レザーソファに対し、綿などの布張りタイプをファブリックソファと言いますが、具体的にどんな生地が使われているかご存じですか?今回はファブリックソファの特徴やお手入れ方法など、使用する上で気になるポイントをご紹介します。
ファブリックに含まれる生地の種類
ファブリックと一口にまとめてしまいがちですが、実は様々な素材が使われています。今回はその中でも代表的なものを挙げました。
感触重視ならコットン(綿)
コットンはクッションの中身としても使われることがある素材です。タオルなど、表面生地として使ってもふわふわの感触が期待できます。吸水性が高いのもタオルに選ばれる理由ですが、ソファの観点で見ると乾きにくさに繋がるため、液体汚れには注意しましょう。
生地だけでも弾力のあるウール(羊毛)
こちらも感触が魅力的なウールです。見た目にもボリュームが感じられるため、ふかふかのソファが好みの方に向いています。過信は禁物ですが、コットンとは異なり撥水性が期待できるのも特徴です。
ファブリックでも高級感あるシルク(絹)
シルクのソファはリッチな雰囲気を演出できます。畳のように吸湿及び放湿が得意というメリットもあり、湿気が多い時期に重宝します。ただ繊細な生地でもあり、お手入れの際は洗濯方法が制限されてしまうのがデメリットです。
コスパのよい化学繊維
コットン、ウール、シルクはいずれも天然素材ですが、化学繊維を用いた生地も存在します。ポリエステルやポリウレタン、ナイロンなどが代表的です。
天然繊維に比べてシワになりにくい、より安価などのメリットがある一方、静電気が発生しやすい素材が多いです。気になる方は対策されているかをチェックしましょう。
ファブリックソファの特徴
生地のバリエーションは様々ですが、ファブリックソファ全体での共通点もいくつか存在します。
好みのカラーやデザインを見つけやすい
ファブリックソファはデザインが豊富です。色はもちろん柄やソファの形状など、自分の好みやインテリアに合わせた商品を探せます。
またファブリックは、生地の織り方によっても見た目の印象や感触に変化が出ます。もう少し薄い色で、もうちょっと柔らかく、と言った細かいこだわりにも応えてくれるのは魅力です。
冬でも冷たくならず座りやすい
気温に左右されにくいのもファブリックの特徴です。冬でも冷たくなりにくいため、座ってヒヤっとする心配もありません。基本的に柔らかめの生地が多く、リラックスしやすいタイプと言えます。
汚れだけでなくほこりや毛玉にも注意
ファブリックソファは、飲み物をこぼすなど液体汚れに弱いイメージがありますが、目に見える汚れだけでなくほこりも溜まりやすい点に注意しましょう。
ほこりはもちろん、ダニなどアレルギーがある方は対処が必要です。また使い続けていると毛玉ができることもあり、取り除く手間がかかります。
レザーソファとファブリックソファの違い
ここではレザーソファとファブリックソファを比較していきます。環境によってはレザーの方が便利ということもあるかもしれません。
ファブリックの方がカジュアル
レザーソファはどこかオフィスやホテルにありそうな高級感が漂っています。本革ソファなど実際に高価な商品も多いです。ゆえにくつろぎはありつつも、どこか真面目な印象も与えます。もしソファでだらだらと過ごしたいなら、ファブリックの方がおすすめです。
汚れ対処のしやすさならレザー
レザーはそれ自体が撥水性のある生地です。そのためうっかり水をこぼしても、すぐに拭き取ればダメージを最小限に留められるメリットがあります。ファブリックと違ってほこりもつきにくいです。
ただし革の特性上、汚れに関係なく定期的なメンテナンスが必要になります。頻度や手段にもよりますが、手間という意味では大差がありません。
耐久性とコスパは使い方次第
ソファ自体の耐久力ならレザーが上です。特に本革はお手入れさえ続けていれば何十年と保つことができます。しかし耐久性の高いソファほど高額になりやすいのもポイントです。
また液体汚れには強くても、傷などのダメージを防ぐことは難しいため、小さいお子さんやペットのいる家庭には向きません。ソファがダメージを負いやすい環境の場合、安価なファブリックソファを何度か買い替える方が、レザーソファより低コストで済みます。
ファブリックソファは普段からお手入れすべき?
