低いソファーは部屋が開放的に見えると人気ですが、そのソファーのどこが低いかをちゃんと見ていますか?低いソファーなら何でも安心と考えると、思わぬ失敗もあるかもしれません。今回はソファーの中でも、低さに特徴のあるタイプについてご紹介します。
ソファーには色んな「低い」がある!
低いソファーと聞いて、何を想像するでしょうか?ここではソファーが持つ様々な「低い」を見てみましょう。
座面が低いローソファー
一般的に低いソファー、ローソファーと言われるのは座面の低いタイプです。座った時に床に近くなるため、天井が高く感じられ、開放的な気分も得られます。
脚のないフロアソファー
ローソファーと似たタイプに、フロアソファーがあります。フロアソファーもローソファーの一種で、特徴は脚がないことです。
単にローソファーと言った場合、脚があるタイプも存在します。低ければどっちでもいいという方もいるかもしれませんが、脚の有無でこだわりたい場合は注意しましょう。
背もたれが低いローバック
ソファーには座面だけでなく背もたれもありますが、背もたれが低いローバックソファーも存在します。座面自体は高くても、背もたれが低いことでソファー自体の圧迫感がなくなるのは魅力です。
肘掛けが低いソファーも
そのほか、肘掛けの高さもソファーによって違います。肘掛けは低いソファーとして言われることは少ないですが、高ければ腕を預けやすい、低ければアームレスのように使えるなどそれぞれに特徴があります。
低いソファーのメリット
そんな低いソファーですが、低さゆえのメリットを探してみました。以下の点に魅力を感じるなら、低いソファーはぴったりです。
天井が高くスッキリ
ローソファーやフロアソファーで挙げたように、ソファーが低いと天井が高く感じられ、開放的な空間が作れます。ソファーは大きい家具ですから、置くだけで部屋が狭くなりがちです。上部にゆとりを持たせることで、閉塞感を減らすことができます。
床に近い暮らしができる
フロアソファーの場合は、座った時に床に足を伸ばせる点もメリットです。カウチのように広い座面が無くても、床が使えるので足も楽にくつろげます。床に直接座ることが多い、和室用のソファーとしてもおすすめです。冬は低いソファーに座ったまま、こたつを利用することもできます。
赤ちゃんやペットの落下対策に
座面が低いということは、落ちた時にダメージが少ないのもポイントです。赤ちゃんなど小さなお子さん、あるいはペットがいる家庭では、目を離したすきに転げ落ちてしまうリスクも少なくありません。
もちろん落ちないようにすることは大事ですが、万一落ちた時のことを考え、衝撃を緩和する対策として低いソファーにするのも手です。
購入失敗?低いソファーで起きやすい違和感
ただ便利だからという理由で、低いソファーに決めてしまうのは安易かもしれません。低いソファーを使うことで生じやすいデメリットもあります。
思っていたよりも低くない
低いと銘打たれていても、実際に部屋に置いてみたら意外とそうでもない、というケースは多いです。例えばローソファーは、脚によって高さを感じることがあります。
またフロアソファーであっても、座面の弾力性や収納機能などの理由で高くなっているケースが見られます。
ソファーに寄りかかる生活になりがち
ソファーに高さがあった場合、床に近い生活を求めていた方にとっては、ソファーそのものが不要に感じることもあるでしょう。ソファーに座ったままでは足を伸ばすことができず、結局床に座ってソファーは寄りかかるだけの存在になりかねません。
低すぎにも注意
一方で、座面が低ければよいとも断言できません。例えば足腰への負担です。座面が床に近くなるほど、立ち上がる際の負担は大きくなります。足腰が弱い方はもちろん、そうでなくても、立ち上がった時にふらつきやすいです。
またテレビや家具の位置がソファーよりも高い部屋では、視線は常に上向きになります。見上げてばかりでは首への負担も大きいです。特にローバックタイプは注意しましょう。
自分にぴったりな低いソファーを探そう
