ソファは布で包まれている家具ですから、木製や金属製の収納家具類に比べると毎日体に触れている面積の大きく、どうしても汚れやすい家具です。どうしたらソファを清潔に気持ちよく使うことができるのでしょうか。どんなソファを選べば掃除が楽なのか、素材から仕様まで考えていきます。
ソファ掃除の困った!の代表例
ソファの掃除、どうしてますか?コロコロで簡単に表面を掃除するくらいで普段あまり掃除らしい掃除はしませんよね。でもふとした時に気になる汚れやホコリ。どういうところに溜まったり、汚れがついたりするのでしょうか?
隙間に埃がたまる
ソファは複数のクッションが組み合わさって構成されていますが、その隙間にホコリが溜まりがちです。しかもなかなか掃除がしづらいですよね。
小さなお子さんがいるご家庭では、おもちゃが出てきたり、無くしたはずのものが見つかったりするのも、クッションの隙間だったりします。
ファブリックにシミがある
お気に入りのソファだからこそよく利用し、時には食事をしたり…なんて過ごしているとなかなかソファのシミを避けるのは難しいものです。
無色の飲み物ならいいのですが、ワインなど色が濃く落ちにくいものはなかなか厄介。特に来客時はソファで飲食をしてくつろぐことも多いですし、食べこぼしを防ぐのが難しいものです。
ソファの下の埃に届かない
ソファの表面は見えるところなのでなんとか掃除できても、ソファの下や背面は手が届きにくかったり動かすのが大変なので、「大掃除の時に…」と後回しにしていませんか?
特にソファの下は、背面のように壁との距離を空ければいいという単純なことでなく、ソファ自体を動かさないと掃除ができません。
知らないうちに付く皮脂よごれ
汗ばむ季節に座ったり、背もたれが高く頭が常にソファが触れていたり、いつも肘掛の同じところに手を置いているなど、理由は様々ですが体からでる汚れがソファに少しずつ蓄積します。
脂も含まれているので時間が経つと黒ずんで落としにくくなってしまうことも…。
ソファの掃除を楽にしたい
ソファは大きな家具なので家の真ん中にドンとあって目立つ割に、意外と掃除が面倒な家具です。棚やテーブルのように拭き掃除でさっと終えられればいいのですが、そうはいきません。どんな掃除をするといいのか、そしてどんなソファなら簡単掃除で済むのか考えていきましょう。
まずは基本の掃除方法
普段のソファのお掃除はどのようにしていますか?買ってから掃除機やコロコロを簡単にかけるくらいで掃除をしたことがない人も多いかもしれません。ソファのお掃除の基本を素材別にみていきます。
布製のソファ
普段のお掃除は掃除機とコロコロでホコリや髪の毛を取り除きましょう。最初に素材の確認が必要ですが、汚れがある場合は中性洗剤を薄めてタオルなどに染み込ませ、叩いて汚れを出します。
また重曹の粉をソファに撒いて放置した後に掃除機を使って吸い込むという方法もあります。重曹は夜にソファの上に撒いて朝掃除するのがおすすめです。
合成皮革のソファ
水や汚れに強い合成皮革の場合は、ソファに傷がつかないようにホコリを掃除機などで吸い取った後、中性洗剤の布、水拭き、乾拭きと拭き掃除で汚れを落とすことができます。ソファの素材の中では一番掃除が簡単です。
本革のソファ
ホコリなどを掃除機で優しく傷つかないように吸い取ります。しっかりと絞った布で水拭きをし、ふき取るように乾拭きをします。水拭きはシミにならないかテストしてから行いましょう。
その後、革専用クリーナーで全体の汚れを取っていきます。クリーナーが乾いた後に保護クリームを全体に塗り、再度乾かします。最後に乾拭きをして終了です。
初めて使うクリーナーや保護クリームはシミにならないか確認をしてから使うようにしましょう。
掃除が楽なソファの素材
これからソファを購入予定だったり、買い替えをする予定であれば、どんなソファであれば掃除が楽なのか、確認をしてからの購入がオススメです。お掃除があまり得意でなければ、掃除が楽なソファを選ぶことで簡単な掃除でいつでも清潔に保つことができます。
総ウレタンならソファごとラクラク持ち上げられる
総ウレタンのソファは他のソファに比べて骨組みがない分軽く、楽々と持ち上げることができます。
掃除機をかける時もソファを移動して床全体を掃除することができます。ソファを避けてコードが絡まることもなく、ソファ下のホコリもしっかり掃除できます。
合成皮革でラクラク拭き掃除
ソファの基本の掃除方法で素材別の掃除方法を紹介しましたが、一番楽に掃除ができるのは何と言っても合成皮革です。合成皮革は水に強いので染み込まず、汚れが表面にとどまります。
子供の食べこぼしや、ペットの粗相なども洗剤を使った拭き掃除で綺麗にできます。ただし汚れも放置してしまうと染み込んでしまうので日常的に汚れたら拭く習慣を付けるといいですね。
掃除が楽なソファのかたち
掃除のしにくいソファがあるのであれば、掃除がしやすいかたちのソファがあるはずです。さて、どんなかたちのソファを選ぶと掃除がしやすいのでしょうか。
脚の長いソファ
ソファ本体が床から10cm以上離れていると、ロボット掃除機が床とソファの間に入ることができます。ロボット掃除機が入るのであれば、モップや掃除機でもソファ下を掃除することができますよね。最初から掃除ができる高さのあるものを選べば、ソファ下はいつも綺麗に保てます。
