ダニが発生しにくいと言われている革のソファー。本当にダニが発生しないのか気になる方も多いのではないでしょうか。実は、革のソファはまったくダニが発生しないわけではありません。ただし、適切な使い方、掃除の仕方を知っていればダニの発生を抑えられます。
今回はダニ対策とダニが発生しにくいおすすめの革ソファーを紹介します。ぜひ、革ソファーに興味がある方は参考にしてみてください。
革のソファーにもダニは発生!発生のしやすさを比較
すでに申し上げた通り、革のソファーにもダニは発生します。そもそも、ソファーにはなぜダニが発生してしまうのか。どこに発生してしまうのか。いろいろな角度で解説していきたいと思います。
素材で比較
ダニの発生しやすさは素材によって大きく変わります。合成皮革・本革のような革、布、フレームに使われる木・金属を比較してみましょう。
合成皮革、本革
革はダニを通さないので、ダニが発生しにくいと言われています。しかし、100%安心ではありません。ホコリがある所には、ダニが集まってくるからです。
表面がツルツルのためホコリがつきにくいですが、革の継ぎ目、背もたれやひじ掛けとの堺の部分、ソファーの下など、ホコリが溜まりやすい箇所は存在します。そこにダニが住み着いてしまうのです。
布
布にはホコリや小さなゴミが吸着しやすく、払った程度ではなかなかとれません。しかも、布の目地からダニが内部に侵入。そのため、布のソファーは、革よりもダニが発生しやすいと言ってよいでしょう。
こまめに掃除機で吸ったり、カバーをクリーニングするといった対応が必要になります。
木や金属
木や、アルミといった金属は硬くてツルツルしている素材なので、ダニはくっつきにくいです。ひじ掛けや、背もたれがそういった素材でできているものは、ダニの発生確率が低くなります。
ダニを極力避けたい場合は、座面や背もたれのみ布や革で、木製や金属製のフレームがむき出しになっているタイプを選びましょう。
形状で比較
ダニの発生ポイントは素材だけでなく、ソファーの形状も関係します。ソファーの形状ごとに、ダニの発生しやすさにどんな違いがあるのでしょうか。
脚なし
脚のないソファーは底部にホコリが溜まりやすいもの。ソファーを動かさないと掃除ができないので、ホコリが大好きなダニは、ソファーの下に集まってきてしまいます。
しかも、ソファーの底部が革ではなく布の場合は、そこからダニがソファー内部に侵入してしまうかもしれません。狭い隙間でも掃除できるグッズも売られているので、うまく利用して掃除しましょう。
脚つき
脚つきならば、ソファーを動かさなくても床の掃除が簡単にできます。床から10cm以上の高さがあれば、ルンバの使用も可能です。
また、脚付きの利点は掃除のしやすさだけではありません。ダニは湿気も大好きなので、湿気を溜めないのも大事なポイント。脚の高さがあるほど風通しも良く、湿気が溜まりにくいので、ソファー下部にダニが住み着いてしまう心配がありません。
革のソファーにダニを発生させないためのポイント
さて、どんなソファーを選べばよいかわかったところで、ダニを発生させないためのポイントもご紹介しておきましょう。
ソファーの周辺で飲食をしない
ダニは食べかすが大好きです。人間の食べ物は、だいたいダニの食べ物になります。ソファーの周りでの飲食は、なるべく控えるようにしましょう。
スナック菓子の細かいカスなどにも要注意。もし飲食した場合は、早めに掃除しておいたほうが良いですね。
定期的に部屋の換気をする
ダニは湿気を好むので、一日に一回は窓を開けて、換気しましょう。湿度55%以下ならば、ダニは生息できません。
エアコンや除湿機を使用するのもおすすめです。梅雨から夏にかけては、特に気をつけましょう。
汚れ対策にシートやカバーを敷く
汚れ防止のために座面に敷くシートやソファーカバーを活用するのもおすすめです。シートやカバーをこまめに洗うことで、ダニのエサになる汚れが溜まるのを防げます。
ソファー自体の掃除を毎日するのはちょっと大変…。と感じる方や、お子さんやペットがソファーを汚してしまわないか心配という方にもぴったりの方法です。
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こまめな掃除も忘れずに
ダニは、食べかすのほかに、垢やフケも好みます。人がいるだけで、ダニに餌をあげているようなものです。ダニの餌や水分はホコリに吸着するので、ダニはホコリを好むのです。
1gのホコリの中には、2000匹のダニがいるのだとか。数字にして見るとゾッとしてしまいますね。ダニの餌をなるべく減らすためには、やはりまめな掃除が必要になります。
革のソファーの掃除の仕方
ダニ対策として、欠かすことのできない掃除。革のソファーは、どのようにして掃除したらよいのでしょうか。
ブラシを使う
あまり凹凸のないように見える革でも、細かなシワや、毛穴などがあります。掃除用のブラシを使い、シワや毛穴に入り込んだほこりをかき出しましょう。
しかし、あまり力を入れすぎて、革が傷ついてしまってはいけません。ほこりが周りに舞ってしまっても逆効果。優しく撫でるようにすれば充分です。
