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インテリアからもアプローチ!素材で選ぶエコスタイル

最近、何かとエコ活動が話題になっていますよね。エコバッグやマイボトルが普及し、サティスナブル(持続可能な)やエシカル(倫理的な)という言葉も随分一般的になりました。環境問題への取り組みを発信する企業も増えています。この機会に、インテリアから暮らしにエコを取り入れてみませんか。

外せない無垢材

無垢材の無垢は「混じり物のない」という意味。天然の木から切り出した、つなぎのない木材のことです。代表的な天然のエコ素材ですので、まずチェックしておきましょう。

木材は再生可能な資源

「森林伐採って環境破壊だよね?」と思う方は多いかと思います。もちろん、木を伐りすぎてしまうことは大問題です。一方、森を適切に管理することで得られる木材は、リサイクルしやすく、新たに育てることのできるエコ資源なのです。

日本は、人の手でつくられた人工林を多く持っています。これを使わずに放置してしまうと、かえって土砂崩れが起きたり、木々の能力が低下したりしていってしまいます。適切な量の伐採と、若い木の植林が、森林を良い状態で保つために必要です。

無垢の製品は永く使える

先にも出てきましたが、木の伐りすぎはNGです。同じものを永く使い、新しい木が育つのを待つのが森林の維持には重要です。

無垢材の耐久性は高く、中には一生物と言われるような家具もあります。少しスケールの大きいお話ですが、何百年も前に建てられたお寺などは木造建築ですよね。このように素材としての耐久性は抜群と言えるでしょう。色の変化や傷までもが味になるのは、自然の素材ならではです。

性能面からも環境に優しい

無垢材の持つ性能も、環境に大きな貢献をしています。特にこれは!というエコな性能2つをピックアップしました。

地球温暖化の原因となる二酸化炭素を減らす

”炭素固定”という言葉を聞いたことはありますか?「理科や地理の授業で習ったかもしれない」という方もいらっしゃるでしょう。これは、植物が光合成を行う時に、空気中の二酸化炭素を取り込むことで起こります。

もし木を伐ったとしても、一度取り込んだ二酸化炭素はそのまま保たれます。結果的に、無垢材の家具を使ったり、木造の家に住むことで、空気中の二酸化炭素を減らすことができるという仕組みです。

湿度を調節してくれる

無垢材はその内部にたくさんの空洞を持っていて、水分を出し入れすることができます。湿気が多ければ水分を取り込み、乾燥していれば吐き出して、湿度を調節してくれるのです。人間の体感温度は湿度に大きな影響を受けます。湿度が高いと、室温を下げても不快に感じてしまい、ジメジメしやすい日本の夏では特に悩みがちな問題ですよね。

木造の家や、インテリアコーディネートに無垢材を多く取り入れていると、体感温度が数度違うと言われています。これが、エアコンの使用頻度を減らしたり、温度の下げすぎ、上げすぎを防いでくれるのです。

成長の早い植物たち

植物は天然のものであり、製造・廃棄時にかかるエネルギーや環境への負担が少ない素材です。中でも成長のスピードが早く、用材になるまでの年月が短い植物たちは、森林伐採が問題となっている現代で、環境に優しいエコな素材として重宝されています。

ラタン

ラタンは、熱帯地域のジャングルに生息する植物です。非常に長いつる状で、周りの木々に絡みついて伸びていきます。中には100メートルを超える巨大なものも!10年前後で家具として使える程に成長しますから、木と比べても圧倒的に成長が早いと言えるでしょう。

ラタンには幾つもの種類があり、軽いもの、重いもの、柔らかいもの、硬いもの、曲げやすいもの等々、加工の幅が広いのも魅力です。

ウォーターヒヤシンス

世界中の広範囲に生息している水草の一種です。こちらの植物は、成長の速さに加えて非常に繁殖力が高い植物です。少し残っているだけで、翌年には辺りを埋め尽くしてしまうほど。

