ソファは家族でリラックスできる家具ですが、一方で赤ちゃんがいる家庭には不要という声もあります。実際はどうなのか、ソファの種類や機能から使いやすいタイプはないのか探ってみました。
赤ちゃんがいる家庭におすすめなのはローソファ
ソファのタイプで言えば、赤ちゃんがいる家庭にはローソファを置くと便利です。
30cmの座面は落下の衝撃を軽減
まずローソファは座面の低さが特徴です。最大でも30cm程度の座面が多く、赤ちゃんが足を滑らせたり、寝返りで落ちても衝撃を緩和することができます。
もちろん床がフローリングなど硬ければ落ちると痛いので、落差が少なくてもラグやマットなどを敷くのもお忘れなく。
フロアソファタイプならより床に近い
ローソファの中には、脚のないフロアソファタイプも存在します。フロアソファの場合は座面がさらに低くなり、もはや椅子と床の距離ではなく、段差のような近さです。
マット型のソファであれば、床とほぼ同じ高さになることもあります。ソファがそのままマットの役割も果たせるので、落差が心配な方にはよりおすすめです。
脚やフレームが剥きだしではない
フロアソファが特に該当しますが、ローソファはほかのソファに比べて脚やフレームのない商品が多いです。全面が布張りであれば、赤ちゃんがぶつかった時も痛みを軽減することができます。
肘掛けなど硬いパーツそのものがないソファや、全体的にクッション素材で構成されたソファもあり、おすすめです。
【+α】あったら嬉しいソファの機能&おすすめタイプ
こちらではロータイプだけでなく、ソファにあるとより便利な機能をご紹介します。
汚れが目立たない見た目
まずは汚れが目立たないデザインです。色ならブラウンやネイビーなどのシックなソファが向いています。
赤ちゃんは意図せずとも、よだれや食べ物などをこぼす可能性があります。すぐ気づいて対処できれば良いですが、なかなか難しいですよね。しかし汚れが目立たなければ、後でゆっくりお手入れする余裕が生まれます。
清潔さを保つならカバーリングソファ
実際のお手入れにおいては、表面生地の取り外しができるカバーリングソファをおすすめします。ソファ本体に汚れが残りにくく、お手入れ時はカバーだけを洗えばよいため移動も簡単です。カバーによっては洗濯機対応のソファもあるので、手洗いが面倒という方はチェックしてみましょう。
カバーのないソファが気に入った場合も、サイズが同じソファカバーを持っておくと安心できます。カバーがすぐ手に入らない場合は、ブランケットやタオルなどを代わりに敷いておくのもおすすめです。
座面はやや硬めがベター
ソファの感触は柔らかい方がいいと考えがちですが、赤ちゃんが使う場合はやや硬めを意識しましょう。柔らかすぎると赤ちゃんがソファの上を移動する時、足を取られてよろけやすいです。
ハイハイする時はもちろん、大きくなって立ち上がったり歩けるようになった時のことを踏まえても、ソファは硬めが良いでしょう。また大人の視点でも、弾力がしっかりしていた方が座りやすいです。
カウチやベッドタイプはプレイスペースにも
広めのソファを導入できるなら、カウチ付きやベッドとしても使えるタイプが便利です。ラグマットのように、赤ちゃんのプレイスペースとして活用できます。プレイマットなどの購入を検討している方なら、別に用意する手間も省けます。
赤ちゃんのいる家庭にソファは不要?理由と対策
赤ちゃんがいるとソファはかえって邪魔とされる理由を考えてみました。対策方法と合わせてご紹介します。
パパママの立ち座りが大変
まずは大人のデメリットから。ローソファは赤ちゃんには安全の観点で便利ですが、大人は座面が低い分、立ったり座ったりという動作で苦労します。
赤ちゃんのお世話をしてはキッチンで家事をし、また赤ちゃんの様子をみてはダイニングで仕事をしと、赤ちゃんのお世話だけではない毎日。余計な労力を増やすのは避けたいと考えるのも理解できます。
高さ調節可能なソファで対処
低さのデメリットは、高さ調節可能なソファを選ぶことで対処できます。脚のタイプが複数用意されているソファや、取り外してフロアソファとして使えるタイプ、またビーズクッションのようにソファの形そのものを変えられるタイプなどがあります。
