和室は好きだけれど、今の生活でなかなか活用しづらかったり、脚を曲げて座る生活に慣れていないことで和室を持て余してることはありませんか？実は、ソファは選び方次第で和室に置けるのです。ソファを和室に置ければ居間として使うことができたり、スペースを無駄なく利用できます。日本のしつらえにあう和風もしくは和洋折衷なソファを見つけて、新しい和室とソファの相性を探っていきましょう。
なぜ今まで和室にソファを置かなかった？
なぜ和室にソファを置かないのでしょうか。和室にソファを置くと、どうしても和洋折衷を無理やり混ぜていた「昭和っぽい」雰囲気になってしまう場合があります。どうしてイマイチな印象になってしまうのでしょうか。和室にソファを置く場合何を避けたらいいのか、例を交えて考えていきましょう。
畳に絨毯
和室にソファを置く時に、畳を守るために絨毯を敷くという発想があると思います。もしすでにお持ちのソファが脚付きのもので畳を傷つけてしまうのであれば、案として間違った発想ではないのですが、ここに問題が一つあります。
絨毯の選び方次第でどんなソファを置いても野暮ったくなってしまうのです。あまりにも和室に合わない西洋なデザインの絨毯を敷いたり、ビビットなカラーの絨毯を敷いたりすると絨毯が際立ってしまいます。
和室の天井は低い
和室は座って生活することを前提としているので、洋室と比べて10センチ以上天井が低く作られている場合が多くあります。実際に床に座った場合に、低いほうが部屋のバランスがいいからです。その天井が低く作られた部屋に、洋室で使われる前提のソファを置いてしまうととても狭苦しい印象の部屋になってしまいます。
和室の良さが活かされない
ソファを置いて使うのにうまくいかない原因は、和室の良さが隠れてしまうからです。床の間の美しさを隠さないソファを選び、和室の良さもしっかり活かして、「見せる」インテリアはいかがでしょうか。
座った時に美しく見えるように配された和室の良さを、隠さないソファの高さと配置を考えるとリビングとして使う可能性が見えてきます。
和室でソファはどんな使い方をする？
実際に和室にソファを置いた場合にどう使うことができるのか考えていきましょう。和室の良さと活かしたソファの使い方はどのような方法でしょうか。リフォームなど大掛かりなことをせずに、心地よい和室での過ごし方を探しましょう。
冬はコタツ
日本の冬といえば、こたつですよね。最近はモダンなスタイルのこたつも増えてきていますので、あの心地の良い空間は出来るなら取り入れたいものです。
基本的にはこたつは座卓にヒーターがついたものですから、低い位置のテーブルになります。もちろん天井の低い和室に適した家具です。こたつを使いながら、ソファを利用する方法を探る必要がありますね。
築年数の古い家の和室の活用
築年数が古い家は大抵和室があります。そして障子や襖が間仕切りやドアとして使われているので椅子に慣れている生活の中での和室の利用は時に難しいものです。でも大きな変更をしなくても、モダンな障子や襖紙に変えるだけで雰囲気を大きく変えることができます。
また、畳に痛みがあるけれど張り替えたくない場合は、ロール状になったフローリングの板だけを絨毯のように購入して敷くこともでき、リフォームする必要はありません。諦めずに少し工夫してみると、部屋の活用方法が見えてきますよ。
畳でもソファでも寝転びたい
和室なら、床座りと寝転べる環境を維持したまま、今の生活で使いやすい部屋にしたいと考えるのは普通のことですよね。気軽にゴロンと転がることができる畳は時には使い勝手がいいものです。ソファも座るだけでなく、寝転がったりリラックスして使いたい場所ですから、その共通点で接点を探していくのもいいですね。
和室も色々ならソファも色々
さて、和室に関して考察してきましたが、実際に和室にソファを置きたい場合は、どんなソファの選び方をすると、それぞれの良さを引き出した使い方ができるのでしょうか。具体的にどんな和室にどんなソファが置けそうか考えていきましょう。
モダンな和室
畳や障子などがすでにモダンな作りで、小上がりがあったり、畳も毛羽立ちにくいものだったりする場合は、小ぶりな落ち着いたトーンのソファを選べばほぼ間違いないでしょう。
部屋全体になじむようなナチュラルカラーのものや、天井が低いことを考慮した少し低めのソファ、またサイドテーブルも和室に合うような低めの座卓に近い高さのものを選ぶなどすると和洋折衷なしつらえになるでしょう。ソファを選ぶ際には、脚が床材を傷つけないか考慮した上で選ぶ必要があります。
昔ながらの和室
和室ならではの雰囲気を損なわないようなソファを選びましょう。ローソファであれば、座面と床の高さがあまり変わらず、座布団感覚でソファを使うことができます。また、床の間などを隠すことなく置けるのでバランスが取れます。
脚がなくフラットな底面のものであれば、畳を傷つけることもありません。色は和室の壁、もしくは畳の色に合わせたアースカラーに近いものを選ぶと失敗が少ないと思います。奇抜な色や素材を選んでしまうとソファだけ仮置きしているような雰囲気が出てしまいます。
洋室と続きの和室
