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ここから2つ目の信号を左に曲がり、少し歩くとその雑貨屋はある。
ドアを開けて入ったと同時に、いつも華やかな香りで来訪者を迎えてくれる。
左側にはまるで季節を彩るかのような洋服たちがたくさん並んでいて、
右側には機能よりもデザインが重視されたキッチンやバスといった生活用品が並んでいる。
店内を一周したあと、いつも立ち止まるコーナーがある。
見た目にも色鮮やかでありながら、オンナゴコロをくすぐる香りを放つキャンドルたち。
雑貨屋で購入したキャンドルは、我が家のソファでの寛ぎタイムのお供となる。
この店がお気に入りのポイントは、キャンドルのラインナップが、月ごとに変わるから。
行く度に新しい香りに出会うことができて、
そのキャンドルを灯しながら過ごす大好きなソファ時間を考えては嬉しくなってしまう。
甘酸っぱく爽やかな香りもあれば、濃厚で何だかセクシーさを感じる香りもある。
好みはあるが、ラインナップは偏らないようにしているつもり。
あまり買い過ぎてもありがたみがなくなってしまうので、購入は2つまでと決めている。
散々悩んだ挙げ句に、とっておきを持ってレジへと進む。
雑貨屋ってコンセプトが大事だと思う。せっかく可愛いアイテムを購入しても、
買い物袋が白いビニールだと味気ない。ここは、その点でも優秀。
手に持つだけで気分が明るくなるほどの可愛い買い物袋に入れて持ち帰らせてくれる。
これから帰ってのんびりしようと、わくわくしながらも、少し遠回りをして帰路につく。
購入したキャンドルは、すぐに出番がくるわけではない。
その日の気分で選りすぐられたキャンドルに火を灯し、ソファに座る。
香りに包まれながら読書したりブログを書いたりする時間がたまらなく幸せに感じる。
時々、ほんのり揺れている火を眺めているだけの場合もある。
儚く消えそうで、でも熱くって、もし終わっても、また灯せば同じ揺らぎを繰り返す。
自分の生活も、このキャンドルと似たようなものだな、と感じながら。