大人が一緒にソファにいて赤ちゃんを見守れるなら高さのあるソファ、様子見程度で赤ちゃんのみが使う場合は低いソファと切り替えましょう。切り替えの手間もコンパクトタイプや軽いソファを選ぶことで軽減できます。
座面は低くても背もたれが高い
一方、座面の高さは気にならなくても、背もたれが心配という意見もあるようです。好奇心旺盛な赤ちゃんにとって、背もたれはちょっとした壁。
よじ登るのが楽しいと感じるのでしょう。しかし背もたれは座面よりも高い位置にあるため、落下時の衝撃は大きくなります。
ローバックタイプで解決
背もたれの高さは、低いタイプを選ぶことで解消できます。ローバックと呼ばれるソファであれば、背もたれが低く作られているので落差は大きくありません。
また背もたれが低いことは、見守る大人にもメリットを与えてくれます。背もたれは時に視界を遮ってしまいますが、ローバックソファならリスクも半減。例えば隣のキッチンに立った時、リビング全体を遮ることなく見渡せるため、赤ちゃんの様子を把握することができます。もしどうしても背もたれが欲しい場合は、リクライニング機能付きがおすすめです。赤ちゃんがいる時は背もたれを倒しておけば、ローバック同様落差がなくなります。
まとめ
赤ちゃんは好奇心旺盛です。ちょっと目を離すとあちこち移動するので、ソファは危険と考えるのもわかります。しかし全てのソファが一概に危ないとは言えません。赤ちゃんも含めて家族全員がリラックスできるよう、タイプや機能から適したソファを選びましょう。
おすすめの商品
ここからは、ソファスタイルでおすすめのローソファやフロアソファをご紹介します。赤ちゃんのいるご家庭や、今後予定のあるご家庭は、ぜひチェックしてみてください。
高級感あふれるフロアスタイル フロアコーナーカウチソファ オットマンセット
カウチソファ、オットマンがセットになったフロアソファです。座面はわずか18cmと低く、足をそのまま投げ出しても違和感なく座れます。赤ちゃんはもちろんペットのいるご家庭にもおすすめです。床との距離が近いことから、冬はこたつ用の座椅子代わりとしても活躍してくれます。また背もたれのクッションは高さが選べます。背もたれの高さが心配な方は、ロータイプだとより安心です。
ゆったりロースタイルと高級感 品格感じるローソファ 2.5人掛けタイプ
2.5人掛けと広さが特徴のソファです。肘掛けは幅が選べるので、省スペースを求めるならスリム、枕代わりや腕もリラックスさせたいならワイドと好みで決めましょう。背もたれもハイローから選べますが、クッション部分は取り外し可能です。ゆえにハイタイプであっても、角度を緩くすればロータイプに近い感覚で使えます。赤ちゃんが背もたれに上るのは不安だけど、自分が座る時は頭までしっかり支えて欲しい、そんな方におすすめです。
それぞれがくつろぎやすい体勢に リクライニングローソファ 2人掛け
背もたれと肘掛けがリクライニングするソファです。全てフラットにしてしまえば1枚のマットのようなものですから、赤ちゃんが昇り降りする心配もありません。むしろ赤ちゃんのプレイマットとしても役立ちますし、大人がベッド代わりに使うのも◎。付属のクッションを枕代わりに、赤ちゃんと一緒にお昼寝をするにも良いですよ。
極上のくつろぎ空間でリラックス ビーズフロアコーナーソファ 2人掛け
こちらは中材にビーズを含んだフロアソファです。ビーズクッションのように身体を受け止めてくれるため、座り心地やフィット感が期待できます。背もたれが元々ロータイプであることに加え、展開してカウチソファのようになり、赤ちゃんのお昼寝や遊び場として使えるのも魅力です。座面も7cmしかなく、赤ちゃんの転倒を心配する方にも適しています。
選べる多様性 こたつ天板サイズに合わせて選べる洗えるフロアコーナーソファ
カバーリングタイプのフロアソファです。赤ちゃんやペットはもちろん、ソファの清潔さ重視の方に向いています。全体で1脚のソファではなくパーツに分けることができるため、限られたスペースでもレイアウトしやすいのが魅力です。コーナー部分もあり、部屋の隅に寄せればスッキリします。赤ちゃんが背もたれを乗り越えて、向こう側に落ちるリスクも避けられるのでおすすめです。