ソファは様々なスタイルがありますが、買うなら丈夫で長持ちするソファが欲しいですよね。どんなソファを選ぶと長持ちするのか、へたらないソファを手に入れるにはどう選べばいいのでしょうか。またどんな使い方をすると長く使えるのか、考えてみましょう。
へたりにくいソファの中身
ソファを買う時には、なるべく長持ちして、座り心地のいい状態をキープしてくれるへたらないソファを選びたいですよね。へたらないソファとは、どんなソファでしょうか。ソファの中に使っている素材はどれも劣化しないで永遠に使えるものはありません。どうしても段々とへたっていってしまいます。しかしながら、「へたりにくいソファ」はあります。さて、へたりにくいソファとはどんな素材のものでしょうか。まずはソファの中の素材のいくつかを紹介します。
ウレタン
ウレタンは、中の気泡の大きさ、密度、形、硬さなどを工夫することによってソファの座り心地の良さを作り出します。なんども座っているうちに、この気泡の形状が段々と変わってきたり、戻らなくなってしまうので、クッションにへたってくる部分ができてしまいます。
現状どんなウレタンを選んでも、へたりにくいウレタンはあっても、へたらないウレタンはありません。
ポケットコイル
ポケットコイルは、スプリングを一つ一つ袋の中に入れています。ソファに座った際に外からかかってくる力を一つ一つのコイルが受けて、力を分散させています。
これによって一箇所に力が集中しにくく、ソファの中ではスプリングとしてとても優れており他のスプリングと比べると柔らかな弾力を得られ、へたりにくいソファと言えます。他のスプリングと比べると高価です。
Sバネ
S字を連続させたような、波状のバネです。ポケットコイルやコイルスプリングのように上下でなく、平べったく左右に伸びている形状のため厚みの少ないソファを作ることができるため様々なソファに使われています。
また、へたり防止のために他のスプリングと併用されることも多いです。
コイルスプリング
スプリングが連結されており、座った際に全体に力が分散され安定した座り心地が得られます。どの位置に座っても同じ座り心地を得ることができ、ポケットコイルと比較すると程よい硬さのクッションです。床付き感はありません。
ウェービングベルト
布製のクッションで、布の太いテープを織るように交互に張ることによって、弾力を生み出します。金属製のものと違って座った時に軽く、ギシギシ音がせず、比較的安価なソファを作ることができます。
また、弾力性を強化するために他のスプリングと併用することがあります。ウェービングテープだから質が悪いとは安易に言えません。
素材
ソファの表面を覆っている素材は、それぞれ特徴があり、もちろん私たちの好みもありますよね。長持ちするのはどの素材なのでしょうか。
本革
天然皮革は文字通り動物の革を使っているので、高価なソファが多いです。お手入れをきちんとしていれば、長く使うことができます。表面がさらっとしているので日々のお掃除は楽です。
座った時に冷たい印象があるかもしれませんが、レザー(合成皮革)と比較すると、体温に馴染んで心地よいです。
レザー
レザーと表記されているものは人工的に作られた合成皮革をさします。汚れに強く、拭き掃除だけでお手入れができるのでお子さんや、ペットとの暮らしにぴったりです。
本革と比較するとカラーバリエーションが幅広く、本革と見紛うようなしっとりとしたレザーも多くあります。ただし、直射日光には弱く劣化しやすいのでご注意を。経年劣化でボロボロと表面が剥がれてきたりします。
ファブリック
表面の質感や触り心地がよく、色のバリエーションが一番豊富で、様々なインテリアコーディネートに調和します。
織りによるグラデーションやプリント柄などデザインも様々です。値段の幅が広く、様々なソファに使われています。長年使っていると毛玉ができてしまったり、汚れの染み付きなどはなかなか避けられません。
使い方次第で寿命はだいぶ変わります
ソファは様々な素材を組み合わせて作られており、その組み合わせによってへたり具合や、寿命も異なりますが、何と言っても使い方次第で寿命は半分にも、逆に倍にもなります。どんなことに気をつけて使っていけば、お気に入りのソファと長く付き合えるのでしょうか。
ペットがいる
ペットとの共同生活では、ソファの素材は合成皮革がおすすめです。何と言っても、汚れても拭き掃除で済むのはストレスが少なく、水分が浸み込みません。しかしながら合皮の場合引っ掻きに弱い部分もありますので注意が必要です。
子供がいる
子供がいる場合、年齢によっても使い方は様々で、大人の想像を超えた座り方や使い方をすることで、中のスプリングが実際の寿命より早くへたることがあります。
