かっこいいイメージのお部屋を作りたい時に出てくるインテリアのキーワードの一つがインダストリアル。なんとなくアメリカン?なんとなく雑然とした感じ?とわかっていても、意外とイメージが漠然としている方も多いのではないでしょうか。この記事ではインダストリアルな部屋づくりをソファを中心に考えていきます。
インダストリアルって?
インダストリアルとはindustrialという英語で、直訳すると工業的、産業的といった意味になります。イメージがなんとなくわかってはいるけれど実際どんなものがインダストリアルになるのでしょうか。
アメリカで生まれた言葉
1920年頃にインダストリアルデザインという言葉がアメリカで使われ始めました。この時代は様々なものが工場で大量生産され、戦後はさらに大量消費される時代に突入しました。
インダストリアルなデザインは、工場を思わせるシンプルで機能美を追求したインテリアで、飾り気のないむき出しな雰囲気に作り上げていったものをさします。
素材がむき出しって?
工場がどのようなつくりになっているのかを想像してみてください。装飾がなく、機能優先ですっきりとした場所ですよね。
自宅でインダストリアルインテリアを作っていく際にはスチール、木材、ブロック、レンガなどで、サビや最小限の塗装が施されているものを集めていくといいでしょう。装飾なしの基礎のみ、枠組みのみ、コンクリート打ちっ放しなど、極力華美なものを省いているデザインのものを選ぶとインダストリアルな印象になります。
シンプルで飾り気がない
インテリア小物を選ぶ際には、機械的な雰囲気、機能重視のものを選ぶとまとまります。丈夫でシンプルな家具、工具をしまうための箱や引き出し、大型機械を置いても丈夫そうなテーブルなどをイメージしながら家具を選んでいくといいですね。
重厚で丈夫、サビ感やヴィンテージなウッド素材を取り入れていくと雰囲気が出ますね。
インダストリアルを部屋に取り入れる
インダストリアルなお部屋にするためにどこから手をつけていけばいいでしょうか。一から始める場合は迷ってしまいます。この項目ではどこを変えるとどう変われるのか、インダストリアルにするポイントをまとめてみました。
スチール・木材・レザーで揃える
むき出し感が出るのは、素材感を活かしたスチール、レザー製品です。メタリックなものは工具や機械を連想させ、レザーは丈夫な天然素材ですので収納やベルト部分などで工業的なシーンで数多く使われている素材です。全体的にブラック、グレー、ブラウンを中心に色をダークに抑えると無骨さが出ます。
同じサイズのものが並ぶ、平らな表面、高さが揃っている、などの条件は整然とした機能的な印象を与えますので工場っぽくなります。素材のままの色を使っているインテリアを中心に、自分がかっこいいと感じるものを揃えていきましょう。
壁紙をチェンジ
壁紙を張り替えれば、インテリアの雰囲気を一気に変えることができます。賃貸の場合でも貼って剥がせる壁紙もありますからぜひ挑戦してみてください。
むき出しのコンクリート、レンガ、板張りの壁を思わせるデザインの壁紙に変えれば、一気に工場のような雰囲気に変えられます。
照明をチェンジ
お部屋の照明もできるだけシンプルに。アンティークな雰囲気の電球が一つぶら下がっているだけでも雰囲気が出ます。アルミの傘や、ワイヤーでできた傘などが工業的な雰囲気が出ます。
あまり色々なデザインを散乱させずに、飾り気のないシンプルな照明でインテリア小物を引き立てましょう。
不要なものを省く
インダストリアルな雰囲気を作るにあたって、どんなものがお部屋を邪魔するのでしょうか。お部屋を作っていくにあたって、「これが無ければよかったんだ!」がわかるとインダストリアルな雰囲気を加速して作ることができます。
曲線的で女性的なイメージ
曲線の美しいものは優しい雰囲気になり、無骨とは対局なデザインになります。ただ、職人の技を感じる木製品はヴィンテージ、スチールの曲線は工業的な雰囲気が出ますので選び方に注意しながら取り入れましょう。
華やかな美しさはインダストリアルとは真逆になりますから、置かない、もしくは極力小さいスペースに収めることをおすすめします。
優しい色合い
インダストリアルな雰囲気はダークな色合いがメインです。パステルカラーなど可愛らしい印象の色は雰囲気を壊してしまいます。蛍光色やビビットな色は面積が広く無ければうまく取り入れることができます。
