頭まで支えてくれる安心感から、ハイバックソファを選ぶ方は多いでしょう。ですが背もたれが低いからといって、必ずしもデメリットばかりとは限りません。今回はローバックソファをチェックし、ハイバックとの違いや魅力をご紹介します。
ローバックソファの特徴
まずはローバックソファの特徴を見てみました。
背もたれが低いと開放的
ローバックソファは名前の通り背もたれが低く作られています。商品によってサイズはまちまちですが、ローバックは高い商品でも70cmほどしかありません。一般的なソファの背もたれは80cm前後で、それ以上になるとハイバックにカテゴライズされることが多いです。
そして低さゆえに、ローバックソファは設置しても部屋が狭苦しくなく、開放的に感じられます。背もたれが視界を遮らず、ソファによっては跨いで移動することすら可能です。
コンパクトさや可愛さもある
背もたれが低いことで、ソファ全体が小さく見えるのも魅力です。スッキリ整ったデザインや可愛らしさを求める方はローバックと言うだけでも理想のインテリアになるでしょう。
加えてハイバックに比べると、ローバックは数も多く、表面生地の色や柄と言った選択肢が多いのも特徴です。
背もたれが低い分座面は広い
ローバックは背もたれが低いためか、座面を広く作っている商品が目立ちます。深く腰掛けるのはもちろん、座面の上で胡坐をかくことも容易です。
サイズ次第ですが、カウチやオットマンがなくても、足を伸ばしたり横になりやすい座面と言えます。ゆったりしやすい広さは、お子さんのキッズスペース代わりにもおすすめです。
ハイバックよりローバックがおすすめのシーン
使用目的などから、ローバックソファを使うのに向いているシーンを考えてみました。
読書やスマホを使っている時
リラックス中、読書をしたりスマホを使っている時は前傾姿勢になりやすいです。猫背ではなくても前寄りで、気づけば背もたれに寄りかかっていない、なんてことはありませんか?無論、頭まで支えることもないため、背もたれの高さが必要ないんです。
またハイバックの場合、頭が上部で固定されるため、本やスマホを高く掲げないといけません。しかしローバックなら低い位置で持つことができ、腕の負担を減らすことができます。
視線をあちこち動かしたい時
ハイバックソファの場合、頭まで支えてくれるのは利点ですが、その分頭の向きも固定されやすいです。テレビなど1点のみを観る時には便利ですが、あちこちにあるインテリアを眺めたり、家族や友人など複数人で話す時には不便です。
リビングダイニング
ソファをリビングダイニングに設置する場合も、ローバックがおすすめです。リビングとダイニングが一体化していることはもちろん、キッチンからも繋がっている部屋なので、背もたれを低くすればより広々とした空間になります。
また背もたれに遮られるソファの向こう側を確認できますから、お子さんの様子を見ながら料理をしたり、来客時にタイミングを計って配膳することも容易です。
ローバックソファのデメリットは?
