するための準備としては、当然食料の確保。
そして次に引籠り道具としての、小説・漫画・DVDだ。
当然DVDを操作するためのリモコンも装備しておく。
そして、冬のこの時期であれば、寒さ対策としてブランケットも身近な場所に置いておく。
こうして、準備が整ったら、熊が冬眠をするように、ブランケットやクッションを
使用して巣作りを実行。何だか、子供が作る秘密基地のようになる。
私は一人暮らしなので、別に誰に気兼ねがあるわけでもない。
部屋での時間は自由気ままだ。けれど、何だかそのソファ島で
無人島生活のような、敢えて誰もいないことが強調されるような空間を作る。
そうして休日を過ごすと、何故か充電されていく感じがするのだ。
いつもの部屋だし、いつものソファだし、いつも見える風景なのだけれど、
ソファ島の基地を整えた時、思わず、いつも「ふーっ」とまるで、
一仕事終えたような顔をして、ソファ島での時間を始めている。
いつもの空間が、非日常空間に変わる、そんな意味でもマルチプレーヤーのソファだ。