12畳のリビングダイニング。広さとしては十分ですが、何も考えずに家具をレイアウトしてしまうと窮屈になることも。できれば事前に家具を置いたあとのイメージを作っておきたいですよね。本記事では、12畳のリビングダイニングに家具を置くための必要な知識をたっぷり紹介していきます。家具選びがスムーズになるヒントとなりますよ。
12畳のリビングダイニングってどんな空間?
12畳のリビングダイニングの空間はどのくらいの広さなのでしょうか。図面ではピンとこないイメージを膨らませていきましょう。
12畳の寸法
◯畳というお部屋の広さを表す単位。ご存知の通り、畳の大きさを基準にしています。12畳は、畳12枚分の広さ。6畳間が2つ分、寸歩は約3.6m×5.4mの広さです。通路を考慮せず、シングルベッドをぎゅうぎゅうに詰めると、7台がやっと入ります。
そう考えると意外に小さい空間であることがわかりますでしょうか。広いようで思ったほど広くない。そんなイメージをもって家具を選んでみましょう。
3LDKのマンションで一般的なサイズ
3LDKで75㎡くらいのマンションでは、リビングダイニングの広さが12畳くらいが一般的ではないでしょうか。6畳の部屋が約10㎡×3部屋で30㎡。リビングが12畳だと約20㎡。その他キッチン、トイレ、浴室洗面、玄関廊下などで15㎡くらいの広さで間取りを作っています。
これはファミリータイプのマンションのパターンとして覚えておくと便利です。マンションは戸建てと違い、柱や梁の出っ張りがあるため、狭く見えがちです。スッキリ見える工夫を考えてみましょう。
ダイニングセット・ソファセットを置くのにちょどいい
12畳のリビングダイニングは、ダイニングセット、ソファセットを無理なく置ける広さです。家具の寸法でいうと、4人で座るダイニングセット、2人掛けのソファを置いてちょうどいいくらいですね。それより大きいサイズを置こうとするとかなり圧迫感が出てきます。
図面上では問題なく置けると判断しても、思ったより狭く感じることはよくあるのでご注意を。忘れてはいけないのが動線幅です。動線をきちんと確保されて上で家具レイアウトを考えましょう。
12畳リビングダイニングのソファレイアウト
それでは、12畳のリビングダイニングにソファを置いてみたらどうなるのかをイメージしていきます。ソファのタイプ別に紹介します。
カウチソファを置いたとき
カウチソファはゆったり座れて、リビングが華やかになります。誰もが一度はあこがれるソファではないでしょうか。足を伸ばす部分がコーナー部分にあり、面積を占めるソファです。I型のソファと比べ、約半畳くらいスペースを余分に必要とします。
しかし、メリットも十分にあります。背もたれ部分は一方向だけなので、圧迫感がありません。カウチ部分の出っ張りを壁側にレイアウトすればよりスッキリ見えます。センターテーブルは小さめか置かないようにすると、よりスッキリします。
I(アイ)型3人掛けソファを置いたとき
スタンダードなI型のソファ。3人掛けのサイズでしたらゆったり座れて、寝っ転がりやすいスペースがあります。幅は180㎝くらいのものが一般的です。180㎝というと、シングルベッドが小ぶりになったくらいのスペースが必要です。12畳のリビングに置ける最大のサイズと思っておくといいですね。
4人がけのダイニングセットを置く場合は、テーブルの幅は140㎝以内のサイズがおすすめです。
2人掛けソファを置いたとき
2人掛けのソファを置く場合は、ある程度大きいダイニングテーブルが置けます。ソファにいる時間よりもダイニングにいる時間が長い場合は、ソファを2人掛けサイズにしてみることをおすすめします。
180㎝幅のダイニングセットを置くとゆったり食事ができ、作業も広いスペースでストレスになりません。ソファに2人以上同時に座らない生活パターンでしたら、2人掛けソファを検討してみるのもいいですね。
ダイニングソファを置いたとき
広いダイニング空間もほしいし、ソファでは3人以上で座りたい。そんな要望がある場合は、ダイニングソファがおすすめです。ダイニング空間とリビング空間を兼ねるため、スペースがすっきりとします。
ダイニングソファは気軽にソファを動かせるため、食事の時間、それ以外の時間とでレイアウトを変更して楽しむことも可能です。限られた空間を最大限活かせるダイニングソファ。近年人気の商品でデザインバリエーションもたくさん揃っていますよ。
12畳の広さを最大限にいかすコツ
12畳のリビングダイニング。そのスペースをできるかぎり広く見せたいですよね。広さを最大限にいかすコツを紹介します。
入り口からの目線を意識
部屋をスッキリ広く見せるには、第一印象が大切です。第一印象は部屋に入った瞬間のイメージで決まります。
