合皮ソファーは艶やかで高級感がある人気ソファーですが、使い続けると表面がボロボロになってきてしまいます。では、どうしてボロボロになってしまうのでしょうか?本記事では、合皮ソファーがボロボロになる原因、長持ちするコツ、ボロボロになった時の直し方、合皮ソファーを選ぶポイントを解説します。
合皮ソファーがボロボロになる原因
毎日座るだけでもボロボロになってしまうのが、合皮ソファーの特徴でもあります。合皮ソファーがボロボロになる原因は3つです。お気に入りのソファーの状態を悪化させないために、原因が何なのかを知っておきましょう。
経年劣化
合皮ソファーがボロボロになる一番の原因は経年劣化です。経年劣化すると座面や背もたれにひび割れができ、ボロボロになってしまいます。
合皮は経年劣化すると「加水分解」という現象が起きますが、これは合皮が水分と化学反応を起こす現象です。
直射日光・高温
ソファーに直射日光を当てたり、高温の環境に置くことも原因です。皮がボロボロになった時、表面がパリパリしていて硬くなっています。
これは、皮が直射日光や高温によって乾燥するのが原因です。紫外線で変色することもあるので、合皮ソファーは置く場所に気を付けましょう。
手入れをしない
皮の靴やバッグは手入れすると良いと聞きますが、ソファーも同じです。手入れをしないでいると、上記のように乾燥したり経年劣化がどんどん進んで、状態が悪くなってしまいます。
手入れは大変なイメージがある人もいるかもしれませんが、実は意外と簡単!合皮ソファーの手入れ方法については、後ほど解説します。
合皮ソファーを長持ちさせるコツ
合皮ソファーがボロボロになる原因を理解したら、合皮ソファーを長持ちさせる使い方を知りましょう。結論から言いますと、合皮ソファーのボロボロを完全に避けることはできません。しかし、ソファーの寿命を延ばし長持ちさせることはできます。やらないより、ソファーが長持ちするのでぜひ試してみてください。
直射日光を避ける
合皮ソファーを置くには、直射日光を避け、エアコンの風が直接当たらない場所にしましょう。上記で解説した通り、合皮ソファーがボロボロになるのは乾燥が原因でもあるため、乾燥させないようにすることがポイントです。エアコンの真下は避け、日陰になる位置に置くようにしましょう。
ソファーカバーを使う
直射日光とエアコンの風を避けるのが難しい場合は、ソファーカバーを使いましょう。ソファーの表面に触れることはないため、ボロボロになりにくいです。
万が一飲みこぼしたりで汚れてしまった時のために、洗えるカバーを選ぶと良いですね。カバーとソファーのサイズが合うものを選ぶように気を付けましょう。
定期的に手入れをする
乾燥や経年劣化の進行を抑えるために、年2回くらい手入れをしましょう。夏季に1回、冬季に1回で十分です。手入れ方法はまず、柔らかい乾いた布で優しく拭きます。
ソファーの汚れがひどい場合は、合皮専用クリーナーを使う、もしくはぬるま湯で薄めた中性洗剤を浸して軽く絞った布で拭き取りましょう。中性洗剤で拭いた後は水拭きをし、最後に柔らかい布で乾拭きします。もし水拭きした状態で放置すると、加水分解が進んでしまうので、水拭きしたら必ず乾拭きして水分を取り除きましょう。
合皮ソファーがボロボロになったら
丁寧に手入れをしていても、いずれ経年劣化でボロボロになってしまいます。そんな時は、どのような対応をすればよいのでしょうか。
合皮補修シートを貼る
合皮補修シートを使えば、ボロボロの時より見た目が良くなります。合皮補修シートはインターネットやホームセンターでも購入可能。
やり方は、ボロボロになった部分に合皮補修シートを貼るだけです。ボロボロの座面を簡単に綺麗にすることができるのでおすすめですよ。
新しく買い替える
補修シートを貼っても、使い続ければシートもいずれボロボロになっていきます。あまりにも状態が酷い場合は、新しくソファーを購入するのが最善です。ちなみに合皮ソファーの寿命は5〜7年ほど。購入して7年以上経っているのでしたら買い替え時です。
合皮ソファー選びのポイント
新しく合皮ソファーを買う時に、すぐボロボロになってしまわないように、選び方のポイントも押さえておきましょう。合皮は2種類あるので、まずは素材の種類を知っておくと、失敗を避けられます。
