ありきたりのインテリアでなく、自分だけの個性溢れるお部屋作りに憧れていませんか？一度はやってみたいけれど、どこから手をつけていいのかわからないとう方もいらっしゃるかもしれません。そんな方に、ヴィンテージソファやアンティークソファはぴったりなんです！
ところでアンティークとヴィンテージって違いは何でしょう？その違い、どのようなソファがあるのか、どうやってコーディネートしていけばいいのか、この記事を読めばお分かりいただけますよ♪
アンティークとヴィンテージの違い
よく「アンティーク」や「ヴィンテージ」という言葉を聞きますがどのような違いがあるのでしょうか。他にもコレクタブル、レトロ、骨董、古美術など、似たような言葉で日常使い分けている言い回しは、あげればどんどん出てきます。ここではアンティークとヴィンテージに焦点を合わせて比較していきます。
アンティーク
アンティークとは英語で「以前作られたもので、集めたり、価値があると考えられる美しい、または稀少、質が良い、古いものなど」とだけ辞書にあり、厳密にどの時代のものを指すのか細かい定義はありません。
近年では100年より前のものという意味で使われていることが多いようです。この意味が加わったきっかけは、アメリカの関税法で1934年に定められたためです。ですから国によって多少定義が変わったり、言葉の使い方が異なる場合があります。ここでは歴史を感じる古いものとして使っていきます。
ヴィンテージ
ヴィンテージとは英語で「過去に生産されたある期間に作られたもの」「過去に使用されている新しくないもので、ある期間の時代を象徴するようなデザインのもの」「質が良く、価値が薄れない、そのものの良き時代、特徴的なこと」をさすと辞書にありました。
こちらも特に年代としての定義はされていないのですが、家具などは1940年〜70年くらいをさすことがどうやら多いようです。とはいえ、これも明確な定義はありません。ちょうどミッドセンチュリーと言われる時代とかぶるので、この期間を特徴的な家具が生まれた年代だと考えるから、と言えそうです。
アンティークとヴィンテージを比べると
2つの言葉の意味は被ってくるのだとわかりましたが、この記事では以下のように区別して言葉を使っていこうと思います。歴史を感じるデザインだったり、古きヨーロッパのデザインはアンティークと表現します。斬新なデザインながら懐かしい1940〜70年頃に流行したデザインなどをヴィンテージと表現します。
他にもレトロなどと言う表現もありますが、古いものを好む傾向のことをレトロと言いますので、アンティークやヴィンテージが好きな場合、両方がレトロと言えますね。
アンティーク
さてアンティークの言葉の意味がわかったところで、こちらではアンティークのイメージってどんなものなのか、どんなソファにするとアンティーク感が感じられるのかを掘り下げていきます。実際にアンティークのお部屋を作るコツがわかりますよ。
ヨーロッパを感じさせるデザイン
まず間違い無いのは、ヨーロッパの古いお家にありそうなデザインを取り入れていくことです。ただ古いだけでなく、こだわりのある少々こってりした感じのデザインが要所要所に施され、このデザインに歴史を感じるものだとアンティーク感が出ます。
また、ファブリックは織りの美しいものだったり、木製、真鍮、など長く愛される素材を集めると統一感が出てきます。
どんなソファがアンティーク風？
アンティークを感じさせるソファとはどんなものでしょうか。例えば全体の雰囲気は重厚感を感じるものを選ぶと歴史的価値がある雰囲気が出ます。
クッション部分は明るい色よりも少しトーンを落としたエイジングを感じるような色を選ぶと浮きません。クッション部分のボタン使いなどがくるみボタンになっていたり、ボタンの配列に美しさを感じるもの、肘掛けや足の曲線にこだわりを感じるものを選ぶとアンティークな雰囲気が出ます。
アンティークインテリアのコツ
アンティークな雰囲気を作るには、ソファ周りの小物も重要です。もしソファのファブリックが単色であれば、織りの美しいクッションやタッセルがついたものを選ぶと一気にアンティーク感が出ます。
他にも例えばシャンデリア風のシーリングライト、フロアライトにフリンジ付きのカサのもの、重厚感のあるフレームの絵画、曲線の美しい花瓶にゴージャスな花など。ドレスを来た夫人がいてもおかしく無い雰囲気かな、と意識しながら作ると良さそうですね。
ヴィンテージ
ヴィンテージの場合、どこの国のものをさすのか決まっているわけではありませんが、この記事ではアンティークなヨーロッパと対比して、アメリカの懐かしいデザインを中心にヴィンテージ感のあるインテリアを考えていきましょう。
古き良きアメリカを連想させるデザイン
アメリカのヴィンテージは、ヨーロッパのアンティークと比べると、もう少し近代的な発展をした時代が思いつくのではないでしょうか。例えば、古いコカコーラの看板、レトロなデザインの車、ファイヤーキングのカップなど、今でも利用している現在の文化の原点、ファーストモデルのデザインのものが、アメリカの古き良き時代を彷彿とさせてくれます。
また、ミッキーマウスやファストフードショップのキャラクターなど、世界的に有名なキャラクターの初期モデルはヴィンテージデザインと言えます。ちょっとした可愛いデザインも織り交ぜられるのがアメリカンヴィンテージです。
