幅広い年代に人気の北欧デザインは、オシャレ度が高いのに、ひとつひとつのアイテムは実にシンプル。だからコーディネートの失敗も少なく、初心者でも挑戦しやすいインテリアなんです。今回は「北欧風」のインテリアについての解説と、北欧ソファの選び方、おすすめ北欧ソファをまとめてご紹介します。
北欧デザインを選ぶメリット
北欧デザインが日本で人気となったのにはいくつかの理由があります。デザインの良さだけでなく、実用的な面でも日本人に好まれるポイントがたくさんあるんです。
日本人の好みや生活に馴染むデザイン
北欧インテリアは、今では日本でもメジャーで馴染みがあります。デザインの好みだけでなく、日本の住宅にマッチしやすいデザインであることも人気の理由です。シンプルで、木材やリネンなどの天然素材をベースとしたシンプルな家具は、季節ごとの寒暖差や湿度の変化が激しい日本の気候に対応しやすいというメリットがあります。
特にソファは直接肌に触れる家具であるため、素材の質感などは大きなポイント。室内で裸足で生活する日本人にとっては、材木や布の肌ざわりはとても重要なのです。
またシンプルなデザインやアースカラーをベースとした色合いは、和のデザインと相性が良く、日本家屋や和室などに合わせやすいことも魅力の一つです。使用する場所や人を選ばずオールマイティに使えて、かつオシャレなデザインであるところが日本人に受け入れられています。
人気があるためバリエーションが豊富
日本国内でも北欧ブランド専門店は多く、IKEAなどの馴染みのあるメーカーの店舗もたくさんあります。また需要の高さから、今ではホームセンターや一般の雑貨店などにも北欧デザインの物が一般的に取り揃えられているほど。
そのため専門店以外でのお店でも購入することができ、また日本のメーカーも北欧デザインの家具を製造しているため、より日本人好みで、日本の生活に合った北欧家具がたくさん揃えられているのです。
北欧ソファの選び方
「北欧インテリア」というとどんなインテリアを想像しますか？「なんとなくこんな感じ・・・？」というイメージは頭に浮かぶものの、言葉で説明しようと思うと意外と明確な特徴が思い浮かばない方も多いのではないでしょうか。インテリアを上手くまとめるには、テーマをしっかりと統一させるのがポイント。まずは「北欧ソファ」とはどんなものなのかを把握しておくことが大切です。
北欧家具の特徴を理解しておく
北欧家具の一番の特徴は、木製品やリネンなどの天然素材が中心であることです。北欧は寒冷地であり日照時間も少ないことから、自宅で過ごす時間も長くなるもの。自宅での時間を快適に過ごすため、家具などの素材や使いやすさには強いこだわりを持っています。
天然素材にこだわることで、真冬の雪深い季節でも、自然のぬくもりに触れられるのです。また品質も高く、耐久性があり、見た目も美しい高級素材を使用。「曲げ木」という、木材に熱を加えてカーブを作る独特の技法も駆使されています。
「シンプル」にこだわりすぎなくてOK
北欧で現在のデザインが主流になったのは1940年代です。現在の北欧家具の歴史は実はそれほど古いものではないのです。それ以前の北欧家具は、貴族の邸宅に置かれていた重厚で装飾の華やかなものでした。しかし国民の生活を豊かにするために、低価格でも高品質なものを普及させたいという思いから、現在の高機能な優れたデザインの家具が主流になっていったのです。
つまり、北欧デザインの本質は「使いやすくて高機能な天然素材を使用した家具」ということ。シンプルなデザインにこだわりすぎる必要はありません。
ナチュラル風と北欧風の違いとは？
北欧風とよく似たテイストで「ナチュラル風」インテリアがあります。この2つには共通する点が多く、また明確な違いもないため、使い分けが難しいものです。しかし、部屋ごとにナチュラル風と北欧風と分けたい場合など、テイストの違いを出したい場合には、ぜひ以下の点も参考にしてみてください。
使用されている木材の違い
北欧家具でよく使用される木材は、ブナ・タモ(アッシュ)・オーク・マホガニー・ウォールナットなどです。曲げ加工に適していて耐久性も高いブナなどは、ソファの脚やイスの背もたれなどにもよく使用されています。これら以外にも使用される木材はいくつもありますが、北欧家具では耐久性や品質の優れた高級銘木が使用される事が多いのも特徴の一つです。