生活スタイルに合う素材を選ぶ
合皮にはPVCレザーとPUレザーがあります。PVCレザーのソファーは水や汚れに強く、お手頃価格で買えます。手入れはさっと乾拭きするだけで非常に楽です。
PUレザーのソファーは本革のように高級感があり、PVCレザーより長持ちしやすいのが特徴です。ただ、PVCレザーより高額となっています。お手頃価格で買えて手入れが楽なのはPVCレザー、質感が良くて長持ちしやすいのはPUレザーです。
耐久性が高いものを選ぶ
これは合皮ソファーに限らず、ソファーを選ぶには耐久性が高いかをチェックすることをおすすめします。耐久性の高さにこだわった合皮ソファーもあるため、商品の説明をチェックしてみましょう。
使われている素材にポケットコイルがあるソファーだともっと良いですね。ポケットコイル使用のソファーはへたりにくく、長時間座っても疲れにくいのが魅力です。
おすすめ合皮ソファ5選
合皮・PVCレザーを使用したおすすめソファーを5つ紹介します。一人暮らしから家族まで、幅広い部屋に置けるソファーを選びました。模様替えや新しい部屋にぜひ取り入れてみてください。
高級感ある合皮素材 コイルスプリング内蔵リクライニングカウチソファ
こちらは、高耐久のコイルスプリングが使われているカウチソファーです。座面はしっかりとした厚みがあり、もっちりとした座り心地を堪能できます。耐久性を重視して作られているためへたりにくく、座り心地の良さもバッチリです。背もたれとひじ掛けは13段階にリクライニングできます。ひじ掛けを倒してカウチにしたり、お昼寝にもぴったりです。
お部屋にアクセントをつける ふかふかフロアカウチソファ
こちらは、リクライニング機能付きのフロアカウチソファーです。ボリュームがあり、ふかふかした座り心地となっています。羽毛布団のような心地良さなので、リクライニングを倒してお昼寝をするのにもぴったり。カラーはお部屋のワンポイントなるレッドと、どんなお部屋にも合わせやすいダークブラウンの2色展開です。
色褪せることのないブラック 木肘レトロソファ 1人掛けタイプ
こちらは、レトロ&モダンな雰囲気がある1人掛けソファーです。レトロ風、アンティーク風、和室にも合います。背もたれは、人がソファーでくつろぐ時に快適だと感じる角度に設計されており、休憩用や作業用にもおすすめです。座面は撥水加工されているので、ダイニング用ソファーにも◎。PVCレザーで汚れに強く、お手入れ簡単です。映画鑑賞など趣味を楽しむ他、のんびりとコーヒーを飲んだり読書する時にも使いたくなるデザインですね。
シンプルな中に大人の存在感たっぷり デザインコーナーカウチソファ
こちらは、生活スタイルや部屋に合わせて自由にレイアウトできるコーナーカウチソファーです。さらにコンパクトサイズなので、置く場所を選びません。本革と変わらない質感で、長年使い続けたような味のあるデザインとなっています。水や汚れに強く、飲みこぼしてしまってもサッと拭くだけでお手入れ簡単です。友達と談笑したり、お酒を飲みながら映画を観て楽しんだりなど、様々なシーンで活躍します。
お手入れも簡単で高級感ある雰囲気が魅力 日本製1人掛ハイバックソファ
こちらのソファーは、首元までしっかりと支えてくれるハイバック仕様となっています。読書や映画鑑賞など、ソファーで長時間くつろぎたい人にぴったりです。背もたれは3段階リクライニングできます。座面にはポケットコイルが使われており、ほど良い弾力とへたりにくさもポイントです。脚の部分は取り外し可能で、お好みでローソファーにすることもできます。
【まとめ】定期的なお手入れで合皮ソファーは長持ちする
合皮ソファーがボロボロになる原因は経年劣化、乾燥、手入れをしないことの3つです。長持ちさせるには、直射日光とエアコンの風を避けた場所にソファーを置いたり、年に2回は手入れをしましょう。直射日光やエアコンの風を避けるのが難しい場合は、ソファーカバーを使うのがおすすめです。既にボロボロになっている状態でしたら、合皮補修シートを貼れば綺麗に隠すことができます。合皮ソファーを大切に使うことで長持ちしやすくなるので、ぜひ試してみてください。