洋室の隣に襖で仕切られて和室がある場合もあります。思い切って襖を外してしまい、隣の洋室の雰囲気をうまく和室にも引き込むという方法もあります。並んでいるからこそ、洋室と和室に似たデザインの家具を置く、家具の色を統一する、同一作家の絵画を飾る、襖とカーテンの色を揃える、など和洋合う色合いや物づかいで2つの部屋をまるでグラデーションで混ざったようにしてしまえば、和室にソファを置いても馴染んで見えてくるでしょう。
注意点としては、和室と洋室の間には鴨居があったり、天井の高さが違っている場合があります。その場合は家具の高さを全体的に低くするなどの工夫で乗り切りましょう。
和室に合うソファとは？
さて、和室の工夫の仕方について迫ってきましたが、実際におくソファはどんなものがいいのでしょうか。ここまで考えても合うソファが無ければ意味がありません。和室に合うソファの要素を分析していきます。
床に近いローソファ
和室は天井が低いという話が今までに何回か出てきました。天井がネックとなり手狭な感じが出てしまうのであれば、ソファ自体が背もたれの低いタイプを選んでみましょう。
ローソファと言われる背もたれの低いタイプのソファはデザインも豊富に揃い、素材や組み合わせのバリエーションの優れたものがたくさん出ています。色の選択肢も豊富です。
畳を傷つけないソファ
畳の上にそのままソファを置きたい場合は、脚が外せる、もしくは脚のないソファの底面がフラットな仕様になっているものを選ぶといいですね。
脚が外せるものであれば、洋室でソファを使いたくなった時に脚をつけることができます。また脚が外せるタイプのソファはこたつと合わせて使うことができるような低さのものもたくさんあります。和室の良さを活かした生活ができそうですね！
クラシックなデザイン
広さのある和室であれば、少し大きめのソファセットでも入れてもバランスが取れます。また、クラシックな落ち着いた雰囲気のデザインであれば、和室に合います。あえてアンティークのようなデザインのものを選ぶのも、まるで大正時代のようなモダンレトロな雰囲気が出てオシャレになります。
注意点はやはり天井の低さです。ソファの高さに注意して選ぶことで、室内でのソファの圧迫感を抑えられ、バランスのいいお部屋が作れます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ご自宅の和室の良さ、今後どう使いたいかを分析すれば、今の生活に合う和室の活用法が見えてきます！使いづらかった和室が、ちょっとした工夫でソファを置いた居心地のいい空間になりますよ。せっかくの和室を無駄にしては勿体無いです！日本人らしく、そして現在のライフスタイルにあった家族に愛される和室をソファと一緒に作ってはいかがでしょうか。
おすすめの商品
ソファは洋室にだけでなく、和室にもしっかり似合う、使い心地のいいソファがあります。和室で使いやすいソファをおすすめ商品として集めました！ソファを使うとどんなイメージなのか、どんなソファが置けるのか、実際に見ていきましょう。きっとあなたの和室に合うソファが見つかりますよ。
高級感のあるデザイン カバーリングフロアソファ 2人掛けタイプ
広々とした座面でゆったりとくつろげる、どっしりとした印象のソファ。こんなソファも和室に合います。理由はローソファなので天井が低くても部屋全体のバランスが取れ、大きなソファでも部屋が狭く感じないからです。また座面が低いからこそこたつと一緒に使うことができますので、和室にぴったりですね。
大人のブラウン スタイリッシュキルティング加工ソファベッド
脚が外せるためローソファにすることができます。落ち着いたクラシックなデザインだからこそ、和室に馴染みます。また、和室をゲスト用のお部屋として現在利用しているのでれば、このソファなら簡易ベッドに変えることができます。普段はソファでくつろげるお部屋として、ゲストが泊まる際にはベッドルームとして使うことができて便利です。
選べる形 こたつに合わせるフロアコーナーソファ コの字タイプ
こたつと使うことが前提のソファであれば、和室に合うこと間違いなしです。コの字型、L字型とスタイルと、サイズが選べるので部屋のサイズにフィットするソファが必ず見つかります。特に小さなお子さんがいるご家庭や、すでにソファセットはあるけれど和室を活用したい方におすすめできるソファです。
背もたれを広げてカウチスタイルに変形 フロアタイプコーナーソファ Bタイプ
ふわふわクッションが心地よく、背もたれを広げれば寝転がれるカウチに。こたつと一緒に使えるソファは組み合わせを選んで購入することができ、さらにこたつのシーズンが終わったら自由に組み替えて模様替えも簡単にできます。カラーバリエーションは4色揃い、いずれも落ち着いたアースカラーで和室に馴染みます。畳を傷つける心配がなく、持ち運びもできる軽量ソファです。
贅沢すぎるボリューム感 フロアタイプリクライニングソファ 4人掛けタイプ
シンプルでありながら、ボリュームがありふわふわな存在感のあるリクライニングができるこんなソファも和室に置けます！2人掛けから4人掛けまでサイズを選ぶことができ、合皮のレザーのカラーはアイボリー、ブラック、ブラウンの落ち着いた3色。同色のクッションも2つ付いてくるので別で揃える必要がありません。
