ソファはリビングに置いてリラックスする家具ですが、近年はダイニング向けの商品も増えています。しかしダイニングソファと言っても、機能やサイズは様々です。今回は、ダイニングで主に行う食事に注目し、ぴったりなソファを選ぶコツをご紹介します。
食事がしやすいソファの特徴
まずは食事に適したソファとはどんなものかを見てみましょう。
座面や背もたれの安定感
食事に集中するためには、ソファも安定感が必要です。特に座面は、柔らかいクッションよりも少し硬めの素材が適しています。
背もたれも座面ほどではないものの、寄りかかった時に沈みこんでしまうよりはほどよい硬さで受け止めてくれる方が起き上がりやすいです。ソファを選ぶのはくつろぎたいがゆえですが、椅子のように重心を預けても不安にならない弾力かチェックしましょう。
座面の奥行きは浅め
座面はまた、奥行きが浅めで構いません。あっても50cm程度で十分です。食事中はテーブルにあるものを取りやすくするため、椅子でも浅く腰掛けていませんか?
深く座る機会が少ないのであれば、わざわざ奥行きのあるソファを選ぶ必要もなくなります。
飲食品をこぼしても対処できる
食事に付きものなのが、飲食品をうっかりこぼしてしまうリスクです。木材や金属が多い椅子ならばすぐ拭き取ることもできますが、布張りが多いソファでは別です。
なかなか汚れが取れなかったり、シミになることもあります。布の中でも撥水性が期待でき拭き取りしやすいレザーや、万一汚れが取れなくても丸洗いできるカバーリングタイプなどが適しています。
ダイニングや家具との相性で選ぶ
食事時の利用に加え、設置場所であるダイニングやそこにある家具などとの相性もチェックしてみましょう。
コーナー型やベンチ型ソファでスッキリ
リビングなら部屋の真ん中に置くのもよいですが、ダイニングはテーブルや食器棚、時には冷蔵庫など様々な家具が集まっています。
配置場所が限定される時に便利なのがコーナーソファやベンチソファです。これらのタイプは部屋の隅や壁際に寄せても違和感がなく、スペースを効率よく使えます。
座面の高さはテーブル-30cm前後
ソファに座った時、テーブルが30cmほど高い位置にあると食事がしやすいです。既に食事用のテーブルがある場合は、天板の高さから30cm引いた高さの座面を選びましょう。
一方もしテーブルも購入するならば、テーブルも含めたソファセットが便利です。最初から相性の良い高さに調節されているため、失敗がありません。ソファ及びテーブルに高さ調節機能が付いていると、より合わせやすくなります。
肘掛けがテーブルにぶつからないか注意
座面が低くても、肘掛けがテーブルにぶつかる可能性に注意しましょう。ソファは椅子に比べて動かすことは少ないですが、食事をとりやすくするため、あるいはソファの後ろを通る時など、位置を調節する機会はあります。
必要に応じて肘掛けもテーブルより低い位置にあるソファや、肘掛けのないタイプを検討しましょう
ローテーブル+ローソファという選択肢
ダイニングのテーブルや椅子は高さのあるイメージですが、あえてロースタイルを選ぶのもよいでしょう。かつての日本の食卓のように、座椅子と卓袱台のようなスタイルです。ダイニングが和室だったり、ラグを敷いているなど直接床に座れるタイプなら、ロースタイルの方が足を伸ばせてくつろげます。
テーブルもソファも低いため、圧迫感が少ないのも魅力です。ただしロースタイルであっても、座面とテーブルの高さは30cm差を意識しましょう。
食事以外のメリットもチェック
ダイニングを椅子でなくソファにすることは、食事シーン以外にもメリットがあります。
食後もリラックスできる
ダイニングが椅子の場合、食後直ぐ席を立ってリビングに行ってしまうことはありませんか?