メリットデメリット双方を踏まえて、より使いやすいソファーを選びましょう。
サイズチェックは必須
どれほどの高さなら過ごしやすいのか、低いソファーというだけでなく、サイズもきちんと確認しましょう。ローソファーの場合30cm前後が目安とされていますが、お店やブランドによって定義が変わることもあります。また背もたれや肘掛けの高さ、座面の広さなども見てください。
全てのパーツをローサイズにする必要はない
座面は低いタイプにするとしても、ほかのパーツ全てをローサイズにするかは別問題です。例えば首への負担が気になるなら、背もたれはハイバックタイプを選んだ方が、頭まで支えてもらえます。
また座面が低くても、肘掛けに高さがあれば立ち上がりの際補助として役立ちます。立ち上がりの点では、ローソファーの中でも高さがあるタイプをあえて選ぶのも手です。
座面は座り心地もチェック
低い座面は、つまり薄い座面です。ソファーの中にはマットのようにほとんど床と変わりない高さも存在します。薄いタイプは弾力性に欠けたり、へたるのが早いなどのデメリットもあるので、長時間座りっぱなしで過ごすなら注意が必要です。弾力性の高い素材を優先するなど、ソファーの機能面もチェックしてみましょう。
まとめ
低いソファーは開放的なイメージがあるものの、様々なタイプがあるため、必ずしも理想の使い方ができるとは限りません。どこが低いのか、具体的なサイズはどうかなど、個々のソファーをきちんと見極め、ぴったりな商品を選びましょう。
おすすめの商品
ここからはソファスタイルでオススメの低いソファーをご紹介します。求めるタイプが決まっていない方も、実際の配置などからイメージを掴めるので、ぜひご覧ください。
冬はこたつに合わせてくつろぎたい 低反発ハイバックローソファ 1人掛け
短い脚のついたローソファーです。脚は取り外しフロアソファーとして使うこともできるので、あと少しの差でこたつやローテーブルに入らないという時にも重宝します。また背もたれにはリクライニング機能があり、完全に倒してベッドのように寝ることも可能です。背もたれの高さが気になる時など、傾斜を緩くすれば圧迫感もありません。
ゆったりロースタイルと高級感 品格感じるローソファ 2.5人掛けタイプ
フロアソファー、かつ座面の厚みも18cmほどとかなり床に近い過ごし方ができる商品です。こちらは2.5人掛けと、2人で座ってもゆったりできるサイズなので、くつろぎ重視の方にも向いています。また背もたれの高さ及び、肘掛けの幅がそれぞれ2タイプから選べます。背もたれの圧迫感をなくしたいならロータイプがおすすめ。肘掛けは高さこそ変わりませんが、ワイドなら腕を預けたり物を置く際に安定しやすいです。
組み合わせ自由に様々なスタイルを作れる 日本製コーナーローソファ
1人掛けソファー複数に、コーナーソファーがセットになった商品です。個別に使うのも良いですし、組み合わせてL字にしたり、2セット以上使ってコの字を作るなど様々なアレンジができます。座面はマットと言ってよいほど床に近く、床のラグや畳に足を伸ばしたい方に適しています。背もたれも低め、かつ展開すればちょっと横になりたい時に便利です。
良いモノは一生モノ 天然木すのこソファベッド (セミダブル)
フレーム部分にすのこを用いたソファーベッドです。ソファーの状態から背もたれを倒し、座面を引き出すことでベッドになります。ベッドの半分近くのサイズになるため、背もたれはハイバックに近いです。座面は低くても背もたれにしっかり寄りかかりたい方に向いています。ベッドとしてはセミダブルサイズなので、ソファーの時も1人でゆったり座れます。
ふかふかクッションが心地いい ゆったりソファ 幅120cm
全体が大きなクッションのようなフロアソファーです。背もたれは7段階リクライニングがついており、フラットにすれば文字通り大きなクッションに早変わり。カウチやベッドのようにくつろぎやすいです。表面は撥水加工が施されているため、飲み物などをうっかりこぼしてしまっても拭き取りやすく安心です。カラーバリエーションも豊富なので、部屋に馴染む1色が選べます。