1. ソファの選び方・使い方
  2. 1053 view

【インテリアトレンド解説】ミラノサローネに見るバイオフィリアとは

2021年秋、2年ぶりに開催されたミラノサローネ。今年は特別展「スーパーサローネ」として、開催時期も春から秋に変更、建築家のステファノ・ボエリ氏をキュレーターに迎えて開かれました。この国際家具見本市で最も注目されたキーワードは、いまの世相を映す「サステナビリティ」。今回の【インテリアトレンド解説】は、サステナブルなインテリアのテーマのひとつ「バイオフィリア」について解説します。

サステナビリティとバイオフィリア

最近よく耳にする「サステナビリティ」。これは近年のインテリア業界でも注目されているキーワードのひとつです。このサステナビリティと合わせて使われる「SDGs」とともに、インテリアとの関係を探ります。

サステナビリティとは

サステナブル、サステナビリティとは「持続可能性」という意味。もともとは「維持できる、耐えうる」という意味の英語ですが、人間や社会、地球環境、経済システムの持続可能性そのものやその考え方として広く使われるようになりました。

SDGsとは

サステナビリティと合わせて聞くことの多いSDGs。これは「Sustainable Development Goals」の略称で、「持続可能な開発目標」を意味します。国連加盟193か国が15年間(2016〜2030年)で達成するために掲げる目標として、2015年9月の国連サミットで採択されました。

インテリアにおけるサステナビリティ

人間社会や地球環境が持続できるよう、国連加盟国全体がSDGsという目標を掲げて取り組んでいる現在、インテリア、特に家具選びにおいてはどのようなサステナビリティが考えられるでしょうか。

【人に配慮するアイテム】を選ぶ
障害者など社会的弱者の支援につながる商品など

【社会に配慮するアイテム】を選ぶ
フェアトレード商品・寄付付きの商品など

【環境に配慮するアイテム】を選ぶ
エコ商品・リサイクル商品・資源保護等に関する認証がある商品など

【地域に配慮するアイテム】を選ぶ
地産地消・被災地産品・復興支援商品・伝統工芸品など

【その他】
動物実験を廃止した商品・毛皮を使わないエシカルファッションなど

バイオフィリアって気持ちイイ!

世界各国で、社会全体で、業界で今や最重要課題とも言えるサステナビリティ。ミラノサローネでも大きなテーマのひとつとなった「バイオフィリア」は、このサステナビリティと切り離せないテーマでもあります。住まいや暮らしをサステナブルにしてくれるバイオフィリアとはどのようなことを言うのでしょうか。

バイオフィリアとは

バイオフィリアとは、自然(bio)と趣味(philia)を合わせた造語で「人は自然とのつながりを求める本能的欲求がある」という考えを示したもの。ミラノサローネの会場周辺に植樹された200本の樹木が、ミラノでグリーンインフラ導入をすすめるプロジェクト(フォレスタミ)に寄付されるなど、 このバイオフィリアが大きな注目を集めました。

木を植えるなど、自然とともに生きることは、地球温暖化のスピードをゆるめ、エネルギー消費を低減、空気をキレイにすることにつながります。この、住まいや暮らしに自然を取り入れることでサステナビリティを実現するという考え方は、世界中で始まっているのです。

オフィスのバイオフィリア

働く環境整備や福利厚生のひとつとして、オフィスに観葉植物をたくさん取り入れたり、休憩スペースに芝生を敷くなどの取り組みを行う企業も多数。幸福度や作業効率、クリエイティビティのアップが期待できると言われています。

お部屋のバイオフィリア

戸建てやマンションに限らず、自然とともに暮らす感覚を取り入れやすいのが、カーテンごしの自然光や観葉植物・お花を飾ること。さらに、天然木を使ったアイテムを使うのもバイオフィリアにつながります。環境に配慮した商品を選ぶのもポイントです。

お庭・ベランダのバイオフィリア

おうち時間が増えて話題になった、ベランダでキャンプするべランピングのように、お庭やベランダで自然を感じられる暮らしもバイオフィリアのひとつ。食育にもつながるため子どもと一緒に育てるなど、ベランダやお庭で家庭菜園を楽しむ人も増えています。

バイオフィリアなおすすめ家具

ここからは、バイオフィリアな暮らしにぴったりなおすすめの家具を、日本最大級のソファ専門店SOFA STYLEからピックアップしてご紹介します。

アースカラーと天然木の融合 北欧デザインソファ 2人掛けタイプ

天然木に自然の色・アースカラーを組み合わせた、自然を感じられるソファ。ご高齢の方が立ち座りする時に便利な肘掛け付きです。フォルムの美しさだけではありません。背もたれは休息に最も適した角度とされる110度で、長時間座っていても疲れにくい設計。シンプルなデザインの中に隠れた洗練された美しさ。天然木とアースカラーがつくる自然のぬくもりをリビングでお楽しみください。

省スペースで簡単 天然木すのこソファベッド

フレームにパイン材の天然木を使用した、伸縮タイプのソファベッド。ソファとベッドを兼用して、スペースを有効活用できます。床下は通気性が高く頑丈なすのこ仕様で、カビやダニの発生を防いでくれます。お部屋に添えるやさしい表情と、どこかぬくもりを感じる手触りは、天然木パイン材ならでは。天然木の風合いを活かしたナチュラルとダ-クブラウンの2色からお選びいただけます。

優しい天然木の風合いが楽しめる スタッキング機能付き スツール

天然木とベーシックからポップなカラーまで取り揃えたデザインが印象的なスツールです。コンパクト設計でお部屋のどこに置いても邪魔になりません。温もりある天然木を使用したこちらのスツールは、リビングや玄関、廊下などさまざまなシーンにお使いいただけます。豊富なカラーバリエーションなので、インテリアに合わせて、アクセントとして置くのにもぴったりです。

永く共に 選べる無垢材テーブルデザインチェアダイニング チェア

木を切り出してそのまま使う無垢材。自然が育てた伸びやかな木目が美しいアッシュ無垢材を使用したダイニングチェアです。肌触りも良く、経年変化も楽しめる無垢材は、多湿な時は水分を吸収し、乾燥している時は放出する調湿作用も。アームから背板、脚部へと流線を描くフォルムはデザイン性も高く、体を包み組むような座り心地。ベージュとブラウンの2色からお選びいただけます。

人気の高いデザイン 天然木ビーチ材ウィンザーチェア

細かな木目が美しいビーチ材を使用。傷や凹みに強く、経年変化が楽しめるので、長年使い続けやすい木材です。シンプルながらもデザイン性が高いこちらのチェアは、お花や植物を飾るのにもぴったりです。つるつるとした肌触りがよく、落ち着きのある色合いは、リラックスタイムにもおすすめです。

まとめ

自然の中に身を置いているような、思わず深呼吸したくなる空気。そんな心地よい暮らしがサステナビリティにつながるなんて、とっても素敵ですね。自分にも社会にも、地球にもやさしい毎日を、世界一落ち着ける自分のお部屋で。おすすめの商品と一緒にバイオフィリアな暮らしをぜひお楽しみください。

ソファの選び方・使い方の最近記事

  1. 【アジアンソファのおすすめ5選】特徴や選び方もご紹介

  2. 妊娠中でも安心して使える!妊婦さんにおすすめのローソファ5選

  3. 【3万以下で買える】安くておすすめのソファベッド5選!

  4. ミニマリストにソファは必要?あると便利なシーンや注意点を解説

  5. ソファがへたったら元に戻せる?回復方法や座り方の工夫をご紹介

関連記事

ソファスタイル

おすすめの記事

最近の記事

PAGE TOP