経年変化を楽しめる本革ソファ。変化していく独特の風合いを楽しむには、お手入れが必要です。お手入れを怠っていると、経年変化というよりも劣化してみすぼらしいただの汚いソファになってしまいます。大切に扱って、長く愛用したいですよね！この記事では本革ソファの正しいお手入れ方法を解説いたします。
ソファが汚れる原因
ソファが汚れる原因にはさまざまなものがあります。汚れの原因がわかっていると対策がしやすいですよ♪
ホコリ
掃除しているつもりでもすぐに現れるホコリ。衣類から出る繊維のクズに、土や皮膚、フケ、花粉などが混ざり合い、ダニやかび、ウイルスなどが付いている場合もあるという、恐ろしい物体です。さらに皮脂などの油分が加わると、粘着力が強まり、新たなホコリがどんどん蓄積されるという悪循環になります。
食べこぼし・飲みこぼし
食べこぼして落ちてしまった食べカスも汚れの原因になります。油分たっぷりのポテチやクッキーのかけらなど、シミの原因になります。
コーヒーやワインなど色の強いものは黒ずみになりやすいです。飲み物をこぼすと、水分が皮の内部にまで染み込み、大きなダメージになりかねません。
皮脂・毛
自然に剥がれた皮膚片、皮脂や汗もソファの汚れの原因になります。ホコリに混ざった皮膚片は、座面や背もたれの境目に入り込み、蓄積されていきます。汗や皮脂は酸化して黒くなるので、放っておくと黒ずみの原因になります。
化粧品・ボールペン
知らないうちにつけてしまったボールペンのインクや、うたた寝でうっかりつけてしまったファンデーションや口紅などのメイク汚れ。お子様がいる場合、クレヨンで落書き、なんて事件も勃発します。油分がある分、厄介な汚れです。
劣化の種類
こうした汚れにより、どんな劣化が生じてしまうのでしょうか。さらに劣化の原因になる注意すべきことも併せてご紹介しますね。
黒ずみ
油分のある食べかすや色の濃いコーヒーやワインが染み込んでしまい、黒ずみになってしまうことがあります。知らないうちに付けてしまった皮脂や汗がいつの間にか黒ずみになっていた、ということにもなりかねません。
ひび割れ
本革の場合、感想や衝撃によってひび割れが発生することがあります。クーラーの風が直撃する場所にソファを置いていると、極度に乾燥し、ひび割れが生じます。
ソファに勢いよく座ったり飛び乗るなど、強い衝撃が加わる行動は避けましょう。ひび割れは自分で修復するのが難しいので、注意が必要です。
脱色・変色
本革は直射日光や暖房機器の熱により、脱色や変色が起きることがあります。熱に弱く、革が縮むこともありますので、ストーブの配置も距離を考える必要があります。
長持ちさせる基本的なお手入れ方法
せっかく気に入って手に入れた本革ソファ、キレイな状態で長く使いたいですよね！長持ちさせる基本的なお手入れ方法を伝授しますので、ぜひお役立てください♪
日々のお手入れ方法
本革ソファの日々のお手入れは「乾拭き」で十分です。表面に付着したホコリは水分を蓄えて、シミやカビの原因になりますので、優しく撫でるように乾拭きして下さい。
コットン100%の柔らかい布を使いましょう。強くこするなら表面を摩擦で痛めて汚れを内部に押し込めることになるので、あくまでも優しく拭きましょう。
月々のお手入れ方法
月に1回か2回は掃除機を使ってしっかりホコリを取り除きましょう。隙間の奥までしっかりと掃除するのがポイントです。
この時、革の表面を傷つけないように気をつけて下さい。掃除機のヘッドをブラシ付きのアタッチメントに変えるのを忘れずに！
シーズンごとのお手入れ方法
季節の変わり目には、プラス本格的なメンテナンスを行うことをおすすめします。
①掃除機でホコリを取り除く
②湿った布で水拭き
③乾拭きで水分を取り除く
④クリーナを染み込ませた布で汚れを拭き取る
⑤クリーナーが乾いたら、保護用クリームを全体に塗る
⑥乾拭きで余計なクリームを取り除く
こんな感じのサイクルでお手入れをすれば、いつも綺麗をキープできますよ！
まとめ
本革ソファの基本的なお手入れ方法を取り入れれば、劣化させずに経年変化を楽しめます。愛情を持って継続的にお手入れすれば、さらに本革ソファに対する愛着が増すことでしょう。せっかく手に入れたお気に入りの本革ソファ。いつまでも大切にして、ゆったりと快適なソファライフを楽しんでください。
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