リビングのドアを開けたときに、目線をふさぐものを置かないようにしましょう。目線をふさぐものは、ソファの背もたれや、背の高い観葉植物などです。そういった背丈のあるものは、壁につけて置きましょう。目線を奥まで通すことが、スッキリ見せるコツです。
背の低い家具を置く
目線を通すためにもう一つおすすめなのが、背の低い家具です。家具と天井の距離があるほど、目線に広がりが生まれます。
例えば、ローソファを置く、もしくは背もたれの低いソファを置くことなどが効果的です。テレビ台もシンプルなローボードがスッキリと見えます。壁面収納の中にテレビを置くタイプは、圧迫感が出ますので、広いリビングでないとおすすめできません。背の低い家具を置くことを意識してみましょう。
窓を家具でふさがない
窓はお部屋を広く見せてくれる大切なアイテムです。住環境によっては日中もカーテンを閉めっぱなし、シャッターを閉めっぱなしにしていることもあるかもしれません。それはかなりもったいないことをしています。窓から光を取り入れ、外の景色が見えることで空間の広がりが生まれます。
日中は目線が気にならなければレースカーテンも開けておくと、さらに広々と感じます。タワーマンションなどの高層階では、外の景色までがインテリアとなっていますよね。窓を家具やカーテンで塞がず、光と景色を取り入れてみましょう。カーテンを開けられない環境の場合は、ブラインドなどで光を取り入れる工夫をしてみるのもいいですよ。
おすすめの商品
12畳のリビングダイニング空間にぴったりなソファを紹介します。ゆったりとくつろげるサイズ、窮屈に感じないサイズになるよう厳選しました。
長時間座っても疲れないウレタン厚 コーナーカウチソファ
カウチソファは置くだけでおしゃれに見えるアイテム。この商品はレイアウト変更ができ、ソファのスタイルを変えられます。カウチ部分を右にも左にも変更ができるだけではなく、I型ソファとオットマンのセパレートタイプにすることもできます。オットマンが独立すると、スペースが有効活用できますよ。スツールとして使っても便利です。ミドルタイプ、ラージタイプの2種類のサイズがあります。12畳の空間にはミドルタイプがおすすめです。
気軽にスタイルチェンジができる組み替え自由な 3人掛けカウチソファ
大きすぎずちょうどいいサイズの3人掛けカウチソファ。先ほど紹介した商品と同様、カウチを左右に変更でき、オットマン独立にレイアウトを変えられます。足を外してローソファとしても使用でき、より広々とした空間に見せることも可能です。ポケットコイルを使用しており、疲れにくい座り心地を実感してください。珍しいベージュ×黒の2トーンカラー、そしてファブリック×PVCレザーの異素材を組み合わせたデザイン。個性的な自分だけのインテリアが完成します。
ゆったりロースタイルと高級感 品格感じるローソファ 3人掛けタイプ
ローソファで開放感を出したい人におすすめのソファです。無駄のないシンプルなデザインが高級感を与えます。ひじ掛けの幅が2種類、背もたれの高さが2種類とバリエーションが豊富です。ひじ掛けに幅あると高級感が出ます。ワイドひじですとソファ全体の幅が162㎝で、12畳のリビングダイニングでしたら問題なく置けるサイズです。木枠フレームの構造で、ソファが長持ちするしっかりとした構造です。
アースカラーと天然木の融合 北欧デザインソファ 2人掛けタイプ
人気の北欧インテリアにぴったりな、木のぬくもりを感じるソファ。明るい木目でリビングも明るい印象になりますね。おしゃれなくすみカラーもこだわり派のインテリアを作ってくれます。木製のひじ掛けと脚は華奢な印象があり、空間をスッキリ見せてくれます。圧迫感がないので実際のサイズよりコンパクトに見えます。ソファ下はお掃除ロボットもスムーズに入れます。
上質空間 座り心地にこだわったポケットコイルリビングダイニング 2人掛けソファ
限られた空間を有効に使えるダイニングソファ。長時間座っても快適な座り心地で、リビング空間にソファがなくても問題ありません。座面には高級マットレスで使われているポケットコイルが内蔵されています。カバーリングタイプで、汚れたらカバーを外して洗えるのも便利です。ダイニングソファなら、リビングが正方形でもレイアウトしやすいですね。ダイニングテーブルはゆったりの150㎝幅、コンパクトな120㎝幅から選べます。
まとめ
12畳のリビングダイニングをテーマに、家具レイアウトに役立つ情報をご紹介しました。メインの家具であるソファを中心に、どんな風にリビングで過ごすのか想像していくとスムーズです。リビングダイニングの家具選び、レイアウトプランの参考にしてみてくださいね。