足を伸ばせるカウチソファは、座るだけのソファに比べてくつろぎやすい反面、限られたスペースへは置きにくいイメージもあります。ですがカウチソファにもコンパクトタイプがあったり、配置の仕方次第で対処できることも。今回はそんな、狭い部屋にも置けるカウチソファの特徴をご紹介します。
コンパクトなカウチソファの種類
まずはカウチソファの中でも、コンパクトと呼ばれるタイプにはどんな商品があるか見てみました。
肘掛けなど余計なパーツがないタイプ
ソファには肘掛けがないタイプがありますが、肘掛けの幅がなくなる分サイズはコンパクトになります。
カウチで足は伸ばしたいけれど、腕の置き場所は気にしたいという方であればおすすめです。シンプルなデザインのため、見た目にもスッキリできるメリットもありますよ。
2人掛けソファをカウチとして使うタイプ
カウチというと座面が縦に長いタイプをイメージしやすいですが、2人掛け以上のソファに対し、カウチ機能がついていると言うこともあります。要は横向きに座って足を伸ばすタイプです。
来客が来るときもあるけれど、普段は自分1人しか使わない方に向いています。2人掛け以上のサイズゆえに横幅はありますが、形状はシンプルで配置しやすいです。
リクライニングでカウチになるタイプ
背もたれや肘掛けのリクライニング機能を利用してカウチソファを作るパターンも見られます。背もたれの場合は、ハイバックタイプだとより足を伸ばしやすいです。
肘掛けをリクライニングする場合は、2人掛けソファと同じく横向きに座ります。リクライニングを使わない時は背もたれも肘掛けも立てておけば、場所を取ることもなくコンパクトです。
オットマンタイプ
オットマンも足を伸ばすのにぴったりなアイテムですが、セパレート型のカウチとして扱っているケースもあるので併せてご紹介します。
最大の特徴はソファ本体から独立している点です。カウチにしない時はソファの脇や後ろ、あるいは別の部屋など自由に配置できます。ソファのコンパクトさはなくても、窮屈さを解消しやすいです。いざという時は予備の椅子としても活躍します。
使用者と設置場所から見るコンパクトの基準
ただコンパクトソファと銘打っていても、全てが自分にとってコンパクトとは言い切れません。自分が座れて、かつ部屋に置いても邪魔になりにくいサイズを見極めることも大事です。
自分のサイズを細かく計測
極端な話ですが、自分が座った時の横幅と同じサイズのソファなら、必要以上に場所を取るリスクは避けられます。もちろん家族も座るサイズが必要、多少のゆとりは欲しいなど、状況次第で最低限のサイズは変化するでしょう。
ただ○人掛けやコンパクトという単語だけを見るのではなく、ソファのサイズをチェックしたり、可能なら実際に座って確かめることも検討してみてください。
出入口より小さいサイズか
部屋に配置する以上、搬入経路にも注意が必要です。パーツ分解できるソファや折りたたみ式なら別ですが、出入り口より大きいソファはいくらコンパクトと言われても入りません。
ただし、向きを変えればソファを運べるケースもあります。幅が広いソファでも、奥行きや高さがコンパクトなら通すことが可能です。ソファのサイズを確認する一方、どの向きなら上手く運べるかも考えて選びましょう。
カウチソファは部屋や家具との相性もチェック
搬入経路について触れましたが、ソファと部屋の相性という点では、設置後のことも考えなくてはいけません。
パーツに分けられるカウチソファなら部屋に合わせやすい
パーツ分解可能なソファは、搬入だけでなく設置時にも重宝します。オットマンのようにパーツが完全に独立しているタイプはもちろん、座面のみ入れ替えてカウチの位置を変更するだけでも、部屋に合わせたレイアウトが可能です。
仮にソファを部屋の左隅に置くとしたら、カウチも左側で壁に寄せた方が、右側はスッキリしますね。
収納付きやベッドサイズまで拡大できるソファ
