座った瞬間に感じられるソファ特有の柔らかさは、他のあらゆるものとは比較のできない心地良いものです。しかし、使う人の体調や、使う時間の長さにより疲れを招いてしまうこともあります。この記事では柔らかいソファが疲れてしまう理由や、疲れにくいソファの選び方についてご紹介しています。
柔らかいソファが疲れる理由
まずは、柔らかいソファに座るとなぜ疲れてしまうのでしょうか?その理由についてお話をしていきたいと思います。
柔軟性が高く姿勢が保ちづらい
長い時間座っていても疲れにくいソファは、姿勢を保てる硬さを備えています。カフェや病院などで使用されるソファは、長時間の座り姿勢を前提に、快適に腰を掛けていられる硬さを持っています。
柔らかいソファが疲れる理由の一つは、この座り姿勢が維持できないということです。座ることでソファがその体重に合わせて柔軟するのは良いのですが、言いかえると、バランスを保つためのものではないということ。
固定されているからこそ、動きに反発する力をもち、姿勢が保ちやすい状態を作り出すのです。
荷重のかかる場所が沈み込む
座ったときの沈み込みが、疲れを招く理由の一つかもしれません。人が座ったときに体重が掛かる場所といえば、お尻や腰の辺りですよね?
柔らかなソファに座った場合、荷重が一点に集中し、身体の支えとなる腰回りが沈み込むことで腰痛を招く原因につながります。
不安定な場所に物を置くと、上に乗ったものがバランスを崩し、いずれ倒れてしまいます。これと同じく、不安定なソファに身を預けると、バランスを保つのが難しく、やがて腰やお尻に負担がかかってしまうのです。
高さにも関係が?
ソファを選ぶとき重要なのは、立ち上がりのしやすさにもポイントがあります。想像してみてください、みなさんが座布団など低いものに長い時間座ったとします。その後、突然立ち上がろうとすると、ふらついたり、ひざに痛みを感じることはありませんか?ひざを曲げて座ると足の血流が悪くなり、疲労を招く原因になります。
柔らかなソファは安定性が少なく、座っているときにも自分でバランスを取る必要がありますよね。加えて低いタイプのものを選んでしまうと、足腰に負担が掛かり、立ち上がりの際に疲労を感じてしまうのです。
このため、柔らかなソファでも、ひざを楽な状態に曲げることができ、足裏をしっかり着地できるものを選ぶことで負担の掛かりにくい状態を実現できるのです。
人はソファの何に柔らかさを感じるのか?
それではソファに座ったとき、みなさんが何にその柔らかいといった印象を覚えるのかについてご紹介していきたいと思います。
背もたれの柔らかさ
ソファの座面のみが、柔らかさを感じる場所ではありません。柔らかいソファと聞くと、どうしても座った際のふんわりとした感触を、腰を下ろす座面の部分に想像しがちではありませんか?
しかし実はそれを感じられるのは、背部を支える背もたれにも、深い関係があるのです。ソファに掛けたとき、身体が当たる部分は座る場所だけではなく、ゆったりと背中を預ける背もたれの部分もあります。椅子とは違い、背中を支える部分がクッション材でできたソファは、身体を預けた時に、最初に触れる箇所の一つです。
ここにふんわりとした感触を覚えることで、柔らかく心地が良いということにつながっていくのです。座面だけでなく、柔らかいと感じる部分には、背もたれが大きく影響していることが分かります。
身体を包み込むような感覚
柔らかな印象を持つのは、身体を包み込むような感覚を得ることも一つのポイントとなります。ビーズクッションを抱きしめたり、肌触りの良い毛布に身体が包まれたとき、どこか安らぎを覚えることがありませんか?
この包まれるような感覚が、柔らかいといった感覚を生みだすことにもつながります。これをソファで得るためには、ひじ掛けの存在が重要となります。
柔らかな背もたれに体重を預け、ひじ掛けのある方に身をよせると、ソファとの接地面が増え、まるで包み込まれるかのような感覚を得ることができます。柔らかさを感じるのは、身を預け、包み込まれるような感覚を得ることにもポイントがあるのです。
質感
柔らかさを、ソファの弾力のみで判断してはいませんか?座ったときに得られるふっくらとした感覚は、ソファのバネや中材の綿などだけではなく、生地の質感にも関係があります。
カーテンなどの厚みのある生地や絨毯に座ったときに感じられる硬さは、使われる素材で手に触れる感覚が硬い印象を与えています。しかしカーテンや絨毯にも、コットンやシルクを使うことで柔らかいと感じることができると思いませんか?
