
TOP > ソファスタイル コラム > 愛しのソファーでリラックス > ソファの思い出 アメリカ編4
アメリカの友人の実家は、土足文化のアメリカにあって、絨毯じきの
玄関で靴を脱ぐ家庭でした。部屋すべてにカーペットを敷き、
リビングは、更にペルシャ絨毯のようなものが敷いてあり、
そこに鮮やかなブルーの革張りの3人掛けソファがありました。
その目の前に大画面TVが置いてあり、何だか日本の家庭を彷彿とさせます。
TVの前にはスツールが置かれ、大きなクッションも置かれ、
皆リビングでゴロゴロしているのです。(笑)
日本人の美意識と違うところと云えば、その色彩感だと思います。
鮮やかなブルーのソファも日本家庭ではあまり見かけませんが、
そのソファの上に並べられているいくつかのクッションもブルー系で
まとめられているのではなく、ピンク、オレンジ系のクッションが並べられていました。
まるでお花畑のように色が調和されていて、素敵な空間になっていました。
ああいう彩りのあるインテリアで育った子供は、
自然と感性が磨かれていくだろうなと思わされました。
目の前の友人の弟・妹達は、ママのインテリアの素敵さなど我関せずで、
ピーチクパーチクおしゃべりしては、TVを観ながら馬鹿笑いをしていましたが…
私はママの感性がとても好きで家中を散策させてもらったのです。
インテリアを褒められて不愉快になる女性はいないでしょう。
当然ママも快く様々な場所を紹介してくれました。
色が踊っているといえば良いんでしょうか?
花束や花畑の花達が互いを引き立て合いながら、その一つ一つを輝かせるように、
リビングも寝室もキッチンも子供部屋も、同じような色合いでまとめられている部屋は
一つもありませんでした。
もちろん、賃貸の私の部屋にそのままを適用することは、難しいのですが、
今も頭の中ではその色が踊る鮮やかさを何とか表現したいなぁーと考えています。
その家庭は壁も真っ白な壁は玄関のみで、どの部屋もペイントが施されていたのです。
ちなみに、リビングは薄いグリーン。本当に青空の美しいお花畑にいるようで、
ワクワクしながら、話弾むひとときを過ごせたのです。