お洒落なインスタにたびたび登場しているデニムソファ。西海岸スタイルやブルックリンスタイルと相性が良く、インテリアをお洒落に仕上げる人気のソファです。デニムソファにはカラーやデザインなどバリエーションがあり、なかにはデニム風な素材を使っているソファもあります。そこで今回は、デニムソファについて詳しく解説しますね!
そもそもデニムとは?
デニムソファを知るために、まずはデニムについて知っておく必要があります。デニムについての基礎知識をご紹介いたします。
デニムの歴史
デニムとは、インディゴ染料で染めたタテ糸と、無染色の白糸のヨコ糸を使用した厚手の綾織物の生地のことです。デニムの生まれた経緯を知っておきましょう。
デニム発祥の地
ジーンズの本場アメリカ発祥のイメージがありますが、デニムの語源は南フランスのニーム(Nimes)なんです。ニームはもともと絹の織物産業が盛んな街で、その後、綿織物へと遷移してより丈夫な生地が生産されるようになりました。
18世紀にはイタリアの港町ジェノバからこのニーム産の織物が海外に輸出されるようになり、新大陸アメリカにもインディゴ染めの織物が渡った、という説が有効のようです。
アメリカでのデニム
そんな中、アメリカのカリフォルニアで金鉱が発見され、ゴールドラッシュに沸くサンフランシスコでジーンズが誕生しました。
はじめは重労働に耐えられる丈夫で長持ちするキャンパス生地を使用していましたが、1900年代に入り、インディゴ染めのデニム生地を使用するようになり、デニム素材のジーンズが定番となりました。
デニムの染色方法
元々デニムは天然インディゴを使用して染められていましたが、今では合成インディゴが主流です。どんな経緯があったのでしょうか。
インディゴ染料の特徴
インディゴの語源はインヂゴと呼ばれる藍色の色素からきています。インヂゴ成分を含む植物は世界中に生息しており、古くから染料として世界中で利用されてきました。
インディゴ染めのデニム生地がアメリカに渡ったのち、インディゴ染料は防虫効果が高いことから、作業着としてジーンズを履く労働者たちに人気があったそうです
インディゴ染料
インディゴ染料は他の染料に比べ染まりにくく、何回も染めて濃いブルーにする必要があります。染色過程を繰り返しても、糸の中心までは染まらず、「中白」と呼ばれるデニム特有の糸の状態になってしまいます。
この色落ちしていく様も「カッコいいアタリ」「お洒落なダメージ」として捉えられるのが、デニムの人気の所以です。
合成インディゴへと移行
先述したとおり、インディゴ染料は他の染料に比べ染まりにくく、繰り返して染める必要があるなど、時間や手間がかかるというデメリットがありました。
1900年代初頭に安価で扱いやすい合成インディゴが開発され、今では合成インディゴで染色したデニムが一般的になりました。
デニムの特徴
ファッションだけではなく、インテリアでも人気があるデニム素材。デニム素材の特徴にはどんなものがあるのでしょうか?
