ソファと感性

愛しのソファでリラックス

ソファと感性

 インテリアショップや家具屋さんで、ソファに腰掛ける時、遠慮してしまいませんか?
本気で選んでいようと、冷やかしであろうとソファにはがっつりと
腰掛けてみてください。前回、ソファのある生活を想像してみてくださいと提案しましたが、
今度は実際にソファというものを意識してみることを提案したいです。

私がはじめて、「あっ、このソファ座り心地がいい!」
と思ったのは、とあるカフェでしたが、やはり自分のイメージした感触に
しっくりくるものを探すのは、意識して座ってみることだと思います。
現代の生活で椅子に座らないことは、ほとんどないというくらい
腰をかけるという行為をしていると思いますが、だからこそ、座る姿勢や、
座り心地を大して意識していないのではないかと思うのです。
そして、座り心地のよい椅子やソファにであったときも、
「あぁ~気持ちいい」程度で終わってしまい、何故自分は心地よいと感じるのか、
どの辺が心地いいのか、感触なのか、背中が楽なのか、それともおしりにフィットしている
からなのか…もちろん、ソファに座るという行為にはそんな小難しいことは必要ないのですが、
こうやって色々な感覚に敏感になっていると自分にフィットするものを
チョイスする力がつくと思います。ソファに限らずとも…

 私の友人に、自分の好きな事をほとんど妥協せずに続けた人がいます。
もちろん、メリットもデメリットも両方経験しながら。そういう人間の感覚<bは、
とても澄んでいます。研ぎ澄まされているというのとは違い、
(こちらは、訓練の末に手に入れるイメージなんですよね。)
澄みきっているのです。クリアなのです。
やりたいことをやりたい放題するのは我儘ですが、メリットもデメリットも
甘受して、妥協しないのは、すごく美しいと感じる感覚を育てるのではないかと思います。

 いつの間にやら、自分の身の安全を優先に、たくさん妥協を続けてしまった私は、
到底彼女に追いつくことはできませんが、普段の生活で、
澄みきった感性を取り戻したいと思っています。

2011年12月17日 / タグ:[ , , ]