ソファを長く使っていると、座面がへたって座り心地が悪くなることはありませんか？通常のソファの寿命は3～5年程度と言われています。しかし、内部構造や素材によって耐久性や寿命が大きく変わってきます。この記事では、ソファに使われている内部の素材・張り地素材の耐久性について紹介していきます。後半には、ソファを長持ちさせる正しい使い方について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
内部構造別の耐久性
ソファの内部構造は大きく分けて3種類ほどあります。1つ1つ特性が違うので、1つ1つ見ていきましょう。
Sバネ
Sバネとは、S字型に連結させたバネのことです。銅線や金属製の物をS字に曲げて、体重を支えてくれます。スプリング材の中では比較的安価で、ヘタリを防ぐため山形に膨らんでいるのが特徴です。
ポケットコイル
ポケットコイルとは、小さな袋にコイルが1つずつ包まれたタイプのことです。コイルが独立しているため、1部分にしか耐圧がかからず、へたりにくいのが特徴と言えます。荷重を分散させるコイルは、素材の中では耐久性が高いです。
ウェービングテープ
ウェービングテープは最もベーシックなタイプの素材です。ソファの衝撃吸収素材の代表的な存在で、日本のソファで最も使われている素材でもあります。構造は、ゴム状の幅広いテープのような物で、フレームの座面下部分に編み込まれています。
柔らかい座り心地が特徴で、ふんわり包み込まれるような感覚を味わえるでしょう。しかし、弾力性や耐久性がやや劣るため、長くソファを使いたい人には向いていないです。3つの素材の中でも、最も耐久性が低いです。
張り地素材の耐久性
張り地は、直接肌に触れるため、素材によって耐久性能が大きく変わってきます。代表的な3つの素材の特徴を紹介します。
ファブリック素材
ファブリックとは、生地や織物のことです。日常で目にする機会の多いクッションやカーテン、ぬいぐるみなどで使われています。生地の耐久性は、厚みによって変わりますが、合皮よりは頑丈だと思ってください。
逆に、汚れや匂いには弱いです。小さなお子様やペットがいる家庭では、食べこぼしや糞尿によって、汚れ・匂いが残りやすいです。
ただ、中には取外し可能なカバーリングタイプがあるので、手洗いやクリーニングも可能。汚れや傷が目立つようになったら新品に変えてあげましょう。汚れやすい素材なので定期的に新品にすることで、すたれた印象になるのを防げます。
合皮
合皮とは、天然の本革に似せて作られた人工的なプラスチック素材です。ポリ塩化ビニルやポリウレタンを使用しているため、水を弾きやすく、汚れが目立ちにくいです。平均的な寿命は4～5年と言われています。
また、直射日光や乾燥、摩擦に弱い特徴があります。ただ「加水分解」という空気中の水分と結合して劣化していく特徴があるため、湿度が高かったり、長時間水に触れさせたりしていると、劣化が急激に進みます。表面がネバネバしたり、ポロポロ剥がれてきたらかなり劣化している証拠です。
劣化を防ぐには、カーテンで遮光をしたり、部屋の湿度をエアコンで調節したりするようにしましょう。そうすることで、表面の劣化を遅らせることができます。
本革
本革とは、その名の通り本物の動物の革のことを指します。比較的耐久性が高く、長く使うことで味わい深い風合いを楽しむことができます。天然素材のため、劣化はしにくいです。手入れ次第では10年以上も使うことが可能です。
また、経年劣化による汚れや傷を楽しめるのも大きいです。お子さんやペットがいるご家庭にありがちな、食べこぼしや傷を「味」として捉えることで、逆にメリットにもなります。耐久性が高く、汚れや傷も気にならないため本革ソファ最強の耐久性を持っていると言えます。
ソファを長持ちさせる3つの基本
ソファを長持ちさせるためには、避けておくべき3つの基本があります。ソファは高価な物が多いので、なるべく長く愛用したいですよね。そんな人は、ぜひ参考にしてください。
激しい運動を控える
当然のことですが、ソファの上での激しい運動は控えるようにしましょう。小さなお子さんやペットによる衝撃は、ソファの内部や張り地にも大きなダメージを与えます。寿命を縮める行為はなるべく控えるようにしましょう。
また、激しい運動と同様に、重たい荷物を置くのもNGです。ソファの内部は、強い荷重を長く与えると耐久性が徐々に劣化をしていきます。基本的に、人が座ることが以外の強い衝撃は避けるようにしましょう。
食べこぼし・飲みこぼしを放置しない
ソファの上での食べこぼしや飲みこぼしは、汚れや臭いの原因になります。重要なのは長い時間放置しないことです。そうすることで、ソファを長持ちさせます。
ファブリック素材