丁寧に編みこみされた網目はオシャレで高級感があり、インテリアを一気にリゾート気分に仕上げてくれます。こまめに乾拭きをしたり、風通しの良い場所に置くと綺麗な状態を保てます。

アジアの温暖な地域に生息していて、日本でも馴染みの深いエコ素材です。3年ほどで成長し、竹材として使えるようになります。

また、地下茎から新しい芽が出るため、植林の必要がないこと、殺虫剤も肥料も必要としないという利点があります。和テイストのインテリアにはもちろん、シンプルなデザインの家具は、人気の北欧系ともマッチします。

木を伐らない素材は・・・

ズバリ、コルクです!コルクは木の皮からできる素材で、元の木を倒す必要がありません。剝がされた皮はまた再生し、およそ9年サイクルでまた採取することができます。

一番に思いつくであろうワインのコルク栓を抜いたあとで、余った部分を集めてボードにしたり、家具に加工したりするので、無駄がない点もエコですね。ワインの栓になるくらいですから、他の植物系素材と比べて水に強く、弾力があります。

まとめ

注目のエコ素材についてご紹介しましたが、如何でしょうか?どれも自然な天然素材ですから、温かみがあり、ほっと一息付けるようなインテリアにピッタリです。少しでもエコ素材を身近に感じて、お部屋に取り入れるきっかけになれば幸いです。


おすすめの商品

それではSOFA STYLEより、自然を感じるインテリアにピッタリのおすすめ5選を紹介していきます。コーディネート次第で様々な表情を見せてくれるアイテムたちですので、是非参考にしてみてください。

永く共に 選べる無垢材テーブルデザインチェアダイニング チェア

フレームに無垢材を用いた、シンプルデザインのダイニングチェアです。無駄のないフォルムでありながら、身体を包み込んでくれるような座り心地で、毎日の疲れを癒してくれます。ブラウンとベージュという、様々なお部屋に馴染みやすい2色をご用意しておりますので、コーディネートが組みやすいですよ。

カフェ時間 天然木ウォルナット無垢高級デザインリビングダイニング 2人掛けソファ

こちらは、脚の部分に無垢材を使ったハイセンスなソファです。重厚感のあるブラックに、パイピングのアクセントがきいて、置くだけでもオシャレなカフェ風インテリアを楽しめます。インパクトだけでなく、脚に使われた木の木目から感じるぬくもりから、どこか親しみを覚えます。ベンチやチェアタイプと合わせれば、レイアウトの幅も広がります。

アジアンリゾート気分 高級リラクシングヒヤシンスソファ 3人掛けソファ

丸みのあるデザインが可愛らしさを出しつつも、ウォーターヒヤシンスの高級感が光るソファです。ブラウンのファブリックや、天然木の脚がウォーターヒヤシンスとマッチし、存在感がありながらもフローリングに馴染んで悪目立ちしません。アジアンリゾート風インテリアで、毎日のリラックスタイムをワンランク上に格上げしてくれます。お好きな色を、クッションでプラスし、アクセントにするのも楽しいですよ♪

曲線を前面に出した美しいデザイン ラタン素材ロッキングチェア

ロッキングチェアに揺られてまったり♡そんな穏やかな時間に幼いころから憧れている方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。脚や肘置きのカーブにラタンの特徴が存分に生かされたお品です。窓際に置いて、ゆっくりお家時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

キレイを保ってゆったりくつろぐ 洗えるカバーリングフロアコーナーソファ

ブラウンやベージュで統一したモダンなインテリアも素敵ですが、少し明るい色を入れたいな、という方へ提案したい一色がグリーンです。天然素材は元々葉っぱにグリーンをもつ植物ですから、新緑のように爽やかな雰囲気を楽しめるでしょう。観葉植物を置くのも素敵です。こちらのソファは、お手入れが簡単ですし、低めで圧迫感がありません。思い切ってフローリングを無垢にしたお部屋では、床に近い場所で木の温かみを感じたいですね。

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