工場などでも重要なものは派手な色が使われていますよね。ただし、インテリアの中で際立って目立ちますので、何を何色で置くのか、よく計算して配置も考慮していく必要があります。
キャラクター
これは言わずもがなではありますが、アニメや人形などのキャラクターものはなかなか馴染みにくいです。どうしても顔のついたものを部屋に置きたい場合は、レトロなキャラクターを選ぶのがおすすめです。
ヴィンテージミッキーや、ミシュラン、ファーストフード店の初期モデルのキャラクターなどは、無骨な雰囲気の部屋にも馴染んでくれます。
インダストリアルになれるソファ
工業的なところにはくつろぐ印象がないのでソファってあう?と思う方もいらっしゃるかもしれません。工場だって休憩する場所がありますから、しっかり体が休まるヴィンテージな雰囲気のものを選ぶと馴染みやすいです。早速、あなたのインダストリアルなインテリアにあうソファを見つけましょう。
天然木
シンプルなむき出しイメージのインダストリアルインテリアには、加工をしすぎていないものが似合います。木材も合う素材のうちの一つです。木目の美しさや、必要最低限のシンプルさが感じられるデザインの家具を揃えていくと雰囲気が出ます。またヴィンテージ感なども加わるといいですね。
天然木を使用した高級感のあるデザイン 木肘ソファ 3人掛け
並んだくるみボタンがレトロな雰囲気を醸し出し、天然木との組み合わせで様々なインテリアに合うソファです。特にブラックのレザーはヴィンテージ感が強く、インダストリアルなインテリアを作る要素として無骨な雰囲気を出してくれます。3人掛けソファは大きいからこその高級感と安定感を併せ持っているので、大人の落ち着いた空気感を出すことができます。
本格派デザイン 16色から選べる伸縮・伸長式北欧天然木すのこソファベッド
白木はナチュラルな雰囲気になってインダストリアルには合わないのでは?と思われるかもしれません。このソファは、まっすぐで四角いすっきりとした姿で、余計なものがそぎ落とされたデザインです。比較的ライトな明るいカラーのインダストリアルを目指す方におすすめです。特にクッションにブラックを選べば、全体が引き締まります。
レザー
無骨な男っぽいイメージを出すのに欠かせないのがレザー素材。特にヴィンテージな雰囲気を出すのが得意です。かっこいいだけでなく、汚れに強く、お手入れが簡単なので日常での扱いも楽チンなのは助かります。
圧迫感のないスタイリッシュなデザイン ヴィンテージデザイン 木肘ソファ 2人掛け
アイアンフレーム×天然木が個性的でありながらも室内のディスプレイ次第でフレキシブルに表情を変えてくれる優秀なソファ。ヴィンテージ感のあるレザーはダークブラウンがおすすめです。ポケットコイルを使用したクッションは座り心地がよく型崩れがしにくいため、長く愛用していただけます。
こだわりのデザインでグレード感アップ ヴィンテージスタンダードソファ 3人掛けタイプ
シンプルでスタンダードなスタイルだからこそ、ソファ自体のデザインの良さやレザーの質の良さが感じられるソファです。ヴィンテージな雰囲気のレザーは3色どれを選んでもインダストリアルインテリアにぴったり。レザーに包まれた肘からは高級感も感じられます。本物の革と質感の近いレザーで大人の雰囲気を出すことができます。
スチール
金属パイプは無骨さを出すには欠かせない素材です。金属の冷たい質感やシンプルでまっすぐな様子はまさにインダストリアル。金属の色調を揃えて他のインテリア小物や収納を揃えていくと統一感がでます。
異素材の組合せを楽しむ ヴィンテージスチールソファ 2人掛け
シンプルな四角いクッションにスチールフレームですっきりと仕上がったソファ。木肘の天然素材とのコンビネーションが素敵です。スチールのバックデザインも抜かりなく、壁寄りに置かずにぜひ見えるように配置したい後ろ姿。背もたれのクッションを外せば、正面からスチールの枠を見せて使うこともできます。お気に入りのクッションを並べて使いたいですね。
まとめ
インダストリアルなデザインに仕上げるのに、ソファは欠かせないアイテムです。ソファは大きな家具ですので、インダストリアルな雰囲気を出す際には室内で重要な役割を果たしてくれます。それと同時に、無骨で淡白な印象のインダストリアルインテリアをソフトにリラックスできる雰囲気にしてくれます。クールでありながらも、リラックスできるインダストリアルインテリアをソファとともに作り上げてみてくださいね。