木目の美しさやツヤ、手触りの滑らかさ。そして耐久性や、経年によって深みが増してくる色合いなどは、天然の銘木ならではの味わいです。北欧は環境先進国でもあり、日本と比べてもエコやリサイクルの意識が根付いています。「良いものを長く使う」という考え方から、木材の品質には強いこだわりがあるのです。
木材の塗装の違い
ナチュラル風のインテリアでは無色のクリア塗装が施されている家具が多く、木材の色を最大限に生かした明るい仕上げとなっています。一方、北欧家具ではブラウンなどの色味のある塗料を使って仕上げている家具も多くみられます。北欧家具の塗装はウレタン塗装、オイル塗装、ラッカー塗装がありますが、現在は汚れや水濡れに強いウレタン塗装が主流です。
ただし、北欧家具はその耐久性の高さからヴィンテージ家具も数多く存在し、そうしたものはヴァイオリンなどと同じ種類のニスで仕上げられているものもあります。キズや腐敗に強く耐久性を高めるために塗料を何度も塗り重ねることで、独特の塗料の色合いが生まれ、上質な手触りや質感に繋がるのです。
まとめ
北欧家具の「シンプルなデザイン」は「高品質・低価格・丈夫」という、機能面の条件をクリアするために生み出された、まさに究極のデザイン。結果的にそれが日本の風土や文化にマッチしていて、さらにオシャレで快適という、日本人にとってメリットだらけのデザインだったのです。自然が豊かな国土の日本も、近年は環境先進国としての遅れが顕著であり、エコについての課題も山積みです。「良いものを長く使う」という考え方は、もともと日本人が持っていた本質に沿ったもので、これからの生活の中でもぜひ大切にしていきたいものですね。
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北欧ソファはシンプルなデザインで和室にも洋室にも合わせやすいデザインの製品が豊富です。男女の区別もなく、幅広い世帯の誰にでも使いやすいオールラウンダー。今回は様々なスタイルに合わせやすい北欧ソファを5つ紹介します。
心安らぐ、北欧の風をあなたに 北欧スタイルデザインソファー
木のぬくもりを感じられる高品質なソファは、北欧デザインの基本をしっかりと抑えており、生活を豊かにするための工夫がたくさん詰まっています。シンプルなデザインながらも、アッシュ材の天然木を使用しているので丈夫で安定した座り心地。布地は何層にも織り込んだファブリック生地で、独特の風合いと張りを生み出してくれます。
柔らかな印象を与える天然木のシンプルデザイン 北欧木肘ソファ 3人掛け
素朴な雰囲気と洗礼されたスタイルで、どの部屋にも合わせやすく使いやすいデザインのソファ。圧迫感の少ない見た目でありながら、座面の弾力や座り心地にもしっかりこだわって設計されています。ホワイトベースのコーデに合わせやすいグレーと、落ち着いた雰囲気を演出させるネイビーの2色展開。サイズも幅広く用意されているので、サイズ違いや色違いで揃えるのもオススメです。
こたつもソファも高さ調節できるリビングダイニングセット コーナーソファ (BR)
日本の住宅に特に合わせやすいローソファ。使い勝手とデザインのどちらも妥協したくない人におすすめのタイプです。ひじ掛けがないので移動がしやすく、ダイニングテーブルとして利用するのにもピッタリ。また脚の取り外しが可能で、フロアソファとしても使用できます。セットのテーブルもソファの高さに合わせて調節できるようになっており、一年を通して快適に使うことができるソファです。
北欧の風を感じる部屋へ スタンダードデザインソファ 2.5人掛け(幅160cm)
落ち着いた雰囲気の高級感あふれる北欧ソファ。温かみのある色合いが北欧ならではの雰囲気を演出してくれます。座面は厚みのあるウレタンを使用。長い時間座っていても、ずっと快適に過ごせる座り心地を生み出しています。ソファのサイズ展開も幅広く、セットで使えるオットマンも合わせて購入できるので、お部屋の広さに合わせてさまざまな組み合わせが可能。落ち着いたトーンのコーディネートにぴったりの北欧ソファです。
子供の高さに合わせたリビング学習ダイニング 2人掛けソファ
こちらは、ダイニングスペースに合わせやすい北欧ソファ。ダイニングでは食事や休憩をするだけでなく、子供の遊び場や勉強の場所としても利用できるよう、子供も使いやすい高さに設計されています。テーブルはウレタン塗装のアッシュ天然木を使用しており、水や汚れに強いため、小さなお子さんがいる家庭におすすめのソファセットです。座面カラーは、アイボリー・グレーの2色からお選びいただけます。