ふかふかクッション 高さ調節可能ハイバックこたつソファダイニング 4点セット
クッションは布テープで着脱ができるので隙間に溜まったゴミの掃除が楽にでき、クッションをはたいてホコリ落としすることができます。脚の長さは20cmあるのでロボット掃除機が余裕で入ることができ、普段お使いの掃除機でもストレスなくソファの下の掃除をすることができます。グレーとブラウンの2色は汚れが目立ちにくいのも嬉しいですね。
キャスター付き
掃除をする際に動かすのが大変なのがソファです。であれば、キャスター付きのものを選んで掃除がしやすい状態を作ってしまいましょう。
あぐら座もできる横幅 3WAY キャスター・肘付きリクライニングソファーベッド
キャスター付きのソファーベッドなら、いつでもソファ下の掃除を簡単にすることができます。普段ソファとして使っていても、ベッドにすればクッション部分の掃除もホコリがたまる隙間などがなく掃除機がけがしやすいのも魅力です。窓辺の日向に移動させれば、クッション部分を日光で干すことでダニ対策ができ気持ちよく過ごせます。
クッションが動かしやすい
クッションが簡単に動けば、埃を叩いたり隙間掃除もラクラクすることができます。クッションとクッションの間に掃除機のノズルを突っ込んで吸い出す必要がありません。
こたつもソファも高さ調節できる収納付リビングダイニング 3点セット
ソファのクッション部分に縫い目が少なく、ホコリがたまるスポットがありません。座面と背もたれの間は、座面を跳ね上げて収納部を開けば隙間に手が届き掃除が簡単にできます。脚の長さが20cmあるのでソファ下の掃除もストレスなくすることができ、もちろんロボット掃除機も余裕で入ることができます。ソファセットのバリエーションも豊富で脚の高さも変えられるソファとしての機能も充実したソファです。
カバーリングソファ でクリーニング
カバーリングソファ を選ぶと、ソファのファブリックだけを外して洗うことができます。素材によっては自宅の洗濯機で洗えるもの、手洗い、クリーニングと異なります。自分で必要なタイミングで洗うことができれば、ソファの汚れもすぐに対処することができ、綺麗な状態を保つことができます。
センスが光る カバーリングモダンデザインローソファ 3人掛け
デザイナーズソファのような曲線をいかしたデザインが個性的なソファでありながらも、使い勝手の良さの追求にも抜かりないソファ。カバーリングソファなので汚れが気になったら簡単にカバーが着脱でき洗うことができます。また脚の高さが15cmあるのでロボット掃除機が余裕でソファ下に入ることができ、もちろんモップや掃除機がけも楽にでき常に綺麗に保てます。
ソファ掃除を楽にする他の方法
新しいソファを買いたくはないけれど、今のソファを良い状態を保つにはどうすればいいのでしょうか。普段の掃除以外にもできることはあるのでしょうか。
ソファカバーをつける
ソファカバーをつければ、元のソファをすっぽりと覆って保護してくれる役割もあり、汚れたらカバーを洗えば清潔に保つことができます。種類は、伸縮性があってソファの形にフィットしてくれるタイプと、上から四角い布をかけるタイプと大きく分けて2つあります。
フィットするソファーカバーは様々な種類があり、サイズ、肘あり、肘なしなどを選ぶことができ、ずれにくいです。四角い布をかける場合は、ソファカバー用のものを選べば厚手のしっかりした素材があります。
好きな布をカバーできるサイズにしてかぶせたり、テーブルクロスなどの大きな布であればソファをしっかり覆うことができますが、立ち座りをしているうちにずれてくることがあります。
ズレ防止棒付き 鹿の子ニットフィットソファカバー 肘あり2人掛け用
2人掛け、3人掛け、肘あり、肘なし、ソファベッド用とスタイルが選べるソファカバーは5色揃ったよく伸びるニット素材。洗濯機でザブザブ洗うことができるので、ペットや小さなお子さんがいて汚しがちでも頻繁に洗うことができます。カバーはダブつくのではと気になりますが、余った布は付属のズレ防止棒で綺麗に隙間に押し込むことができるのでまるで初めからこのカバーだったかのようにソファにカバーを掛けられます。
プロに頼む
ソファークリーニングは出張サービスで掃除をしてくれます。ソファの素材や大きさ、業者によって値段が異なります。また掛かる時間やすぐに来てもらえるのかなど、対応が様々ですのでよく調べてから頼みましょう。
特に気になる汚れがある場合は事前に伝えておくとしっかり対応してもらえます。クリーニングの仕方も様々で、アルカリ電解水、オーガニック洗剤、シミ抜き、ダニ、カビ、リペア対応など何をしてもらいたいのか、どうクリーニングしてくれるのか確認して依頼しましょう。
まとめ
ソファはどうしてもスタイルやサイズで選びがちですが、実際に生活を始めるとどうしても無視できないのが掃除面です。どんなソファなら掃除がしやすいのかしっかり把握してからソファを購入すれば、いつも清潔で気持ちよく座ることができます。お気に入りのソファを長くきれいに使うために、クリーニングの知識を身につけてからソファを購入しましょう。