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狭いリビングでもソファは置ける!スペース活用術&おすすめ商品5選

ソファは大型の家具に分類されるため、狭い部屋では設置を諦めてしまう人も多いのではないでしょうか。しかしソファの場所を決めることで、休憩スペースを確保できることや、物が散らかりにくくなるといったメリットも。そこで今回は、狭い部屋でも置けるソファについて、選び方とおすすめ商品をご紹介します。

ソファを購入する前に準備したいこと

狭小スペースをムダなく有効に活用するためには、今あるスペースの余白を明確に知り、事前計画を行うことが大切。この方法は、模様替えなどその後も役立つのでとってもおすすめです。

部屋の寸法と家具の寸法を測っておく

購入するソファのサイズはもちろん重要ですが、既存の家具や部屋の寸法も忘れてはいけません。ソファの配置計画をする準備として、ソファ部屋の内寸と、家具の寸法を計測しましょう。

この寸法はあとで簡単な平面図を描くための材料です。まず部屋の形状と寸法、そして家具も同様に幅と奥行きの寸法を計測しましょう。平面図とは部屋全体を上から見たものなので、高さの計測はしなくても大丈夫です。

簡単な間取り図を描く

測った寸法を元に簡単な間取り図を描いていきます。方眼紙などがあればフリーハンドで描けるのでおすすめ。まずは部屋の形状と採寸に沿って壁を描いていきましょう。造り付けの収納や窓がある場合はそれもしっかり位置を測って描き込みます。

家具は、その図面に直接描き込んでもよいのですが、おすすめはパズルのピースのように別の紙を切って、間取り図の上に置いていく方法です。この方法なら、家具をどの位置に置くかを何度でも組み替えられて、図面の上で自由に模様替えが出来ます。

狭い部屋にソファを置くときのポイント

同じサイズのソファでも、デザインや見た目の差は、狭い部屋では特に大きく影響します。選び方や置き方のポイントをぜひ押さえておきましょう。

圧迫感の少ないものを選ぶ

部屋に合わないサイズや、ボリューム感たっぷりのソファはNGです。狭い部屋にはスッキリとしたデザインのもの、つまりシンプルなソファを置くことを基本としましょう。

圧迫感は部屋全体の見通しが悪くなると、より感じやすくなります。ソファだけでなく、その他の家具の高さやバランスも、見通しが良くなるように調整するのが良いでしょう。クッションなどもあまり置きすぎると雑然とした印象になってしまうので要注意。

色を統一させる

スッキリとしたコーディネートを作るには、色の統一感が重要です。色の種類が多いとゴチャゴチャとした印象が強くなってしまいます。カラーは同系色の淡色で揃えていくと統一感があって、スッキリ。

ただし同じ色ばかりで揃えすぎてしまうと、全体がぼんやりとしてしまい、締りがありません。指し色になる相対色などを入れながら、使うカラーを全体で2種類~3種類程度に絞って揃えていくと、スッキリとした印象に。

無駄のないデザインのものを選ぶ

シンプルであるためには、無駄のないデザインである必要があります。例えば、収納付きのソファなどは、収納が付く分、全体的にどっしりした作りになってしまいます。またリクライニング機能や、フットレスト付きのソファなどは、壁や他の家具や動線にぶつからない配置にしないといけません。

多機能ソファを使う場合、それらの機能を使うためのスペースがソファ周りにあることが前提となります。スペースに余裕のない部屋では、それらの機能を使うことは難しいでしょう。つまり狭い部屋では、多機能ではないソファが、いちばん機能的なのです。

狭い部屋におすすめのソファ&注意が必要なソファ

次に、前述したポイントに当てはまるソファの中から、おすすめタイプと、意外なデメリットに注意したいタイプのものをご紹介します。

おすすめのソファ

ローソファ

狭い部屋に合わせやすいソファと言えばローソファ。背の低い家具は見通しが良く、空間を広く認識できるため圧迫感を感じにくくなります。

狭い部屋では、背の低い家具を置くことが基本です。特に日本の住宅は天井やドアも欧米に比べて低いので、日本の住宅に合わせやすく、高さのバランスも取りやすいでしょう。

北欧ソファ

北欧ソファのデザインの基本は「シンプル」。どの北欧ソファを選んでも基本的にはムダがなく、落ち着いたカラーデザインで、しかもオシャレ。狭いお部屋にピッタリのタイプです。

シンプルながらも木材や布地にこだわり、美しさや座り心地の良さを考えられ作られているローソファ。狭い部屋に合うだけでなく、ソファのデザインにもしっかりこだわりたい人におすすめです。

