合皮素材のソファはお手入れのしやすさと手頃な価格で人気があります。しかし、気になるのが経年劣化でボロボロになってしまうところ。でもボロボロになるのは、選び方やお手入れ方法が間違っているからかもしれません。本記事では、ボロボロをできる限り避ける方法をご紹介します。賢いソファ選びの参考にしてくださいね。
合皮ソファはボロボロになる?
そもそも合皮素材のソファはボロボロになるものなのでしょうか。気になるところですよね。さっそく解説していきます。
経年劣化でボロボロは避けられない
合皮素材はどうしても経年劣化でボロボロになることは避けられません。そしてそれが何年後なのかという正確な数値はありません。家庭用のソファでしたら10年以内にボロボロになってしまう症状が出てくることがあります。10年くらい経過したら買い替えの目安と、頭に入れておきましょう。
賢く選んで賢くお手入れを
合皮ソファがボロボロになるが避けられないのなら、合皮ソファは買わないほうが良いのでしょうか。そんなことはありません。素材の特性を知っておき、メンテナンス方法の知識があれば、合皮ソファを長持ちさせることも実現可能です。ぜひその知識を身に着けて賢くソファ選び、ソファメンテナンスをしていきましょう。
合皮ソファの賢い選び方
それではまず、合皮ソファの賢い選び方について紹介します。
素材の特性を知っておく
ソファで使われる合皮の素材は、主に次の2つです。特性を知っておきましょう。
PVCレザー
PVCレザーは、塩化ビニール樹脂で作られた合成皮革です。合皮ソファで最も使用されている、人気の素材。表面はあまり伸びないのが特徴で、本皮のような伸縮性はありません。伸縮性がない分、耐久性に優れています。
生地と表面塗料の伸びに差が出にくいため、表面劣化のスピードが遅くなります。水に強くお手入れもしやすい素材です。経年劣化の症状は表面がカチカチになり、はがれてきます。
PUレザー
PUレザーはポリウレタン樹脂で作られた合成皮革です。PVCレザーより、柔らかく伸びがいい質感が特徴で、本革に近い感触が味わえます。通気性もPVCレザーより良いですが、本革よりは劣ります。
デメリットは水分を含むと表面劣化が進んでしまうことです。これを加水分解といい、表面がベタベタになる劣化の症状が出てきます。湿気にも弱いため、湿度の高いところでの使用は向いていません。
傷に強い加工をしているものを
合成皮革の表面に、引っかき傷に強いコーティング加工をしている素材があります。擦り傷を防げるため、日常使いだけでなくペットがいる家庭にも安心です。劣化のスピードを遅らせることができます。
合成皮革は、樹脂素材に塗料で色を付けコーティングを施しています。表面のコーティングに傷がつくと、そこから劣化が始まることもあります。表面に傷に強い加工があるものは耐久性が高いので、ソファ選びのポイントにしてください。
価格と耐久性の関係
一般的には価格が高いソファほど、合皮の劣化スピードは遅い傾向です。しかし、一概には言えませんので、商品紹介や口コミをよくチェックし判断しましょう。ソファの値段の差は、内部構造がどうなっているかによって生じてきます。価格だけでは合皮の耐久性が判断できないこともありますのでご注意ください。
合皮ソファの賢いお手入れ方法
合皮ソファを長持ちさせるためのお手入れ方法を紹介します。劣化が始まる前に、知識をつけておきましょう。
紫外線を避ける
紫外線はソファの表面劣化スピードを早めてしまいます。リビングは日当たりのいい場所にあることが多いので、レースカーテンなどで直射日光を防ぎましょう。最近ではUVカット機能のあるレースカーテンもありますよ。
クリーナーを使用する
合皮ソファの表面汚れを放置すると、劣化のスピードを早めてしまいます。こまめなお手入れが耐久性アップの秘訣です。合皮ソファ専用のクリーナーが市販されていますので、それを使うと安心です。合皮と相性の悪い洗剤を自己判断で使用することはおすすめできません。専用クリーナーを使ってお手入れしましょう。
水拭きのあとは乾拭きを
