「どうやって育てたら、豊かな感性を持った子になるのだろう?」子育てをする中で、こんな疑問・悩みを持った親御さんは多いのではないでしょうか。毎日過ごすお部屋は、お子さんの感性に少しずつでも、じわじわと影響を与えています。時代の流れと共に、家の中で過ごす時間の多くなった子供たちのため、豊かな感性を育んでくれるようなお部屋のポイントを確認していきましょう。
子供の豊かな感性とは?
感性について、きちんとした意味は把握できていますか?一度、おさらいしてみましょう。
まずは基本的な意味を知る
感性とは、① 物事を心に深く感じ取る働き。感受性。②外界からの刺激を受け止める感覚的能力。(デジタル大辞泉(小学館))とされています。
ただ刺激を受け取るだけではなく、心が動くこと、そこから何かを判断することも含めて感性と呼ぶことが分かります。
専門分野からみる豊かな感性
厚生労働省がつくっている「保育所保育指針」によると、豊かな感性とセットになるのが表現です。心を動かす出来事に触れたとき、その素材や表現の仕方を考えたり、気づきを得たりします。
そこから、自分が表現したり、誰かと表現を楽しむことが、その後の学習意欲につながっていくのです。
豊かな感性を育てるメリット
なんとなく良いイメージはあるものの、豊かな感性を持つことは、子供にとってどんなメリットがあるのでしょうか。
たくさんの感動を味わうことができる
感性の豊かな子は、心が動くことに素直です。普通の人ならさらりと流してしまうような小さなことでも、敏感に感じ取って感動することができます。
感動は、ストレスの発散にもなりますし、より意欲的な生活をするための貴重な経験です。多くのことに感動を覚えることは、人生を豊かにすることに必要なのです。
コミュニケーション能力が高い
感性の豊かな人は、人の仕草や表情、声色から気持ちを察することにも長けています。そして、自身もその人の気持ちになって考えることができるのが特徴的。
場の空気が読めるので、他人とのコミュニケーションも上手にとることができます。子供のうちから感性を豊かにしておくことで、将来社会に出た時にも役立つことが分かります。
何かを創造する力が身につく
豊かな感性と表現はセットと先述しましたね。子供のころから感じた物事を表現していると、人の心を動かすような創造する力が育まれます。
オリジナリティを持った考え方と、それをアウトプットする力は、どんな仕事でも重宝される能力でしょう。
豊かな感性を育てるお部屋のポイント
子供が毎日を過ごすお家は、感性を育てるための重要なスペースです。子供部屋に限らず、お家全体にできる工夫を考えてみましょう。
素材にこだわる
豊かな感性を育てるために必須と言ってよいのが、五感への刺激です。手ざわりの異なる素材を家具に取り入れることで、触覚に刺激を与えることができます。
安全面や健康面を含めて考えると、自然素材を取り入れてみるのがおすすめです。机や椅子、おもちゃに木材、肌に触れるラグやベッドカバーにコットンなど、何種類かの素材に触れられるような環境をつくります。
適度な刺激を得られる色使い
モノクロやモノトーンのお部屋はシンプルでおしゃれですよね。ただ、子供の感性を豊かにするという面からは、あまり適していません。生まれたばかりの赤ちゃんはまだ大人のような視力がありません。半年ほどで、だんだん色の区別が付くようになります。この時期から多くの色を目にすることで、色彩感覚が育つと言われています。
とはいえ、原色だらけのお部屋は刺激が強すぎて疲れてしまうので、ベースはホワイトやパステルカラーといった、優しい色を選ぶのがポイントです。
子供の目線を意識する
当然のことですが、大人と子供では目線の高さが全く違います。子供の目にいれたい絵本や壁の装飾は、本当に子どもの目線に合っているか、見直してみましょう。立っているときの目線の高さは、だいたい身長×0.9と言われています。
高価なものは手の届かない位置に
物心がつく前から、子供は身の回りの物にあふれているたくさんの物を触ろうとします。固いもの、柔らかいもの、冷たいもの、重いものと、触って、持ち上げてみて、その感覚を学んでいくのです。
大人が素通りしてしまうようなアイテムに、強い興味を示すことも多々あります。誤飲やケガが心配なものはもちろんですが、触ってほしくない高価なアイテムは手の届かない場所にステイしてもらいましょう。
