ソファは人が座るものですから、体重でぐらつかない安定さ、潰れない頑丈さが欲しいですね。もちろん簡単に壊れるようなソファはありませんが、より丈夫であれば長く使えて費用も抑えられます。今回はそんなソファの1つ、アイアンフレームを用いたソファの魅力をご紹介します。
アイアンとはどんな素材?
まずはアイアンの特徴を見てみましょう。
鉄や鋼が主な材料
アイアンは鉄の意味で、鉄鉱石を原料としています。ただし100%鉄の素材は稀で、鋼など、炭素を含んだ合金になっていることが多いです。成分上ではスチールと言った方が伝わりやすいかもしれませんね。
また近年はアルミ製や強化プラスチックを用いたアイアンも存在します。ソファのフレームのみならず、様々な家具やインテリアで使われる素材です。
頑丈さが魅力
アイアンソファのフレームは細く見えますが、その頑丈さゆえに壊れにくいのが魅力です。見た目のスッキリさゆえに、ソファの重苦しさを軽減してくれます。
またほかの素材に比べるとアイアンは安価なのも特徴で、壊れにくさと相まって長期の利用におけるコスパもよいです。
経年で味が出る
アイアンはまた、レザーのように経年で味が出ます。味というのは厳密に言うと錆や剥がれ、傷などを指しますが、単なるダメージと捉えず、使われてきた歴史を感じさせるオリジナルのデザインとする見方です。
もちろん、味が出るからと言って手入れをサボってよいわけではありません。飲食品がこぼれたら拭き取る、定期的にほこりを取り除くなど、経年以外のダメージ要因にはきちんと対処しましょう。
アイアンソファと相性のよい部屋
金属フレームのアイアンソファはモノクロが多いため、どんな部屋にも合わせやすいですが、以下のイメージを想定しているなら特におすすめです。
インダストリアルデザイン
1つ目は工場風のインテリアでまとめたインダストリアル風の部屋です。インダストリアル風は鉄骨など無機質な素材をメインに、木や布など異なるタイプの素材を組み合わせます。そもそも鉄であるアイアンにはぴったりのイメージですね。
北欧風
続いては北欧風の部屋です。元々北欧地域ではアイアン素材の家具が多く使われており、北欧風のインテリアやデザインになじみます。
北欧風はナチュラル系も多いことから、自然な雰囲気を醸し出せるのも魅力です。
シックな色調
アイアンがモノクロであるため、部屋全体がシックで統一されている部屋にも似合います。金属の持つ、冷静さや落ち着きといったイメージを高めるのにもおすすめです。
アンティーク風
最後はアンティーク風の部屋です。実際古くからあるアンティーク品にも、アイアンが多く用いられています。
そのため、アイアンソファ自体が新品であってもなじみやすく、部屋の中に溶け込ませることができます。
オシャレなアイアンソファの選び方
ここでは、アイアンソファ本体をより魅力的に見せてくれる素材をご紹介します。
木材のパーツを含んでいる
アイアンソファは北欧風デザインと相性がよいとしましたが、素材でみると鉄と木材の相性もまたよいです。木製の家具とセットで使うのはもちろん、例えば肘掛けの天板など、一部のパーツが木材になっているアイアンソファはそれだけで魅力があります。
また木材は温かみを感じさせてくれるため、アイアンのクールさを緩和したい場合にも役立ちます。木材の質にこだわるのであれば、天然木や無垢材を用いたソファがおすすめです。
鮮やかさならデニム地の座面
アイアンソファはフレーム部分だけでなく背もたれや座面などクッション部分もシックなカラーが多いです。ファブリック生地であればカラーバリエーションが豊富なこともありますが、派手な色はあまりありません。
その中で例外と言えるのが、デニムのブルーです。暗すぎるイメージを払しょくしたい場合や、カジュアルさを出したい時に向いています。
レザーで高級感アップ
デニムとは反対に、フォーマルな高級感を出したいならレザー素材がおすすめです。アイアンのクールさが、レザーを更に引き立ててくれます。合皮ならコスパを抑えつつ、高級感にこだわることも可能です。