ファブリックは汚れやすいのがデメリットとしましたが、普段からお手入れをして、少しでも耐久性を高めることができます。
ブラシや掃除機で定期的にほこり対策を
目に見える汚れがない時も、定期的なお手入れをしましょう。衣類用のブラシもしくは掃除機をかけ、ほこりを取り除きます。
汚れや糸くずなどのゴミが出た時ではなく、週1や月1などと決めて定期的にメンテナンスするのが◎です。
液体汚れなどは染み抜きの要領で対処
もし液体汚れが発生してしまった場合は、染み抜きを行いましょう。服の染み抜きと同じ要領で、乾拭き、水拭き、洗剤など状況に応じて使い分けます。
ソファ専用のクリーナーがあると便利ですが、素材によっては重曹や中性洗剤でも対処可能です。ソファの説明書や洗濯表示などを確認しましょう。
お手入れが面倒ならカバーリングソファ
もしコツコツ染み抜きをするのが手間なら、ソファにカバーをかける、あるいは予めカバーがついているソファを選ぶと便利です。汚れたらカバーを外して洗えますし、ほこりもカバーだけなら叩いて落としたり干すことができます。
ただしカバーにはソファ全体を覆うフルカバー以外のタイプもあること、洗濯方法もカバーによって変わる点には注意しましょう。
まとめ
ファブリックソファは様々な素材が使われており、個々に特徴も違います。感触の良さや親しみやすいカジュアルさは共通する一方、汚れへの対処も踏まえた選び方が大切です。ソファの特徴はもちろん、お手入れという点でもあなたにぴったりな商品を探してみましょう。
おすすめの商品
ここからは、ソファスタイルおすすめのファブリックソファをご紹介します。
優しい雰囲気に包まれて 北欧デザインソファ リビングダイニング 2点セット
2人掛けソファが2脚セットになった商品です。2脚の内容は肘掛けのないソファ2脚のほか、サイドの一方にのみ肘掛けがあるアームソファが選べます。アームソファも左右どちらに肘掛けを配置するかで2通りあるので、レイアウトに合わせて決められるのが魅力です。脚はダイニングソファとしても使える高さなので、離着席も行いやすいです。
3段階で背もたれの角度を調節できる リクライニング式ソファベッド
ベッドにもなるリクライニングソファです。見た目は2人掛けですが、分割して1人掛け2脚として使うこともでき、レイアウトに幅が出ます。ベッドとして使う際は横に並べて背もたれをフラットにしますが、縦に並べて一方の背もたれを立てたまま使えばカウチソファにも早変わりです。脚を取り外せばフロアソファ、ローソファとしても活用でき、狭い部屋でもスッキリ見せてくれます。
心地よいサラッとした素材 北欧テイストカウチソファ
一部の座面が、広いカウチタイプになっているソファです。座面部分は入れ替えが可能で、カウチを左右と中央どこに置くか自由に決められます。さらにカウチ部分をソファ本体に入れてしまえば、代わりに余分となったパーツをオットマンとして使えるなど、様々なパターンのレイアウトが楽しめます。安定した座面は荷物置き場としても役立ち、トレーを使えば飲食品も置けるほど。テーブルがない時にも重宝します。
選べるファブリック フロアコーナーソファ 4人掛け
4人掛けの大きなフロアソファです。脚がないことに加えて座面も低いロースタイルで、床に近い使い方ができます。背もたれはハイロー2種類から選べるので、上半身をゆったり預けたいならハイタイプ、空間を広く確保したいならロータイプと目的に合わせて決めましょう。またパーツに分けることもでき、4人掛けのまま使うのも良いですし、1人分ずつ切り離して設置するのもオシャレです。
子どもと一緒に こたつもソファも高さ調節できるソファダイニング ベンチ
背もたれや肘掛けのない、ベンチタイプのソファです。壁に寄せて使うなど背もたれ不要の場合や、スッキリさ重視のレイアウトに適しています。脚は2タイプの高さを使い分けることができ、ダイニングソファはもちろんローソファとしてこたつやローテーブルに合わせることもできます。表面はカバーになっており、飲食メインのダイニング用はもちろん、お子さんやペットのいる家庭にもおすすめです。