ソファならば、弾力のある素材と言っても布なので柔らかさも備えており、そのままくつろぐことができます。リモートワークや勉強など、作業をするのにもうってつけです。
リビングにソファを置く必要がない
ダイニングでくつろげるため、あえてリビングにリラックス用の家具を置く必要がなくなるのもメリットです。物が多くスペースに困っている方や、リビングダイニングなど2部屋が地続きになっている時に役立ちます。
スペースが限られるという点では、ワンルームなど1人暮らしの方にもおすすめです。自分しか使わないのであれば、ミニテーブルと1人掛けソファにすることで、さらにスペースを節約できます。
見た目にもオシャレ
ソファのあるダイニングは、それだけでカフェの座席に感じられます。毎日の食事をオシャレな空間ですることで、気分も前向きになるかもしれません。作業中のモチベーション維持にもおすすめです。
椅子に比べて使用人数に自由度がある
椅子は1脚に1人と利用人数が決まっていますが、ソファは多少無理をすれば2人掛けに3人座るなどの応用が利きます。
もちろん予備の椅子があるに越したことはありませんが、急な来客があっても対応しやすいです。
まとめ
食事用の椅子をソファにすることで、ダイニングにくつろぎの空間を作れます。ただしテーブルとの相性やレイアウトなど、自分や家族の過ごし方に併せて選ぶことが大切です。食事がすんでも過ごしたくなるような素敵なダイニングを、ソファでぜひ作ってくださいね。
おすすめの商品
ここからは、ソファスタイルでおすすめの食事にぴったりなソファをご紹介します。ダイニングソファやテーブル付きのセットなど、様々なタイプがあるのでぜひご覧ください。
あたたかい木の質感 やさしい色合いの北欧スタイルダイニング ソファベンチ
肘掛けのないベンチタイプのソファです。座面の高さは45cmなので、75cm前後のテーブルに合わせることができます。座面の奥行きは36.5cmと浅く、深く腰掛けることの少ない食事時にぴったりです。それでいて背もたれも含めほどよい弾力性があり、身体を支えてくれます。ベージュとグレーの2カラーで、どんな部屋にも合わせやすいのも魅力です。
子どもと一緒に こたつもソファも高さ調節できるソファダイニング ソファ1人掛け
椅子のように、個々に座席を用意したい方におすすめな1人掛けソファです。ポケットコイル内蔵でほどよい硬さのある座面に、2種類の脚で高さ調節もできます。低い脚はロースタイルでの食事にぴったりです。またソファ表面はカバーになっていて取り外しできます。食べ物飲み物をこぼしても、すぐ洗えて便利です。座面自体もクッションが取り外せるようになっており、埃を取ったり干したい時に重宝します。
形を自由に作れる モダンデザインレザーソファリビングダイニング ベンチ
肘掛けも背もたれもないフラットなベンチソファです。遮るものがない分どこから入っても座りやすく、料理や配膳など移動が多い食事時に向いています。部屋の隅に置きやすいため、スペースの節約を重視する方におすすめです。素材はPVCレザーなので、液体汚れが染み込みにくく、その場で拭き取ることができます。カラーのブラックとブラウンも、部屋の色を気にせず設置できますね。
本格的な大人スタイル 大型L字リビングダイニング 5点セット
ソファとテーブルのセットです。こちらは5点セットで、ソファの種類は2人掛けが3脚にアーム型が1脚含まれています。2人掛けソファは1脚をベンチ型にすることが可能、またアームソファもアームの位置が左右2種類あるため、4パターンから選べます。計4脚のソファはバラバラに使っても良いですし、L字など並べて使うこともできレイアウトも自在です。
レザーで贅沢なロースタイルを フロアコーナーソファ
ロースタイルで食事をしたい方におすすめのフロアソファです。全部で5つのタイプがあり、ソファの数や内容が異なります。ソファの種類は1人掛け、2人掛け、コーナーの3種類があり、例えばSタイプなら2人掛けソファとコーナーソファの2脚が含まれています。背もたれは展開してカウチとしても使えます。また座面は上にクッションが乗った状態であり、取り外せばほぼ床と同じ高さで座ることが可能です。