ではローバックソファにデメリットはあるのでしょうか。
寄りかかった時に頭が安定しない
ハイバックは1点のみを観るのに向いているとしましたが、反対にローバックは首や頭が安定しにくく不向きです。テレビ視聴などが主な用途なら注意しましょう。
ただリラックス時は姿勢を崩して座ることも多いので、浅く座って寄りかかれば背もたれの高さが必要ないこともあります。普段の座り方を思い出して、ローバックにこだわるかハイバックに切り替えるかを考えましょう。
同じ姿勢で疲れる
背もたれが低いローバックは、座り方が限定されやすいのもデメリットです。ハイバックはリクライニング付きならカウチやベッドのようにも使えるため、単体でも足を伸ばしたり横になることができます。
時折背伸びをしたり、身体を動かして疲れを解消するのもよいですが、ローバックの場合はクッションを腰に当てる、抱えて座るなど活用すると対策になります。また2人掛け以上のソファを選び、横幅を増やして様々な姿勢を取りやすくするのもおすすめです。
ローバックソファを選ぶコツ
ローバックソファをこれから選ぶなら、以下の点も見逃せません。
リラックス重視なら座面も低く
ローバックソファはあくまで背もたれが低いのであって、座面の高さは様々です。もしリラックス目的で利用するなら、脚のないフロアソファなど座面も低いタイプをおすすめします。
骨組みのしっかりしたタイプだけでなく、座椅子を少し厚くした程度のソファもあり、床に足を伸ばしたり寝転がることが容易です。
移動が多い人には脚付きも便利
一方ソファをダイニングに置くことやキッチンとの往復しやすい点では、脚付きのように高さのあるソファが便利です。
高さがある分、離着席がしやすく、足腰への負担を軽減することができます。家事で料理や配膳担当の方はもちろん、足腰が心配な方にもおすすめです。
疲れ対策なら肘掛けやオットマン付き
座り続けることで疲れるのが心配という方は、肘掛けやオットマン付きのソファもチェックしましょう。
部屋を広くするならシンプルなデザインのソファだとよりスッキリできますが、肘掛けは座面より腕を置きやすいですし、材質によってはミニテーブルの代わりになります。オットマンも、特に高さがあるソファに対して足を疲れにくく、くつろぎやすくしてくれます。
まとめ
ローバックソファは、ハイバックに比べて頭がくつろげないイメージもありますが、普段の過ごし方を1度振り返ってみてください。ソファの座り方によってはハイバックよりもローバックの方が使いやすいです。デメリットも工夫次第でカバーできるので、ローバックソファでぜひ快適な毎日を送りましょう。
おすすめの商品
以下ではソファスタイルのローバックソファをご紹介しています。実際の設置シーンなども確認できるので、具体的なイメージがわかない方もチェックしてみてください。
ゆったりロースタイルと高級感 品格感じるローソファ 2.5人掛けタイプ
肘掛けのついた2.5人掛けのローバックソファです。肘掛けの幅及び背もたれの高さがそれぞれ2パターンから選べ、合計で4通りの組み合わせが存在します。背もたれはハイタイプであっても全体の高さが67cmほどしかなく、あくまでローバックの中でさらにハイローがある印象です。ちなみに背もたれは取り外し可能で、設置時に角度を付けることで、ローバックながらリクライニングのような調整が行えます。
心地よいリラックス空間 北欧モダンデザイン木肘ソファダイニング 2人掛けソファ
木製フレームがよりスッキリした印象を与えてくれるローバックソファです。脚がしっかりついていても全体の高さは71cm、背もたれ単体では40cmほどしかなく、圧迫感はありません。座面と床の間は20cmあるため、ちょっとした収納スペースを作れるほか、ロボット掃除機などが通りやすいのも魅力です。ナチュラル系や北欧風で部屋を彩りたい方にぜひ。
シーンに合わせてレイアウト自由自在 カバーリングモジュールローソファセット
見た目にもふかふかな印象を与えてくれるローバックソファです。シーンに合わせてぴったりの配置、組み合わせを選べるモジュールタイプでもあり、単品やセットなど好みで決められます。1人掛けソファはもとよりコーナータイプ、肘掛けの有無にオットマンの追加など種類も豊富です。また表面はカバーリングタイプであり、シミや汚れなどのお手入れもできます。
おうちの中で一番くつろげる場所になる 3wayソファベッド 幅60cmタイプ
展開してベッドとしても使用できるローバックソファです。ソファとして組み立てた場合の高さは55cm、座面のみを広げてカウチソファとしても楽しめます。こちらの幅60cmタイプはコンパクトさもあり、限られたスペースにもぴったりです。窮屈さを感じても、ソファを展開してカウチやベッドにすればゆったりできます。
組み合わせ自由に様々なスタイルを作れる 日本製コーナーローソファセット
座面がほぼ床と同じ高さしかないため、背もたれを含めても30cmしかない超ローバックなソファです。ラグや畳の部屋など、床に直接座って過ごすことが多いシーンに向いているほか、お子さんのキッズスペース用にもおすすめします。1人掛けずつのパーツに分かれているためL字やコの字はもちろん、プレイマットのようにくっつけて並べたり、向かい合わせや切り離して設置するなどレイアウトも自在です。