発達に合わせた工夫を考えよう
子供の成長スピードには目を見張るものがありますよね。成長に併せて、インテリアもアップデートしていく必要があります。
コミュニケーションスペース
豊かな感性を育てるためには、家族との触れ合いが何よりも大切。自然と家族で集まってコミュニケーションがとれるスペースを設けるのはいかがでしょうか。
ただのキッズスペースではなく、成長にあわせて大人も一緒に読書をしたり、テレビを見たりできるようなスペースが理想です。一緒に何かをすることで話題も生まれますし、子供の得意なこと、苦手なことも把握できます。
可変家具
可変家具は、身体や精神の発達にあわせて高さや形状を変えることのできる家具です。
オープンラックは、小さいころから自分で片付ける力を身に着けるために有効なアイテムです。何かを箱に入れる、同じ場所に戻すという作業の繰り返しは、まるでパズルのような感覚。自主性や記憶力の発達を促す手助けになります。
壁や床の落書き対策
子供って、とにかく壁に落書きをしますよね。これも、受け止めたことを感じ、表現する行為の一つと言われています。近年は、子供部屋の壁を一部黒板にしてしまうという大胆なアイデアを採用しているお宅もあるくらい。
お子さんが、画用紙にお絵描きするまでは、クッションフロアやマット、貼って剥がせる壁紙を採用しておくと安心です。賃貸では、落書きで退去費用がかさんでしまう事もあるので、特に注意したいですね。
おすすめの商品
それではSOFA STYLEより、お子さんと過ごすお家にぴったりのアイテムたちをご紹介します。ぜひ、詳細ページのコーディネート例もチェックしてみてくださいね。
気軽にスタイルチェンジ 日本製フロアマット付き2WAYソファ
フロアタイプのソファは、お子さんのプレイマットとしても使うことができます。スペースの省略にもなりますし、大人と子供の距離がより近くなるというメリットもありますね。こちらはマット部分を折り畳むことで、ローソファにもなる2way仕様。シチュエーションに合わせて活躍してくれます。
お部屋すっきり スペース有効活用 収納付き リビングダイニング 2人掛けスツール
積み木やパズル、絵本など、豊かな感性を育むおもちゃは、積極的に手に取ってほしいアイテムです。とはいえ、いつも出しっぱなしでは汚れたり、つまづいてしまいます。そんなときに便利なのが、収納つきのスツールです。大人がちょっと腰を掛けたいというときにも使えますし、急な来客時に、さっと散らばったおもちゃを納めることができます。
身体らくらく座れて枕にもなるごろ寝ビーズクッション 2人掛けソファ
小さなお子さんがいるご家庭では、やっぱり子供のケガが一番心配でしょう。大人にとってはそんなに高く感じないソファも、子供にとっては脅威の一つに。その点、高さと固い部品のないソファなら安心です。楽々持ち運びできる軽さですし、一緒に日当たりのよいお部屋でのお昼寝にも◎。
スタイルいろいろ カバーリングフロアコーナーソファ
子供と過ごすお部屋は、なるべく清潔さを保ちたいもの。とはいえ、赤ちゃんの頃からどうしても汚れます!よだれが多いのも、土だらけで帰宅するのも元気な証拠ですよ。カバーリングソファなら、汚れたらカバーを外して丸洗いが可能です。さらに、コーナーソファの中でも、パーツを組み合わせているタイプなら、必要に合わせたレイアウト変更も叶います。
ふっくらクッション 子供に安全安心のコーナー型キッズプレイマット スツール
宅配対応や、家事中など、少しだけ一人で遊んでいて欲しい時って、けっこうありますよね。そんな時に活躍してくれるのが、こちらのキッズプレイマットです。壁にもクッションを取り付けられるので、まだまだ立ったり歩いたりが不安定な子の頭や身体を守ります。子供の興味を引いてくれるカラフルな配色もうれしいポイント。
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まとめ
感染症の流行もあり、外の世界からの刺激が少なくなっています。そんな背景もあり、子供の豊かな感性を育てるための工夫をインテリアに取り入れることが多くなってきました。感情が豊かで、人に優しい子に育って欲しい、そんな願いのある方は、一度自宅でできる工夫がないか、考えてみてください。