アイアンソファを選ぶ際の注意点
デザイン以外の点で、アイアンソファを選ぶ際に注意すべきポイントをご紹介します。
重さの確認は必須
アイアンソファは金属フレームですから、ほかの商品に比べて重くなりがちです。特に搬入や設置も自分で行う場合は、無理なく行えるかチェックしておきましょう。
コンパクトサイズや軽量タイプ、フレームとクッション部分を別々に持ち運べるなど、負担を軽くできるソファだと便利です。
スッキリ見えることとスリムは違う
ソファのサイズも念のため確認しておきましょう。特に細いフレームのアイアンソファは、実際の大きさより小さく感じてしまうことがあります。
いざ搬入しようと思ったらドアを通り抜けられない、部屋のスペースが足りないということのないようにしましょう。ソファの向きや動線の確保まで決めておくとスムーズです。
クッション部分はへたりにくいか
フレーム部分が頑丈でも、背もたれや座面などのクッション部分がすぐへたれてしまっては、結局買い替えなくてはいけません。
利用スタイルにもよりますが、長時間座るソファであれば素材はウレタン、またポケットコイルやウェービングベルトを備えた構造など、弾力性あるタイプが望ましいです。
まとめ
アイアンソファは金属、主に鉄鋼をフレームに使っています。細いフレームでも頑丈で、同じソファを長く使いたい方におすすめです。クールな見た目は様々なテーマと相性が良いので、ぜひアイアンソファであなただけのオシャレな空間を作ってみてください。
おすすめの商品
ここからは、ソファスタイルでおすすめのアイアンソファをご紹介します。
圧迫感のないすっきりしたデザイン 木肘デザイン コーデュロイソファ 3人掛け
3人掛けのコーデュロイ生地を使用したソファです。肘掛けの天板は木材を使用しており、アイアンのみのフレームに比べると温かみが感じられます。座面はポケットコイル内蔵で弾力性があり、長時間の着席でも疲れにくいです。中のクッションは取り外しが可能で、天日干しによる湿気対策ができます。カラーはいずれもシック寄りではありますが、イエローやグリーン、ネイビーが選べます。
異素材の組み合わせでよりおしゃれに ヴィンテージスチールソファ
素材やデザインの組み合わせがオシャレな2人掛けソファです。フレームはアイアン、肘掛けの天板は木、座面はブラウンのみPVCレザーで、ブルーとグリーンはファブリックを採用しています。またアイアンフレームも、ブラウンとブルーの場合は黒ですが、グリーンのみシルバーが使われています。見た目だけでなく硬すぎず柔らかすぎない弾力があり、座った時に身体をきちんと支えてくれるのも魅力です。
自分スタイルのレイアウトが広がる 帆布ソファ 2人掛け
布地部分も、使い込むことで味がでる帆布素材を用いたソファです。マットさを残しつつもやや明るめな茶色であるカフェオレカラーは、部屋のイメージを問わず置くことができます。肘掛けなども帆布で覆われており、アイアン部分は脚のみ露出しているのも特徴です。頑丈さは欲しいけれど冷たいイメージは増やしたくない方に向いています。
すっぽりはまるホールド感 ファブリック×スチール脚のデザインソファ 2人掛け
脚が1本ずつ独立しているのではなく、前後で繋がり台形のフレームになっているソファです。脚のオシャレさに加え、どこか丸みを帯びたソファのデザインも魅力的です。加えて座面は奥側がより凹んだ形になっており、座った時にすっぽり包み込んでくれます。金属製フレームの中では比較的軽量のソファでもあり、持ち運びやすさを重視する方にもおすすめです。
自由にくつろげるあなただけの癒しの空間をつくる レザーソファ 2人掛け
座面に対し、背もたれの幅がやや短くなっている特徴的なデザインのソファです。形状としては片肘のみのアームソファに似ており、仕切りのない部分は向きを問わず座れます。ブラックのレザーとアイアンフレームの組み合わせは、クールさや知的なイメージを高めたい方にぴったりです。ちなみに今回はアイアンソファとしてのご紹介ですが、アイアンの脚は取り外してローソファとして使うこともできます。