どんなソファがヴィンテージ風？
どんなソファを選ぶとうまくヴィンテージ感を出すことができるのでしょうか。かっこいいインダストリアル風やブルックリン風などに憧れますが、ヴィンテージな香りが加わると落ち着いた格好良さが出てこなれ感が出ます。
まず色はブラック、ブラウンで選ぶとまとめやすいです。また、ダメージ加工があるものを選ぶとクールな雰囲気が漂います。今時のソファデザインよりも、クラシックなスタイルのソファを選ぶとチグハグな印象にならずに落ち着きます。
ヴィンテージインテリアのコツ
全体的な小物類は、本物のヴィンテージをメインのアイテムとして選んでおくと、他のものがヴィンテージでなくてもまとまります。例えば、革のトランク、無機質なメタリックの照明、1950年代前後のポスターなど大きいサイズのインテリア小物にヴィンテージをしっかり取り入れることがポイントです。
そのほかはサビ感のあるものだったり、ウッディーなものであれば年代が新しくても馴染んでくれるでしょう。植物を置きたい場合は花というより、グリーンをおいた方がまとめやすいでしょう。
ヴィンテージやアンティークの部屋に似合うソファ
さて、ヴィンテージとアンティーク、言葉自体は似通ったものではありますが、インテリアに落とし込んだ場合はイメージが全く違うものに仕上がることがおわかりいただけましたでしょうか。さてそれぞれのヴィンテージとアンティークの部屋に、どんなソファが合うのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
アンティーク風ソファ
ヨーロッパの100年の歴史を感じるようなインテリアにあったソファを探すときに、本物のアンティークソファは高額でなかなか手に入れにくいものですし、お手入れも難しそうです。そこでアンティークのお部屋に合う、デザインにこだわったソファをご紹介いたします。これならアンティーク小物との相性もバッチリです。
イタリアの伝統が薫るラグジュアリーな空間に 金華山ソファ 2人掛け
目を引く金華山織りの美しさと、各所に余すことなく彫られた美しい彫刻は曲線が滑らかで、脚は猫脚に仕上げられています。本場イタリア家具であるこちらのソファは丁寧に作られた逸品。背もたれに施されたボタンや、ファブリックにぐるりと打たれた鋲が整然と並ぶ様は美しくこだわりを感じるデザインです。これさえあれば、アンティークのお部屋が完成しますね。
こだわりのディティールとヴィンテージ感溢れる彩り デザインソファ 2.5人掛け
イギリスの伝統的なデザインのエッセンスを取り入れたソファは、重厚感がある一生物のソファです。背もたれと同じ高さの肘掛け、美しく整列した鋲、背もたれの象徴的なボタンはイギリスの伝統を感じさせる丁寧でこだわりのある仕上げです。脚には美しい曲線が施され、どこをとっても見惚れてしまうソファです。
ヴィンテージ風ソファ
アメリカンヴィンテージスタイルは、クラシックなデザインの中に個性や時代性を感じます。具体的にどんなソファがヴィンテージスタイルに合うのか比較しながら検討してみましょう。
こだわりの味わいあるレザー素材 木肘コーナーカウチソファ
そぎ落とされたシンプルなデザインの中に温もりを感じる木の肘掛けと落ち着いた色合いのレザー。ヴィンテージスタイルの部屋にすっと馴染んでくれるスタンダードなデザインはカウチもセットになったコーナーソファで広い座面でゆったり寛げます。合皮だからこそ手入れも楽で、スタイルの組み換えができるので長く愛用できます。
こたつもソファも高さ調節ヴィンテージリビングダイニング 4点セット
クラシックなアメリカンダイナー風な空間が作れるソファはダイニングでも活躍してくれます。組み合わせや置き方によって表情を変えるこのソファは、ヴィンテージスタイルにぴったり。落ち着いた雰囲気にも、ちょっとポップな小物とも相性のいいデザインです。背もたれのボタンがソファに表情を与えてくれています。
番外編
様々なスタイルのソファをみてきましたが、ペットと一緒に暮らしている方も多いですよね。一緒に暮らす大事なパートナーのために専用の場所を用意すれば、きっとあなたの大事なソファもダメージが少なく長持ちすることでしょう。
お部屋を華やかに飾る チェスターフィールド風ペットソファ
幅80センチとワイド設計で猫も犬もくつろげるペット専用ソファ。こんなクラシックなデザインならインテリアの雰囲気を損なわず、お部屋に置くことができます。レザーは引っ掻きに強い特別加工が施してありますので安心して使っていただけます。天然木の脚、美しい鋲打ちなど、デザインに抜かりなく、あるだけでも美しい曲線で仕上がっているソファです。
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まとめ
ちょっと懐かしいものがインテリアに加わると気持ちが落ち着きますよね。ヴィンテージとアンティークのソファを使ったお部屋づくり。今回取り上げたこの2つのテーマ、今までこの2つの言葉を混同していた方は、クリアになったのではないでしょうか。ヴィンテージとアンティークを区別することによって、さらに洗練された一目置かれる空間を作ることができます。ぜひ素敵なソファであなただけのおしゃれ空間を作ってみてくださいね♪
