ソファーの内部を有効活用した収納タイプは便利な一方、大きさや座っている時に使えないなどのデメリットも多いと言われます。ですがそのデメリット、ソファーのことをきちんと理解していないから生じるものではありませんか?今回は収納付きソファーの特徴を踏まえ、適した使い方やメリットをご紹介します。
収納付きソファーが使いづらいと言われる理由
まずは改めて、収納付きソファーのデメリットを確認してみましょう。
収納扉のタイプに注意
1つ目の不便さは収納扉のタイプが関係しています。ソファーの収納は主に座面を引き上げて収納するタイプと、ソファー下部に引き出しを設けているタイプが存在。
引き上げ型は更にバネで跳ね上げるタイプと、蓋のように座面を取り外せるタイプに分けられます。このうち引き上げ型のソファーは、人が座っていると使えません。また跳ね上げ型は勢いがつきやすく、人や物にぶつかるリスクも考えられます。
引き出し型は座りながらでも使えますが、足は避ける必要があるほか、引き出しの分だけスペースも空けなくてはなりません。
収納スペースや出し入れで場所を取る
ソファーの内部を収納にして有効活用!というメリットは、収納の分だけソファー自体が大きくなるデメリットでもあります。もちろんコンパクトな収納付きソファーもありますが、収納量を求めるだけソファー自体も大きくなり、部屋を圧迫するような印象。
加えて引き出しタイプはスペースが必要としましたが、引き上げタイプであっても蓋を動かせるゆとりが求められます。
クリアタイプの収納はほぼない
ソファーの特性上、扉を開けなければ中身が確認できないのもデメリットです。透明なソファーというのは、ビニール製でもない限り存在しないでしょう。
ラックやケースなどクリアタイプがある家具に比べると、どこに何をしまったか、一々開けて確認しなければいけません。
通気性が悪く湿気がたまりやすい
ソファー内は密閉されていますから、通気性は高くありません。普段使わないものを収納した場合、湿気がどんどん溜まってしまい、いざ使おうと蓋を開けたらカビが生えていた…なんてことも。
カビを落とすことができればよいですが、収納していた道具はもちろん、ソファー自体も買い替えなければいけない事態になるのは困りますね。
デメリット対策にもなるソファーの使い方
先に挙げたデメリット、実は使い方次第で気にせず利用できるケースもあります。
開け方によって中身を決める
収納部分の開け方によって、しまう中身を変えると不便さが解消されます。例えば開閉自体は楽に行える引き出し型なら、毎日のように使う日用品がおすすめ。
少し手間のかかる引き上げ型は、季節ものなど頻繁ではない品を選べぶことで、開閉の回数を抑えられます。
ほかの家具を減らして部屋を開放的に
収納が多くソファー自体も大きくなりがちというデメリットは、反対にほかの家具を見直しましょう。ソファーにしまえるのであれば、その分棚やラックな不要のはず。部屋をスッキリさせれば、引き出しタイプのスペース確保というデメリットもクリアできます。
減らせる家具は収納のみとは限りません。例えば収納付きだけでなくベッドにもなるソファーなら、寝具を置くスペースも節約できます。もしどうしてもソファーを小さくする必要があるなら、コンパクトなスツールタイプもおすすめです。
中身が見えない収納は部屋をスッキリ魅せる
中身が確認できない点は、部屋を散らかしがちな方にとってはむしろメリットです。極端な話、押し入れに物を詰め込むように、ソファー内の収納を利用することができるため、急な来客時も部屋をスッキリ見せられます。普段から整理整頓するのがベストですが、できない方にも安心ですよね。
またソファーの収納は小さなお子さんやペットのイタズラ防止にも便利。中身が見えにくいことに加えて、誰かが座っているというのはこの上ないロック方法です。
湿気対策は使用頻度の高さで解決
中身やソファーへのダメージが気になる湿気は、単純に開閉頻度を増やすことで解決出来ます。収納を開け閉めすれば風通しがよくなるので、湿気を逃がすことが可能です。
手間でなければ座る直前など、中身の出し入れに関係なく開閉だけするのも◎。もちろん開閉が少ない場合は、除湿剤などを入れてもよいです。
デメリットだけじゃない!収納付きソファーのメリット
そもそも収納付きソファーには、メリットもたくさんあります。デメリット対策もできるなら、むしろメリットだらけのソファーと言えますね。