丈夫で長持ちする
長年労働者の作業服の素材として使われていたデニム素材は、頑丈で長持ちします。しっかりと織られた太番手の綾織生地なので、何十年でも愛用できる素材です。万が一破れてもリペアすることが可能です。
風合いの変化を楽しめる
しっかり織っているデニム生地なので、使いはじめは硬く感じます。しかし、使い込むごとに柔らかく馴染んできます。
繰り返される洗濯や使用による摩擦で、糸の「中白」が現れ、色落ちしていきます。この色落ちやダメージを劣化ではなく、風合いとして楽しめるのもデニムならではの特徴です。大事に育てていく過程を楽しめます。
バリエーションがある
デニムといっても、いろいろなバリエーションがあります。素材、生地の厚さ、加工によって雰囲気が異なります。
また、右綾と左綾によっても違いがあります。一般的な右綾だと、硬くて凹凸のあるしっかりとした風合いですが、左綾だとしなやかでフラットな生地面です。綾の違いでこんなに違うなんて、面白いですね。
ソファに使われているデニム素材の違い&おすすめのソファ
コットン100%のデニム素材を使用したソファもありますが、ポリエステルを使用したデニム風生地を使用したソファもあります。
本物デニム素材を使ったソファ
デニム好きな方は、迷わず本物のデニム素材を使用したソファを選びましょう。使うごとに風合いが増していくデニムソファ、色の変化やダメージがつくほど愛着がわいてくることでしょう。
使い込む程馴染む ヴィンテージデザインデニムソファ
本物デニム生地を使用した、スタンダードデザインのお洒落なソファです。ソファのカバー上に縫製したのちに、何度も洗いを繰り返して、自然の色落ち感やヴィンテージの風合いを出しています。縫い目やステッチなど、ひとつひとつ違うオリジナルの表情を出し、味わい深いデニムソファに仕上げています。こちらのモデルは3人掛けですが、2人掛けタイプもご用意しております。ウォッシュデニムのお洒落なソファを選べば、自慢のリビングに仕上がりますね♪
西海岸テイストヴィンテージデザインリビング家具 ジーンズソファ
シンプルでハンサムな表情が魅力のデニムソファです。落ち着きのあるインディゴブルーで、使い込むごとに風合いが増してきます。ざっくりとした素材感のラフな感じが、西海岸スタイルにぴったりです。こちらのソファは、脚を取り外せばロータイプとしてお使いいただけます。天井までの高さが広がり、開放感を感じられます。組み合わせるクッションやラグはこだわりのものを選んで、お洒落な空間に仕上げましょう♪
見る角度ごとに表情を変える パッチワーク柄デニム地デザインチェア
無地のデニムソファと合わせて置いてもカッコよくキマる、デニムパッチワーク柄のチェアもご紹介いたします。さまざまなカラーのデニムをバランスよく組み合わせています。1脚ごとに張り合わせているので、世界に一つしかないオリジナルデザインのチェアになります。ブラックスチールの脚を使い、お洒落な仕上がりです。クッションにもこだわり、長時間座っても疲れにくく、作業や勉強用としてもお使いいただけます。インテリアのアクセントになる、他にはないデザインのチェアです。
デニム風生地を使ったソファ
デニムの雰囲気は好きだけど、色落ちしたり摩擦で劣化するのはイヤ!という方には、ポリエステル製デニム風生地を使用したソファがおすすめです。清涼感や暖感があり、シワになりにくく耐久性にも優れています。
異素材の組合せを楽しむ ヴィンテージスチールソファ
ノンウォッシュなジーンズを連想させる、インディゴブルーのデニム調生地を使用した、個性あふれるソファです。ブラックスチールと味わい深い天然木のアーム使いがお洒落です。バックデザインも美しいので、部屋の間仕切りとして使うのもおすすめです。ブルックリンスタイルなどの男前なインテリアにも似合います。どこかヴィンテージな香りのするデニム調ソファを選んで、カッコいいリビングにしましょう!
ヴィンテージ感漂う、洗練されたデザイン 2.5人掛けデニム風フロアソファ
洗練された雰囲気の、存在感あるデニム調ソファをご紹介いたします。こちらのソファは、深い味わい感じるディープブルーと、西海岸の香り漂うライトブルーの2色からお選びいただけます。デニム調の生地はポリエステル製なので、夏はさらりとした肌触りで、冬はひんやりしにくいという特徴があります。座面は幅・奥行き共に広めの設計で、横になったりゆったりとくつろぐのに最適です。高さを抑えたロースタイルなので、部屋も広々と感じます。
まとめ
デニムの歴史やインディゴについて知ると、ますますデニムに対する愛着が増しますね!そんなデニムを使用したデニムソファはただいま人気沸騰中。デニムの素材やデザインをチェックして、自分にぴったりなデニムソファを選んでください。お洒落なインテリアに仕上げて、充実したおうち時間を過ごしてくださいね!
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