家具に使われている木材にはたくさんの種類があることをご存知でしょうか。木の種類だけでなく、素材の作り方にもいくつか種類があります。その中でもよく使われているのが天然木と合板です。知っておくと役に立つ、家具に使われる天然木と合板の違いについてご紹介します。
天然木とは？
まず、天然木についてご紹介します。
強度があって長持ち
天然木は、切り出した木をそのまま加工して材木として使います。継ぎはぎをしていないので強度があります。
また、素材によって差はありますが耐久性があるのも特徴です。一枚板のカウンターテーブルやローテーブルなどのように木の素材があってこそなので値段は高めですが、ひとつのものを長く使いたいという人から人気があります。
木そのものの風合いが楽しめる
木材の色合いや手触りをまるごと楽しめる天然木は、木そのものの風合いを楽しみたい人にぴったりです。使うほどに変化する色や香りを楽しむことができるものもあります。
加工を施した木材では味わえない、木本来の姿を味わいたい人におすすめです。
低ホルムアルデヒド
切り出した木に対して張り合わせやニス加工などを行っていないため、天然木の家具は低ホルムアルデヒドのものが多いです。ホルムアルデヒドは揮発性の物質で、壁紙や家具に使われる接着剤に含まれています。
ホルムアルデヒドの放出量が多い空間にいると気分が悪くなる人もいて、特に赤ちゃんや子どもの体への影響が心配されています。天然木を使用した家具なら低ホルムアルデヒドのものが多くて安心です。
合板とは？
続いて、合板の特徴をご紹介します。
接着剤で貼り合わせて作った板
合板とは、その名の通り複数の木材パーツを接着剤で貼り合わせて作った板のことをいいます。薄くカットした天然木と板をくっつけたり、複数の破材を寄せ集めて一つの木の板にしたりしたものがあります。
軽量で耐久性がある
天然木と比較すると合板は軽量なものが多いのが特徴です。特に目の詰まったアッシュやオークなどは硬くて重いため、天然木の家具に取り入れると重厚感があるものの重さが気になることもあります。
また、合板は木の性質に合わせて補強して作るため、耐久性が高いものもたくさんあります。長い年月を経ても反り返りにくく、購入時の状態を保ちやすいです。
比較的リーズナブル
合板は天然木と比べると比較的リーズナブルなものが多いです。しかし、最近は合板の種類も豊富で表面に使用する天然木の厚みによっては高価なものも。
見栄えを重視して化粧紙や塗装を施しているものもあり、パッと見ただけでは合板とわかりにくくなっています。値段重視なら、質の良い合板を選ぶのもおすすめです。
こだわりリビングに取り入れたい天然木
続いて、こだわりリビングに取り入れたい天然木をご紹介します。
パイン
北欧家具に良く使われるパイン材は、日本でおなじみのマツの仲間。木材そのものの色は白に近いブラウンで木目が美しいのが特徴です。
また、素材そのものの色が白いため塗装するのにも向いています。天然木のパインを使った家具はまるで森林浴をしているかのような良い香りがします。使う年月を追うごとに色が変化し、飴色になっていくのを見て楽しむことできるのも魅力です。
ウォルナット
重厚感や都会的なインテリアに取り入れられることが多いのが、ウォルナットです。ウォルナットはクルミの木の事で、家具や住宅に使われる木材の中では高級素材の部類に入ります。
ダークブラウンの落ち着いたカラーはとても上品。木材として使う際には狂いが少なく、比較的軽い割には耐久性があります。
アッシュ
アッシュ材は薄茶色から経年に伴って徐々にダークブラウンに変化していくのを楽しめます。オーク材と間違われることが多いアッシュ材ですが、木目がはっきりとしているのが特徴です。
耐久性があり、弾力性もあることから、野球のバットやラケットなどに多く採用されています。
木材のぬくもりを楽しめる♡天然木を使用したおすすめソファ
木材のぬくもりを楽しめる、天然木をしようしたおすすめのソファをご紹介します。
省スペースで切替簡単！天然木すのこソファベッド
1人暮らしのワンルームにも置くことができる、天然のパイン材を使用したすのこソファベッドです。ソファとベッドの1台2役になっているので、1人暮らしの憧れであるベッドとソファの両方を取り入れることが可能です。天然木を使用したウッドフレームは耐荷重約250kgあるので、成人男性が寝転んでもきしみ音が少ないです。ベッドとソファの切替方法はも簡単。座面を手前に引き出すだけなので、女性でも楽に切り替えることができます。ソファの脚の裏には傷防止フェルトも付いているので、フローリングに直接置いても安心です。
カラーが選べる♪伸縮・伸長可能な北欧風すのこソファベッド
パッと見ただけではソファベッドとはわからない、おしゃれな北欧風デザインのすのこソファベッドです。フレームにはノルウェー産のパイン材を使用。ソファの幅を伸長・伸縮できるようになっていて、昼間はコンパクトな2人掛けソファ、夜や急な来客時にはベッドとして使うことができます。ソファの座面と肘掛けのクッションを移動させるだけでマットレスになるので、来客用の布団が不要で便利です。また、背もたれのクッションと座面マットの色をそれぞれ4色から選ぶことができます。座面マットはチップウレタンとポリエステル綿でできており、へたりにくくいつでも快適に座ることが可能です。
モダンインテリアにもぴったり♪上品レザーがおしゃれな3人掛けソファ
ナチュラルテイスト、北欧風テイストのインテリアに合わせることが多いウッドフレームのソファですが、こちらはモダンテイストとの相性も良いのが魅力です。北米産のアッシュ材を使用していて、美しい木目と木目を生かした塗装が特徴です。ほどよい弾力で心地良い座面と背もたれのクッションの生地には目の細かい合皮素材を使っています。光沢が少ないので、上品な印象です。カラーはブラック、ブラウン、アイボリーの3種類からお選びいただけます。
つややかなブラウンが美しい！帆布(はんぷ)使用の快適ソファ
一生使っていても飽きない、シンプルで洗練されたデザインの2人掛けソファです。ヴィンテージテイストのインテリアと相性の良い落ち着いた雰囲気のソファで、どこか懐かしい雰囲気も感じることができます。座面と背もたれのクッションにはココアブラウンの帆布を採用していて、デザインだけでなく耐久性も抜群です。長く使うほどに柔らかさが増すので、心地良い手触りを楽しみたい人にもぴったり。ウッドフレームの背面部分も美しく、壁際だけでなくリビングの中心に置くのもおすすめです。
細部までこだわり♡ゆるやかアームのおしゃれソファ
細部までこだわって作られている1人掛けのおしゃれなソファです。天然木を使用したソファならではのあたたかみのある質感が魅力で、幅広いインテリアとの相性が良いシンプルさが魅力的。特にゆるやかな曲線を描く肘掛けがおしゃれで、見た目だけでなく使い心地も抜群です。背もたれのクッションを取り外せば、涼やかで開放感のあるベンチソファに早変わり。季節に応じて変化を楽しむのも良いですね。クッションはブルー、グリーン、ブラウンの3色があり、和テイストと組み合わせてみてもおしゃれな空間が演出できます。
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まとめ
木材を使った家具はたくさんあるものの、天然木や合板などどのような素材が使われているかまでは追求しないことも多いです。せっかく木材家具を選ぶなら、素材も値段も納得できるものを取り入れたいですね。
ご紹介した天然木と合板の違いや木材の種類を参考に、素敵な木の家具を選んでみてください。