スチール脚

スチール脚のソファは土台に木材を使うソファと比べて、土台の線が細くスッキリしているのが特徴。脚周りがスッキリしていると、床の見通しも良いだけでなく、その空間を生かして収納ボックスを少し置いたりと、スペースの活用もしやすいです。

オシャレなデザインの物が多いので、見た目を妥協したくない人にもおすすめです。

意外なデッドスペースに要注意のソファ

フロアソファ

フロアソファは背が低いため基本的には狭いスペースには合わせやすいソファなのですが、使ってみると意外とジャマかも?と思うポイントも存在します。フロアソファは底が完全に接地しているので、ソファ下のスペースを活用することができません。

またフロアソファの場合は、寝転んだりできるように設計されているものが多く、クッションの厚みがあるボリューム感たっぷりのタイプも少なくありません。小さいサイズでも、こうした見た目の印象だけで圧迫感に繋がってしまうこともあるので要注意です。

ハイバックソファ

背もたれが高いタイプのソファは基本的に狭い部屋には不向きです。見た目の圧迫感だけでなく、部屋で移動したり動作をする上でもジャマになりやすいもの。

壁際に設置するなど工夫をすれば大丈夫ですが、狭い部屋では特に設置場所が限られてしまうので、使い回しがしにくいというデメリットもあります。

ソファベッド

必要なときだけ広げてベッドとして使えるので、狭い部屋には良いのでは…?というイメージもありますよね。しかし広げるスペースを常に確保できないと、ベッドの機能は使えません。

またベッドとしても快適に使用できる量のマットレスやクッションが付属しているということは、その分だけソファのボリュームも多くなります。また構造部もベッドを支える分だけ頑丈な造りになるため、木材やバネなどの量も多くなり、ソファ全体の質量が大きくなってしまうのです。

まとめ

スペースさえあればどこにでもソファを置くことは可能です。しかし工夫次第では、動線や動作に支障がない、スッキリした間取りに。そして見た目にもオシャレな部屋づくりができるでしょう。今回ご紹介したポイントは、ソファだけでなく他の家具やお部屋のコーディネートにも共通するものですので、模様替えなどの際にもぜひ参考にしてみてください。

おすすめの商品

今回の記事でおすすめしたタイプの中からおすすめ商品を5つご紹介します。見た目がスッキリしているのはもちろん、使い心地やデザインにもこだわった商品です。

どんな場所にも馴染むシンプル カバーリングアームレスソファ 2人掛けタイプ

肘置きが無いタイプはスッキリして見えるのでおすすめです。また本来、肘置きがあるスペースまでが座面になるので、広々と座ることが可能。ムダなものを省いたシンプル設計なだけでなく、素材や座り心地にもしっかりとこだわっています。座面は長時間でも腰が痛くなりにくい硬めの座り心地。またカバーは全て取り外し可能で、汚れたらすぐに自分で洗うこともできます。

ゆったりロースタイルと高級感 品格感じるローソファ 3人掛けタイプ

ゆったりサイズのフロアソファですが、こちらは座面がかなり低めに設計されています。そのためゆったりサイズでも圧迫感が少なく、狭い部屋にも合わせやすい3人掛けソファです。カジュアルな使い方が多いフロアソファですが、こちらの製品は天然木などを使用した本格構造となっており、ファブリック生地にも高級感を感じられます。

柔らかな印象を与える天然木のシンプルデザイン 北欧木肘ソファ 2人掛け

北欧デザインの特徴であるシンプルなデザインと天然木のナチュラルソファ。座面が広く、座り心地にもこだわった設計で、休息タイムを快適に過ごすことができます。お部屋のインテリアにも合わせやすいネイビーとグレーの2色展開で、落ち着いた色味がお部屋をよりスッキリ見せてくれるでしょう。

すっぽりはまるホールド感 ファブリック×スチール脚のデザインソファ 2人掛け

スチール脚が特徴のデザインソファ。足回りがシャープなので、空間を見通せる抜け感が、ソファ周りをスッキリ見せてくれます。一方、座面はたっぷりのウレタンで程よい弾力のある座り心地に。狭い空間でもオシャレなソファにこだわりたい人におすすめです。またソファ下にスペースがあるので、収納ボックスを置くなど、限られた空間の有効活用にも役立ってくれます。

快適な レイアウト自在ヴィンテージデザイン ダイニング3点セット

部屋が狭くて食事スペースとソファスペースを分けられない場合には、ダイニングソファセットがおすすめ。ソファダイニングは、休憩スペースと生活スペースをまとめたもので、一か所で多機能に活躍してくれるものです。ソファスペースだけは生活感を感じたくないという人にもおすすめの、高級感あるヴィンテージデザインのダイニングソファ。休息時間だけでなく、食事時間も特別なものに演出してくれるダイニングセットです。

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