カウチソファをコンパクトにするだけでなく、ほかの家具を節約することで限られたスペースを有効活用する手もあります。特にカウチソファであればベッドを兼ねている商品は多いので、寝具を減らすことが可能です。
そのほかにも座面下が収納になっているソファ、オットマンならミニテーブルとして物が置けるタイプもあります。ソファしかない部屋なのに、ベッドもテーブルも収納もOK、なんてことも不可能ではありません。
ローソファで上部にゆとりを持たせる
実際の動きやすさはともかく、部屋の印象を開放的にしたいなら、上下に目を向けてみるのもおすすめです。カウチソファをローソファタイプにすれば、上部はスッキリしているので部屋も広く感じられます。
空いた上部のスペースで、ロフトベッドやつっぱり棚などを活用するのもおすすめです。上の空間に寝る場所や収納を作れば、下部は余裕ができ動きやすくなりますね。
まとめ
カウチソファは足を伸ばすことが前提の商品ですから、コンパクトとなると難しいイメージもあります。しかしソファ自体のサイズチェックや、座る人・部屋との相性などから、過ごしやすさを求めることはできます。限られたスペースでも諦めず、快適な空間を作りましょう。
おすすめの商品
ここからは、ソファスタイルでおすすめのコンパクトなカウチソファやカウチソファではないけれど足を伸ばしても使用できそうな商品をご紹介します。コンパクトのタイプも様々なので、ぜひ1度覗いてみてください。
コンパクトサイズで心地良く 14段階リクライニングカウチソファ 1人掛け
背もたれと肘掛けがリクライニングするタイプのカウチソファです。カウチとして使う場合は、肘掛けをフラットにするか、別売のオットマンを活用します。1人掛けというだけあってそのままでもコンパクトですが、脚を取り外すことでフロアソファとしても利用可能です。床に近いスタイルで過ごしたい方や、上の空間を活用したい方にもおすすめします。
組み合わせ自由なオットマン付き ヴィンテージコンパクトカウチソファ2人掛け
オットマンがセットになったコンパクトソファです。ソファ本体は片方のみ肘掛けがあるタイプで、両方に肘掛けのあるタイプよりもスッキリして見えます。背もたれは二重になっており、手前のクッションは取り外し可能です。外せば座面が広がるほか、ローバックソファにもなるのでよりコンパクトに見えます。加えて脚も外せば座面も低くなるなど、オットマンの配置も含めて様々なレイアウトが楽しめます。
ライフスタイルに合わせて 省スペースリクライニングカウチソファ 3人掛け
ソファと座椅子が合体したようなデザインの商品です。こちらは3人掛けですが、座椅子部分を別に使えば、最大6人分の椅子が確保できます。3人掛けゆえ横向きに座るだけでもカウチになりますし、座椅子を取り外して並べてもくつろげます。またソファ本体と座椅子いずれもリクライニング付きで、好みの傾斜にしたり、フラットにして座面を広げてもOKです。
心地よいサラッとした素材 北欧テイストカウチソファ
ソファの座面が組み替えられるタイプです。パーツは完全に独立とはいきませんが、カウチをソファの左右と中央いずれにするか、あるいはオットマンとして独立させるかを選べます。オットマンを作る場合はカウチを横向きにして、ソファの座面2人分として使います。部屋の状況に応じて、カウチの適した位置を決めたい方におすすめです。
コンパクトな ソファベンチダイニングシリーズ (ナチュラル) アームソファ
最後にカウチソファではないけれど足を伸ばして使用するのにもできそうなベンチ型のアームソファをご紹介します。134cmの幅は、カウチとしてちょっと足を伸ばすのにも向いています。アーム部分を背もたれにすれば、カウチスタイルでも寄りかかれるのが魅力です。ダイニングにもぴったりの高さがあるタイプなので、ベンチスタイルも相まってスッキリ見えます。部屋の隅に置いても違和感がありません。脚の下を収納として活用するのもおすすめです。