カーテンや絨毯など同じアイテムでも、質感の違いによって肌触りが変わり、柔らかさが生まれるのです。ソファの弾力のみが柔らかさを決めるわけではないことが分かりますよね。
柔らかいソファを選ぶときのコツ
それでは、柔らかいソファを選ぶときにはどんなところに注目したら良いのでしょうか?そのコツについてご紹介します。
座面と背もたれには別々の硬さのクッションを選ぶ
座り姿勢が保たれると、疲れにくい状態を作りだすことができます。柔らかいソファのデメリットは、なんといっても沈み込みによる腰痛の恐れです。
これを解消させるには、座面には程よい硬さを持たせ、背もたれには座面よりも柔らかなクッションを使用したアイテムを選ぶようにしましょう。これにより、座ったときには沈み込みすぎず、背もたれのふっくらとした感覚を感じながら心地良い姿勢を作りだすことができるのです。
座面と背もたれは、別々の硬さを持ったアイテムを選ぶことで、柔らかさを感じながら疲れにくい仕様を実現することができますよ。
背もたれの高さに注目
姿勢が保ちやすいのは、背中を支える高さにもポイントがあります。座ったときに身体のバランスを崩さないためには、体重をどこに預けても支えられる安定感が必要です。
背もたれが低いソファの場合、上半身のバランスが保ちにくく、加えて座面が柔らかいタイプでは安定感を得られるのは難しいといえますよね。誰が座っても安定した姿勢が保てるのは、背もたれが高めに設計されたソファです。
壁のない場所でも身体をのけぞり、体重全体を預けられる安定感があります。ソファに当たる部分の大きい背中をしっかりと支えることで、安定した姿勢を実現してくれるのです。
立ち上がりをサポートする機能を知る
柔らかいソファからの立ち上がりには、大きな力が必要となりますが、サポートアイテムを活用することで、そのデメリットが解消されます。それは、ひじ掛けと、ソファの脚にポイントがあります。
ひじ掛けのあるソファでは、その部分に腕を乗せるだけではなく、立ち上がり時のサポートとして、大きな役割を担ってくれます。
また低すぎるソファでは、足腰に負担を掛け、立ち上がる際に大きな力が必要となりますが、脚付きのソファなら、ひざを楽な状態に保つことができ、足裏がしっかりと着地できるものであれば柔らかなソファでも、スムーズに立ち上がることができます。ひじ掛けと、脚に注目をしましょう。
おすすめの商品
最後にSOFASTYLEよりおすすめの柔らかなソファをご紹介します。
【搬入・設置無料】馬場家具 匠の4WAYソファ 幅241cm (グレー×グレー)
老舗メーカーの職人が丁寧に作り上げた上質なソファです。こちらは柔らかな質感と快適性の高いカウチソファを組み合わせて作られた、究極の癒しが堪能できるソファです。包み込まれるような、ふんわりとした座り心地が感じられるのは、中材にシリコンファイバーを採用し、通常の綿では感じることのできない柔らかさが体感できます。座面には三重構造のウレタンと、弾力性を叶えるSバネを使用し、どこまでも快適さにこだわった逸品です。背もたれが、ハイバック仕様となっているため、身体をしっかりと預けられるように設計されており、また背骨のS字ラインに沿ってソファがフィットするよう、部分ごとに硬さの異なるクッションを使用しています。こちらはフルカバーリング仕様のアイテムで、汚れた際も手洗いすることが可能です。上質で機能性も兼ね備えた至極の逸品です。
柔らかめの座り心地で快適 シンプルモダンファブリック 3人掛けソファ
シンプルな見た目でありながら、座ると感じられる柔らかな質感が、心地良い時間へと誘います。一見ハリのあるモダンなデザインのソファですが、身体に合わせて柔軟にフィットするよう、キルティング加工が施されており、程よい硬さが感じられる魅力のアイテムです。長時間座っていても疲れにくいのは、中材にSバネとたっぷりのウレタンが使用されているためで、身体が沈みすぎることなく、やさしく体重を受け止めます。ひじ掛け部分は流れるようなデザインで、横になった際の枕がわりにもなるよう設計されており、ふっくらとした柔らかな感触が心地良さを高めてくれます。
最高級のデザイン&座り心地 フランス産フェザー入りモダンデザインソファ 幅130cm
フランスフェザーの柔らかな感触が、他では感じることのできないオンリーワンの心地良さを体感できます。レザーソファと聞くと、どこかハリのある硬い座り心地が想像されますが、こちらは背もたれにシリコンフィルとフランス産の羽毛が採用されることで、ふんわりとした感触を楽しめるアイテムです。張地に本革に近いソフトシルキーレザーが使われており、レザー特有の冷たさや硬さを感じにくく、しっとりと柔らかな肌触りが快適さを高めます。各パーツごとにこだわり抜いた素材を使用しており、一年の保証が付いた上質なソファです。
気軽にスタイルチェンジができる組み替え自由な 3人掛けカウチソファ
ボリュームのあるふんわりとした背もたれと、スタイルチェンジ自在なデザインが、好みの質感とスタイルを実現させる魅力のソファです。こちらは、柔らかさと弾力性を兼ね備えたシリコンフィルを採用することで、座った際のふんわりとした心地良さを感じられるアイテムとなっています。同色のふかふかなクッションが2つ付いており、枕がわりに使用したり抱きかかえるなど、あらゆる姿勢を柔らかく受け止めてくれますよ。座面には、高級ベッドでも使用されるポケットコイルとSバネを使用し、座ったときにかかる圧力を分散させ、長時間座っても疲れにくい仕様となっています。こちらはカウチ部分を左右のどちらにも入れ替えることのできるアイテムですので、あらゆる空間にマッチする万能なソファです。
フルカバーリング仕様カウチソファ 左カウチタイプ ライトグレー
デザインや色合い、質感までもが上品で、落ち着きのある雰囲気のお部屋と相性の良いソファです。片側のみにひじ掛けを設けたカウチスタイルのソファで、座るまでの行動をスムーズなものにしてくれるデザインが特徴的です。ソファ全体に落ち着きのある色合いをまとい、どこからみても上品で心地良い室内を演出してくれます。座面に使われているのは柔らかさを感じる羽毛とウレタンで、背もたれにはシリコンフィルが採用されていることで、ふかふかの座り心地が楽しめます。ソファ脚も3タイプからお選びいただける自由度の高さから、あらゆる空間に相性の良いソファです。
まとめ
いかがでしたか。柔らかなソファは選び方を知ることで、疲れやすいといったデメリットを解消し、心地良さを最大限に高めることのできる癒しのアイテムであることが分かりました。ふんわりと包み込まれるような感覚が、ソファライフを至福の時間としてくれそうですね。この記事を参考に、ご自宅にも柔らかいソファを取り入れてみてはいかがでしょうか。