掃除機、粘着テープを使う
背もたれや、肘掛けとの境目の部分は、掃除機の細いノズルを使ったり、カーペット用の粘着テープを使って掃除しましょう。
この部分は、ほこりが溜まりやすいので、こまめにチェックしましょう。
布で拭く
水で濡らして固く絞った布で拭き、その後乾拭きをしましょう。本革は乾拭きが基本で、水拭きは頻繁に行わないのが傷めないコツです。ちなみに、ソファーを濡れたままにしておくのは厳禁。劣化の原因になります。
さらに、水分はカビの原因に。カビ自体も嫌ですが、カビはダニの餌にもなりますし、健康への被害も考えられます。ダニと合わせて対策していきたいですね。
ダニへの対処方法とNG対処方法
もしダニが発生してしまったらどうすればよいのか?対処方法と、やってはいけない対処方法を紹介します。
ダニ捕りシートを使用する
もしソファーにダニが発生してしまったら、ダニ捕りシートや、ダニ除けシートを使用しましょう。ダニを捕獲して捨てるタイプや、ダニを追い出す効果があるタイプ、中には殺虫成分が入っているものもあります。お子様やペットがいる家庭では、危険性の無い物を選んでください。
購入する際は、成分を確認してから、購入しましょう。
NG!消毒用アルコールの使用
清潔さを保つために、使用したくなる消毒用アルコールですが、あまり頻繁に使うと、合成皮革の場合でも、本革の場合でも、劣化を早める原因になってしまいます。
消毒や洗剤を使いたい場合は、ソファー専用の製品を使用しましょう。ソファー専用のクリーナーを使う場合でも、ソファーの目立たない部分で試してから使用してください。
NG!ドライヤーの使用
ダニは高温に弱いので、ドライヤーを使ってダニを退治しようと考える方がいるようです。しかし、ドライヤーの熱だけではソファーの内部まではなかなか届かず、内部にダニが逃げてしまうだけです。
ダニ対策の効果が無い上に、ドライヤーの熱は革の劣化原因にもなります。特に本革のソファーにドライヤーは厳禁です。それに、ソファーに付いているほこりを舞い上げてしまい、ホコリを吸い込んでしまう事にも。
ダニが発生しにくいおすすめソファー
ダニが発生しやすい条件はホコリ、湿気、さまざまなカスなど汚れなど。しかし、生活する上でそれを出さずにいるのは不可能です。するとソファーを選ぶ際は、掃除のしやすさや、ホコリや湿気、汚れのつきにくさ、掃除のしやすさがポイントとなります。今回はダニの発生しにくいソファーを選んでみました。ソファー選びの参考にしてください。
自然の木の美を生かしたシンプルさ 天然木デザインソファ 3人掛け
こちらは、天然木を使用した、凛とした雰囲気を持つ美しい合皮ソファーです。革の継ぎ目や、凹凸が少ないので、ホコリが溜まりにくく、掃除も楽ですね。肘掛けには木材を使用しているので、清潔さを保てます。さらに、ソファーの下部は20cmの高さがあるので、掃除が行き届きやすく、通気にも優れています。
こだわりのデザインでグレード感アップ ヴィンテージスタンダードソファ 2人掛けタイプ
置くだけでインテリアがキマるこちらの革ソファー。ヴィンテージ感のあるフェイクレザーが、空間を引き締めてくれます。背もたれのクッションや、座面を取り外せるので、ホコリの溜まりやすい、背もたれとの境目の掃除に悩まなくてすみますね。足の高さは約15センチ。ルンバも楽々入れてお掃除も楽々です。
贅沢に気品のあるホワイト シンプルモダンカウチソファ 3人掛けタイプ
ボリューム感のある背もたれや、肘掛け、鋼鉄S字スプリングのバネを使用した座面は坐り心地抜群です。カバーに使用されている、合成皮革(PVCレザー)は、傷や汚れにも強いので、扱いに気を使わなくても大丈夫。床からの高さは、約10cm。ルンバも楽々通れて、モップや掃除機での掃除もできます。低くして使いたい場合は、脚を取り外すことも可能。
高級感溢れる空間に 棚付きソファダイニング 2人掛けソファ
ソファーの近くで飲食しない事をおすすめしましたが、ダイニングソファーの場合はそういう訳にはいきませんね。そこで、なるべくシンプルで、ひじ掛けの無いタイプのダイニングソファーを選んでみました。これなら掃除も楽なので、ダニ対策もしやすいです。カバー素材の合成皮革(PVCレザー)は汚れや水分に強いので、ためらうことなく水拭きしていただけます。
高級感あふれるフロアスタイル フロアコーナーカウチソファ オットマンセット
お子様やペットがいるお家には、こちらのローソファーがおすすめです。軽くて移動が楽なので、ソファーをどかして掃除機をかけるのも苦になりません。背もたれのクッションは移動可能。一つ一つ丁寧に掃除ができます。掃除がしやすく、使い方の幅も広いですよ。背もたれはハイタイプとロータイプからお選びいただけます。
【まとめ】ソファ選びは素材や掃除のしやすさも大切
革のソファーというだけで、ダニが発生しないわけではありません。しかし、革はダニを内部に侵入させないのは確かです。あとは、汚れが溜まりやすい部分のまめな掃除を心掛ければ、ダニの発生を阻止できます。ソファーを選ぶ際には、素材だけでなく、形状にも注目してみてくださいね。掃除のしやすさがカギになります。