リビングや寝室に置くことでインテリアの中心になるソファ。家の中でもベッドに次いで大きめの家具に入るため、なかなかの存在感があります。そのため、ソファを選ぶときについつい見た目で判断しがちですが、長く使うならチェックしたいのが中身。ソファの中材の種類や特徴について詳しくご紹介します。
快適なソファの判断基準
まず、快適なソファの判断基準をご紹介します。
見た目
インテリアの中心になるソファは、コンパクトなサイズであってもそれなりに存在感があります。部屋に対して大きすぎると圧迫感を与えてしまいますし、インテリアと調和しないカラーを選ぶと部屋に統一感がないように感じます。
心地良い空間づくりをするためには、ソファのデザインやカラーがイメージに合っているかをチェックすると良いでしょう。
肌触り
リラックスしたい時に使うソファは、直接肌が触れることが多いアイテムでもあります。寝具のカバーリングをこだわりたくなるのと同じように、ソファの生地も座って心地良いものが良いですね。
ソファの生地は主にファブリックとレザーに分けることができます。素材によって肌触りやメンテナンスのしやすさが異なるので、好みのものを選びます。
座り心地
簡単に買い替えることができないので、ソファの座り心地にも目を向けましょう。やわらかすぎると体勢をキープするのが難しく、背中や腰に負担がかかりやすくなってしまいます。
また、逆に硬すぎても長時間座っているとお尻が痛くなってしまうこともあります。ソファを選ぶときには商品説明や口コミを参考にしながら選びましょう。特に商品説明の中材の部分をよくチェックすることをおすすめします。
快適なソファを作る中材の種類
次に、快適なソファを作る中材の種類をご紹介します。
チップウレタン
ふわふわとしたクッションが心地良いソファによく使われているのが、チップウレタンです。チップウレタンとは、ウレタンの端材を集めて作られたもので、通常のウレタンと比べるとへたりにくいのが特徴です。
チップウレタンだけだと体が沈み込んでしまいやすくなるので、チップウレタンをたっぷり使ったソファの場合は、底の部分にウェービングベルトやSバネなどが使われているものを購入することをおすすめします。
ポケットコイル
ポケットコイルは、ひとつひとつのコイルが不織布に入った状態で配されているクッション素材です。主に高級なベッドのマットレスに採用されていることで知られています。ポケットコイルをソファの座面に使うと、体の凹凸にソファがフィットするのでやわらかさの中にもしっかりとした弾力があります。
長時間座っても疲れにくいですし、他の素材と比べるとソファがへたりにくのが魅力です。価格はやや高めですが、長く快適に使えることを考えると決して高い買い物にはなりにくいです。
多層構造ウレタン
ポケットコイルよりも少しリーズナブルに座り心地にこだわりたい人におすすめなのが、多層構造ウレタンです。多層構造ウレタンとは、複数のウレタン素材を組み合わせた中材のことで、直接体に触れる部分に近い場所にはやわらかいチップウレタン、体重を支える底の部分にはウレタンフォームが使われています。
また、多層構造ウレタンの場合は、間にポケットコイルが挟んであるものや、底の部分にスチールパイプやウェービングベルト、Sバネを併用するものもあります。
好み別！おすすめのソファの中材
おすすめのソファの中材を、座り心地の好み別にご紹介します。
やわらかめさんは「チップウレタン」
ふんわりとした座り心地が好きな人には、チップウレタンを使ったソファがおすすめです。マシュマロのようなふわふわ感や、一度座ったらもう動きたくなくなるようなホールド感を楽しみたい人にぴったりです。
一方で、長時間座ったり、読書などの作業を行ったりしたい場合には向いていません。そのため、背もたれやソファのフレームはしっかりしたタイプのソファを選ぶのがおすすめです。
かためさんは「ウレタンフォーム」
座ったときにしっかりとした弾力を感じたい人には、ウレタンフォームを使用したソファがおすすめです。ウレタンフォームはウレタンをしっかり圧縮した素材のことで、硬さによってはソファの芯材として使われることもあります。
体重をかけたときにしっかりと反発が返ってくるので、お尻がソファに沈み込むことがありません。そのため、ソファに座りながら本を読んだり裁縫をしたりと作業をしたい人にぴったりです。また、リビングスペースを子どもの勉強場所として使いたい人にもおすすめです。