ソファーを置いた部屋で使う物の保管に最適
ソファーに収納があるということは、くつろいでいる最中でも別の部屋に行くことなく必要な物を取り出せるということ。
リビングに置くなら本やBlu-rayなどの嗜好品やお子さんのおもちゃ、家電のリモコンなどを入れる場所としても適しています。湿気対策などを徹底していれば、お菓子を入れるのもありですよ。
収納量はたっぷり
ソファーにもよりますが、収納スペースが意外と大きいのも魅力。特に引き上げ型は収納に割いているスペースが大きく、見た目以上にたくさんの物が入ります。
収納重視で選ぶ際はソファー自体のサイズと共に、クッション部分との割合もチェックしてみましょう。
サイズやデザインなどバリエーションは豊富
収納量がソファーごとに異なる点も、自分に適した収納量で探せるメリットになります。1人用ソファーや、オットマンなどスツール型にも収納付きタイプはあるため、1人暮らしの方にも便利です。
ほかにもリクライニング機能付きや、カラーバリエーション豊富なタイプなど、ほかのソファーと変わらない選び方が可能。収納付きだからと言って、ほかの機能を妥協する必要はありません。
まとめ
収納付きソファーは、収納という大きな機能を持っている分デメリットが多いように感じられますが、使い方次第です。中身の不透明さは部屋をスッキリさせてくれますし、普段座る場所ゆえの開けにくさは鍵の代わりになってくれます。せっかくの便利機能を効率よく使って、快適な生活を送りましょう。
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おすすめの商品
ではここから、特におすすめの収納付きソファーをご紹介します。収納スペースのサイズや蓋のタイプなど、自分にぴったりな製品はどれか、ぜひチェックしてみてください。
収納スペースの少ないお部屋でも大活躍 収納付きソファ 2人掛け
2人用ですがコンパクトで省スペースなソファーです。幅は136cmしかなく、1人暮らしの方にもおすすめ。収納は座面部分のほかサイドにポケットがあり、リモコンなどちょっとしたアイテムを入れておくのに便利です。開閉は跳ね上げタイプで、開けた状態で固定することもでき、常に支えている必要がありません。2人用座面ということもあって収納スペースも100cm以上の幅があり、たくさんの荷物を収納できます。
お部屋すっきり スペース有効活用 収納付き リビングダイニング 1人掛けスツール
スツールタイプのソファーです。見た目はとてもコンパクト。収納ラックの蓋がクッションになったと言っても過言ではない構造で、小ささの割に収納量は大きいです。その分座面が薄く見えますが、ウレタン素材をたっぷり含んでおり、長時間座って過ごせます。ソファー自体が折りたたみ式でもあり、使わない時はよりコンパクトに保管することが可能です。
収納抜群 高さ調節可能こたつ布団が納まる収納付ソファダイニング コーナーソファ
収納付きに加えて、高さ調節のできるソファーです。脚が20cmと4cmの2種類で切り替えることができ、4cmの場合はローソファーとしてこたつなどに合わせられます。コーナー型をしているので、部屋の隅に置いてもオシャレ。収納は座面部分で、深さは10cm。幅は50㎝ほどですから、普段読む雑誌などを入れて置くと読みたい時にすぐ取り出せます。
こたつもソファも高さ調節できる収納付リビングダイニング 1人掛けソファ
こちらは脚付きの1人用ソファー。脚は高さがあるので、ダイニングソファーとしても使えます。短い脚に付け替えることも可能で、ローテーブルやこたつに合わせることも可能。季節ごとに使い分けたり、模様替えを楽しみたい方にもおすすめです。ソファー本体の厚みは20cmほどで、内収納の深さは7.5㎝ほど。その分クッション部分がしっかりしており、収納を確保しつつ座り心地も満足させることができます。
ソファベッドに、スツールに、収納に マルチ機能ソファベッド
収納部分は大きいほどいいという方におすすめしたいのが、こちらのソファーベッド。ベッドとしても活用できるだけの広さがあり、その分収納スペースも充実しています。背面及び片方の端はリクライニング機能も付いているので、座ってもくつろぎやすいのが魅力。更に一部はスツールとして独立しており、サイドに付けてベッドスペースを広げるもよし、向かい側において来客用の椅子を増やしたり、オットマンのように足を乗せるのもよしです。