ファブリック素材の特徴は、繊維と繊維の隙間が大きいため、食べかすやほこりが入りやすいことです。隙間に入り込んだカスは掃除機でも取りづらく、場合によってダニやカビが発生する原因になります。
また、油や色の汚れは1度ついてしまうと綺麗に落とすことは難しいです。食べこぼしや飲みこぼしがあった場合には、なるべく早く水や中性洗剤を使って綺麗に汚れを落しましょう。そうすることで、劣化を防いで耐久性を保つことができます。
合皮
基本的に合皮は食べこぼしや飲みこぼしに強いのが特徴です。しかし、長時間放置すると表面のコーティングが溶けてネバネバになったり、ボロボロと剥がれる原因になります。
ソファの上を汚した時は、すぐに汚れを落とすことが重要です。水拭きや乾拭きをするだけで劣化のスピードが変わってきます。なるべく放置しないように心がけましょう。
本革
本革は基本的に劣化しにくく、汚れを「味」として捉えることができます。ただし、長く愛用していくためには、汚れを無視するわけにはいきません。ある程度綺麗に保つためには、食べこぼしや飲みこぼしもなるべく早く取り除く必要があります。
まとめ
ソファの内部構造は素材によって、耐久性の高い物から、低い物までさまざまな種類があります。素材によって値段が変わってくるので、自分のお財布と相談しながら長持ちするソファを選びましょう。ソファは5～10年以上長く愛用する家具です。正しく使うことで耐久性を保つことができますよ。
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長持ちする素材のソファ
素材別に長持ちするソファをセレクトしました。ぜひ、参考にしてください。
最高級のデザイン&座り心地 フランス産フェザー入りモダンデザインソファ 幅190cm
背中にはウェービングテープ、座面にはS字バネやポケットコイルを使用した贅沢なソファです。ポケットコイルが入っているので、柔らかなでもっちりとした座り心地を実現しました。また、デザインにもこだわっているため、部屋に配置するだけで主役級の存在感を発揮します。シンプルで美しいフォルム、飽きのこないデザインは、洗練されながらどこか安らぎを感じます。さらに、全体的にロータイプで作られているので、圧迫感を感じにくいサイズ感になっています。
心地よいリラックス空間 北欧モダンデザイン木肘ソファダイニング 2人掛けソファ
お部屋が狭くて悩んでいる人におすすめしたい北欧風モダンデザインソファダイニングです。ダイニングもソファも置きたいけれどお部屋のスペースに余裕がない。そんな時におすすめなのが「ソファダイニング」です。くつろぎも食事空間もどちらも妥協しない1台2役のインテリアです。座面にはクッション性に優れたSバネやウェービングベルトを内蔵した、こだわりの設計になっています。座り心地も抜群のソファです。
ポケットコイルのふっくら座面 日本製 14段階リクライニング座椅子
ポケットコイルのふっくら座面が特徴の14段階リクライニング座椅子です。ポケットコイルは、1部分にしか耐圧がかからないため、へたりにくく耐久性が高い特徴があります。長時間座っても疲れにくいですよ。背もたれのリクライニングは14段階でヘッドレスト部分も曲がるため、幅広いシーンで活躍してくれます。本を読んだりテレビを見たり、姿勢を自由に変えることで肩こりや疲れを防いでくれます。座椅子のデメリットである座面の厚みも17cmのボリューム感。ソファのような座り心地を体感していただけます。
上質空間 座り心地にこだわったポケットコイルリビングダイニング 5点セット
ポケットコイルを使用した座り心地にこだわったリビングダイニングソファです。こんな悩みをお持ちではないですか？「ソファとダイニングを置くスペースがない」「モノが増えてきて見通しが悪い」「仕事スペースが作れない」そんな方にぜひこちらの5点セットをおすすめしたいです。一般的なダイニングセットと同じスペースに収まるので限られた空間を有効に使えます。座面には高級なマットレスで使われているポケットコイルを贅沢に使用しています。へたりが少なく長く使えるのも嬉しいポイントです。
しっかりした座り心地 コイルスプリング内蔵カウチソファ ファブリックタイプ
ポケットコイルによるワンランク上の座り心地、ファブリックタイプのカウチソファです。ベッドや高級ソファにつかわれることの多いポケットコイルは、柔らかさの中にもしっかりとした弾力を感じるこだわりの座り心地を実現します。ベッドにも使われている素材なので横になってくつろぐ時にも気持ちの良い感触です。カウチスタイルは、片方の肘掛けを倒せば足を伸ばして寛ぐことが可能です。汎用性の高いソファは1台あるだけで生活が便利になります。