合皮ソファを水拭きしたあとは、必ず乾拭きをしましょう。PVCレザーは水に強い素材ですが、PUレザーは水に強くない素材です。水拭きした状態で放置してしまうと加水分解が始まってしまうこともあります。できるだけ水分のない状態を保っていきましょう。
カバーを使用する
ソファをすっぽり覆うマルチカバーは、ソファ全体を保護してくれます。汚れ、紫外線から守ってくれるため、劣化スピードを遅らせてくれます。
とはいえ、せっかく高級感を味わうための合皮素材ですので、はじめからカバーリングしてしまうのはもったいない気もします。劣化が気になりはじめてからカバーを使用するのもいいですね。
補修キットを使用する
合皮が劣化してしまったら、専用の補修キットを使い、ご自身で補修することができます。合成皮革が劣化してしまったけど、すぐには買い替えられない。そんなときに便利です。シールタイプの合皮生地を貼り付けて補修します。思ったよりも仕上がりに違和感がないので、おすすめです。
まとめ
素材の特性上、合皮ソファの表面がボロボロになるのは避けられません。それでも、合皮素材のソファは、見た目の豪華さやお手入れのしやすさ、コストパフォーマンスのよさなど、総じて満足度の高いソファといえます。賢く選ぶこと、賢くお手入れすることを覚えていただければ、より満足度の高いソファと出会えます。ぜひお気に入りの1台を見つけましょう。
おすすめの商品
それでは最後に、おすすめの合皮素材ソファを5点紹介します。理想の1台を見つけてくださいね。
美しいデザインに魅了される グランドカウチハイバックソファ 左カウチ
艶が美しく、高級感のあるカウチソファです。表面は耐久性のあるPVCレザーを使用しています。「極上の座り心地」と謳っているだけあって、多層構造のこだわりある座面です。ポケットコイルとSバネを使用しており、適度な弾力で疲れにくい座面を作り上げています。背もたれはふかふかで柔らかな感触を感じられます。羽毛をイメージしたシリコンフィルという素材を充填しているのがポイントです。背もたれの高さもしっかり肩まであり、心地よく過ごせます。
時間をかけて得た風格ヴィンテージコーナーカウチソファ
本革のように見える、風格ある合皮ソファです。風格を感じるリアリティのある加工、色みがかっこよさを感じます。素材はPVCレザーを使用。座面の入れ替えができるのが特徴で、右カウチ、左カウチにアレンジ可能です。また、オットマンを独立させたスタイルも可能です。176㎝幅の3人掛け、197㎝幅の3人掛けと2種類のサイズがあります。お部屋の大きさに合わせてぴったりサイズを選べます。
2万人を虜にした10億円ソファ ハイバックカウチソファ 3人掛けタイプ
高級感があり、置くだけでモダンなリビングになるソファです。ハイバックでボリュームのあるデザインは、しっかりとソファの存在を主張してくれます。座面が多層構造で、座り心地も満足いただけます。Sバネとポケットコイルを使用した構造で、もっちりとした適度な反発を感じる座り心地です。背もたれの柔らかさ、枕にもなる丸みのあるひじ掛け。くつろぎを追求した設計になっています。
レイアウト自由自在のロータイプ フロアカウチソファ 4点セット
パーツが分割されてアレンジ自由なソファです。4点セットの内容は、右ひじタイプ、左ひじタイプ、ひじなしタイプ、オットマンです。この4点を使用してカウチスタイル、コーナースタイル、対面スタイル、パーティスタイルが楽しめます。ソファのレイアウトを変更することで、いつもと違ったリビング空間に変身できますね。家にいる時間が楽しくなりそうです。素材はPVCレザーで、水拭きができます。
最高級のデザイン&座り心地 フランス産フェザー入りモダンデザインソファ 幅175cm
真っ白で上質さを感じるデザイン。白いソファは部屋が明るくなり気持ちいいですね。このソファのこだわりは、背もたれにフランス産のフェザーを使用していることです。包み込まれるような優しい感触が心地よさを与えてくれます。座るときに触れる部分はPUレザー(シルキーソフトレザー)を使用しています。PVCレザーと比べ感触がよく、通気性がありべたつきを感じにくい素材です。