布製のカバーだと触り心地が良く、家族全員が気持ちよく過ごせますが、食べこぼしなどの汚れは避けるのが難しいので、その観点では掃除しやすい合成皮革がおすすめです。
いつも同じ場所に座っている
ソファの中のスプリングはいつも同じところに座っていると、同じ箇所が力を受けて段々とへたってきます。長持ちさせるためには、いつも片寄った場所に座らずに、重さの負担がかかる場所を変えてあげることで表面も中身もへたりにくくなります。
上に立つ、ジャンプする、膝立ちをする
ソファの中のスプリングは局所的に力がかかることに弱いです。ソファに日常的に立ったり、ジャンプしたりすると中のスプリングへの負担が大きく、ダメージは免れません。
座る場合には重さが分散されやすいのですが、面積の狭い足の裏からの重さは一箇所に集中してしまいます。
長持ちしやすい素材別おすすめソファ
ソファを分析してへたらないソファはどんなものを選べば良いのか、長持ちするソファはどんなものなのかを考えてきましたが、それぞれの素材にメリット&デメリットがあることが分りました。素材を踏まえて、どんなソファなら長く使えるのか、自分にあったソファを選ぶことで、お気に入りのソファをより長く使えます。
ポケットコイルで長持ち
ポケットコイルはやはりソファの素材の中では座り心地がよくへたりにくいと言えます。様々なポケットコイルのソファからおすすめをぜひご覧ください。
こたつもソファも高さ調節できるリビングダイニングセット 2人掛けソファ
ポケットコイルを使用した座面は座り心地がよく、座面も広いのでいつも同じ場所に座ってしまうことも少なくなります。脚が取り外しできるので、ダイニングセットとして、ローソファとして、スタイルを変えて利用できるので、長く愛用していただくことができます。ファブリックは4色揃い、それぞれ汚れが目立ちにくい落ち着いた色合いです。
贅沢な座り心地を堪能 グランドサイズコーナーカウチソファ
Sバネにウェービングベルト、ポケットコイル、ウレタンとこだわりが集結した内部構造。座り心地はもちろん、へたりにくい構造でいつまでも贅沢な座り心地が持続します。上質な触り心地の良いファブリックはベージュとブラウンの2色。同色のクッション4つも特別にセットになり、全体の統一されたシンプルな美しさは格別です。
本革で長持ち
長く使える本革のソファで極上の座り心地をいつまでも味わっていただけます。本革ならではのしっとりとした肌触りと座った時の包み込まれる気持ちよさは他にはありません。
天然本革が暮らしをランクアップ リアルレザーソファ 3人掛け
天然皮革の中でも、しっとりとした滑らかな肌触りなのが牛革です。もちろん内部構造にもこだわり、ポケットコイルと、比重の違うウレタンを使ったクッションの座り心地は包まれているかのようです。立ち座りが楽なシートハイ43センチ。ふかふかの肘掛けは心地よく、55センチのハイバックで頭までゆったりと預けて座ることができます。
しっかりした枠で長持ち
ソファの枠がしっかりしていなければ、長く使うことはできません。しっかりとした上質な木枠のソファをおすすめします。
本格派デザイン 16色から選べる伸縮・伸長式北欧天然木すのこソファベッド
ノルウェーの厳しく寒い冬を耐えて育った天然木を使用した木枠は、木目が詰まって害虫にも強い素材です。はっ水加工が施されたファブリックなら汚れにくくお手入れも簡単なので長持ち。クッションはボタン留めで型崩れがしにくく、3層構造でへたりにくい素材になっています。ソファにもベッドにも使えて、シンプルでおしゃれな北欧デザインなら長く使えます。
ペットにはペット専用のソファを用意して長持ち
ペットと共同でソファを利用すると長持ちしにくいのであれば、ペットに専用のソファを用意することでお互いが心地よく過ごせること間違いなしです。
ボタン留めが目を引くラグジュアリーなデザイン ペットのためのソファ グレージュ
大事な家族であるペットが使う家具だからこそ、デザインのみならず、品質評価機構でマットレス耐久試験、生地試験、脚部強度試験に合格した本格的なペットソファがおすすめです。マット部分はカバーリングですので手洗いすることができます。傷つきにくいファブリック生地で綺麗な状態を長く保つことができます。
まとめ
ずっとへたらないソファは手に入れられませんが、使い方や選び方次第で「へたりにくいソファ」を手に入れることができることがお分りいただけましたでしょうか。ぞれぞれの使う人にあったソファ、好みをじっくり検討することで、大事に使うことにも繋がります。インテリアデザインの観点からのみでなく、素材と使い方を知った上で購入するソファは、きっと長く付き合っていけるソファです。