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【家具のいろは】天然木の風合い!突板家具のメリット・デメリット

お店や通販で売られる家具の「材質」のところに「◯◯(天然木)突板」と書かれているのを見たことはありませんか?見た目や質感、手触りは天然木そのもの、だけど木を切り出してそのまま使う無垢材とどう違うのでしょうか。今回は家具の主な材質のひとつ「突板」について詳しくご紹介します。

突板ってどんな素材?

天然木化粧合板とも呼ばれる突板は、家具やフローリングなどの住宅建材において代表的な材質のひとつですが、一体どんなつくりをしていて、どのようにできているのでしょうか。突板の構造について見てみましょう。

突板の構造

突板とは、天然木を約0.2〜0.6mm程度に薄くスライスしたもの。芯材となるベニヤや集成材、MDFなどの板に貼り付けて家具や住宅建材などに使われます。

意外にも歴史は古い

18世紀後半のスウェーデンの家具にも見られるなど、突板は、北欧のヴィンテージ家具でもよく使われた製法。意外にも歴史は古いのです。

高度な技術に発展

薄くスライスした天然木を貼り付けるわけですから、芯材となる素材だけでなく、木目の並べ方や貼り方に技術の差が生まれて当然。強度の高い芯材を使い、高度な技術で貼り込まれたものだと、無垢材と変わらない値段のものもあります。

突板のメリット

さまざまな合板や集成材に貼ることで天然木の質感を楽しめるのが突板。お部屋にぬくもりをくれる見た目や、自然な手触り以外にも、突板にはさまざまな材質としてのメリットがあるんです。

天然木の風合い

突板最大の特徴は、木を切り出してそのまま使う無垢材ほどの値段を出さなくても、天然木の味わいを楽しめること。表面はスライスした天然木ですから、質感の違いはほとんど感じません。

比較的安価で買える

芯材に使われる合板や集成材はとても安価な素材。その上に貼る天然木はスライスした薄い部分だけなので、無垢材に比べて安く入手できます。木の風合いを気軽に楽しみたいという方にぴったりです。

軽くて移動しやすい

とにかく重い無垢材に比べて、突板はとても軽いのが魅力。模様替えや引っ越し、レイアウト変更や部屋間の移動、日々のお掃除も手軽にできます。無垢材のように一度置いたらなかなかレイアウト変更できない、なんて重さに悩むことはありません。

反りや割れが少ない

天然木をそのままを使う無垢材は呼吸しているため、どうしても反ったり割れたりしてしまうもの。突板なら天然木を使っているのは表面だけなので、木の風合いを楽しめるのに、反りや割れが少ないというメリットがあります。

突板のデメリット

家具や住宅建材によく使われる突板と無垢材。ですが、お互いにメリットとデメリットがあるため、特に家具ではどんな場所でどんな用途で使うかがポイントになります。突板が適さない場所や用途とともに、そのデメリットも知っておきましょう。

剥がれや傷に弱い

突板は表面に薄くスライスした天然木を貼ったもの。その構造ゆえ傷をつけてしまうと中の芯材が出てきてしまいます。また、表面の加工や仕上げ方にもよりますが、突板が剥がれてしまうこともあるので、傷つきやすい場所に置く家具には向きません。

経年変化がない

突板の表面は天然木でその風合いを楽しめますが、木そのものではないため、色や質感がなじんで変わる経年変化を楽しむことはできません。空間の象徴として長くシンボリックに置きたいという家具には無垢材の家具がおすすめです。

おすすめの突板家具

ここからは、突板の魅力を活かしたおすすめの家具を日本最大級のソファ専門店SOFA STYLEから厳選してご紹介します。使う場所と用途を想定しながら、手軽に天然木の風合いをお楽しみくださいね。

広がる新たな暮らし こたつもソファも高さ調節リビングダイニング こたつテーブル

こたつヒーター搭載で寒い冬もあたたかく快適に使えるダイニングテーブル。付属の2種類の継脚で高さを4段階に調整可能。夏は風通しの良いダイニングテーブルに、冬はこたつにと1年中快適にお使いいただけます。天板には、天然木パイン材の突板を使用。古木風ヴィンテージ調に仕上げた味わい深いデザインで落ち着いた雰囲気。幅105cmと120cmの2サイズからお選びいただけます。

お洒落で多機能 ソファベンチダイニングシリーズ (ブラウン) テーブル

幅120cmと150cmの2サイズから選べる、天板にウォールナット突板を使用したダイニングテーブル。ウォールナット材の風合いを感じる突板の天板に細身の脚を合わせたシンプルなデザインなので、どんなお部屋、さまざまなテイストのインテリアにも違和感なくなじみます。ナチュラルなブラウンは暖色で、上に並ぶお料理をおいしく見せてくれるうれしい効果も。ぬくもりの食卓を演出します。

使う場所を選ばない モダンデザイン ソファダイニング 棚付きテーブル

お食事とくつろぎの空間を兼用して有効活用するリビングダイニングスタイルですが、ソファを組み合わせると出入りしにくいという方も。こちらのテーブルはソファと組み合わせてもスマートに立ち座りして出入りできるT字脚がポイント。天板には木目が美しい天然木オーク材の突板を使用、水や汚れに強いウレタン塗装で仕上げてているのでお手入れも簡単です。幅120cmと150cmの2サイズからお選びいただけます。

もっと快適に こたつもソファも高さ調節リビングダイニング こたつテーブル

世界三大銘木のひとつ・高級木材の天然木ウォールナット材を突板で使用したダイニングテーブル。優雅に流れる木目と味わい深い色合いを活かしながら、汚れや傷から守るため、ウレタン塗装で仕上げました。厚さ約4cmの薄型こたつヒーター搭載で、寒い冬も快適。付属の2種類の継脚を使えば、高さを4段階で調節できます。サイズは幅105cmと120cmの2サイズからお選びいただけます。

年中快適に暮らす こたつもソファも高さ調節リビングダイニング こたつテーブル

明るいナチュラルカラーがお部屋をやさしい印象にまとめてくれる天然木オーク材の突板を使用したダイニングテーブル。付属の2種類の継脚を付け替えて、4段階に高さの調節が可能。こたつヒーターも搭載しているので、冬はロースタイルのこたつであたたかく、夏は高さを出して風通しよく爽やかに、1年を通して快適にお使いいただけます。いずれもすっきりとしたコンパクト設計の幅105cmと120cmの2サイズからお選びいただけます。


まとめ

家具屋さんや通販サイトで見かける材質「突板」には、こんなにたくさんのメリットがあったんですね。よほどお金に余裕がない限り、天然木無垢材の家具を揃えるのは難しいもの。木が持つ質感や自然の味わいを気軽に楽しみたい方、ぜひ突板の家具を検討してみてくださいね。

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