バランス重視さんは「ポケットコイル」
やわらかすぎず硬すぎない、バランスの取れた座り心地が好みの人には、ポケットコイルがおすすめです。ポケットコイルは座ったときに体圧をしっかりと分散してくれるので、お尻や背中が痛くなりにくいことから人気があります。
また、ポケットコイルを採用したソファの座面には上側にポリエステル綿や羽毛、チップウレタンが施されたものが多いです。それぞれの素材によっても値段が変わってくるので、商品説明の座り心地や素材名をチェックしてみてください。
硬さ別にご紹介♪中材にこだわったおすすめの快適ソファ
中材にこだわったおすすめの快適ソファを硬さ別にご紹介します。
滑らかな肌触り♡ベッドにもなるフロアリクライニングソファベッド
つるんとした滑らかな肌触りが心地良い、フロアリクライニングソファベッドです。上品で触り心地のよいスエード生地を採用していて、おしゃれな部屋を演出してくれます。また、座面を引き出したり背もたれを倒したりすれば、カウチスタイルやベッドスタイルも楽しむことが可能です。背もたれは6段階リクライニングがついていて、好みの角度で寛げます。カラーは、ピンク、アイボリー、ブラウン、ベージュからお選びいただけます。
移動も楽ちん♪ふわふわもこもこのフロアコーナーソファ
もこもことした見た目がかわいらしい、フロアコーナーソファです。座ったときに目線が低くなるので、部屋が広く見えます。ソファ独特の圧迫感も少なく、空間を有効活用できるのが魅力です。また、分割タイプのソファで対面にしたり別々に分けて使うことも可能。ソファ全体がウレタンでできているので、軽量で持ち運びが簡単にできるのもおすすめです。気になるソファ下の掃除も簡単にできますよ。カラーはベージュとブラウンから選べます。
バランスの良い座り心地！1人掛けハイバックリクライニングソファ
やわらかすぎるのも硬すぎるのも困るという人におすすめの、中材が多層構造になっている1人掛けソファです。座面にはポケットコイルとウレタンフォームを使用していて、程よい弾力と硬さを楽しめます。座面が体にフィットしてくれるので、安定感もあります。また、背もたれには3段階リクライニング付き。日本製のリクライニングギアを使っているので安心です。頭部までサポートしてくれるハイバック仕様で、体をまるごと預けてリラックスすることもできます。木目が美しい木脚は取り外しが可能。座椅子としても活躍します。カラーはネイビー、ターコイズブルー、ブラウン、グリーン、グレーの5色から選ぶことが可能です。
ちょっと硬め♪ポケットコイル採用のかっこいい2人掛けソファ
ポケットコイルを採用した2人掛けソファです。ポケットコイルの上下にはへたりにくさをサポートするウレタンフォームを使用。体圧をしっかり分散してくれます。ソファの生地はPVCレザー。PVCレザーは水や汚れに強いので、小さな子どもやペットがいるファミリーでも安心です。ソファの脚は2種類あり、好みに合わせて付け替えることが可能です。ハイタイプにすれば座面下にちょっとした収納スペースもできて便利ですよ。
座っても寝転んでも快適♪硬さにこだわった3Wayソファベッド
座るだけでなく、寝転んでも快適に過ごせるよう工夫が施された3Wayソファベッドです。シンプルなデザインで幅広いインテリアと調和するので、モダンインテリアやヴィンテージインテリアとの相性も抜群。座面の硬さは背中から腰にかけての部分がサポートできるように、硬質ウレタンを使用しています。寝転んだ時に体が沈み込まないので、楽に寝返りを打つことが可能です。また、ソファとベッドの切替はとても簡単です。女性でも10秒あれば切り替えられるので、シチュエーションに合った寛ぎ方ができます。ソファ生地には上品な光沢感があるさらさらのファブリックを使用しているので、1年中快適に使えます。
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まとめ
デザインやカラーから選びがちなソファは、中材にも注目して選ぶととっておきの1台と出会うことができます。硬さの好みは違っても、床付き感のない工夫が取り入れられているソファを選びましょう。ご紹介した中材の特徴やおすすめ商品を参考に、お気に入りのソファを探してみてくださいね。
