子どもの成長や家族の変化によって変わっていく家族のカタチ。夫婦で過ごすソファをどうコーディネートするかは、2人次第。子どもや孫、友人が遊びに来た時と2人きりのときとの切り替えが快適なリビングづくりのカギです。そこで今回は、老後の生活とソファのある空間のコーディネートについて詳しくご紹介します。
老後生活とソファ
まず、老後生活におけるソファの位置づけを確認しておきましょう。
楽に腰掛けられて便利
老後生活に便利なソファは、楽に腰掛けられるのが絶対条件。まだまだ若々しいと思っている頃から、腰や膝になるべく負担がかからないソファを選ぶのがおすすめです。
腰掛けやすいソファを選ぶ際には、座面の硬さと高さに注目しましょう。座面は30~50cmぐらいの高さがあると立座りがしやすいです。
もし、低めのソファを選ぶときには肘掛けなどつかまる所があると安心。座面の硬さは、ほどよい弾力がある方が腰や背中への負担が少なくて済みます。
趣味やお茶のひとときに
リラックスするのに使われることが多いソファですが、老後生活においては趣味やお茶のひとときに使われることが多いです。若い世代と比べると同じ場所に比較的長い時間座ることが多いため、長時間座っても疲れにくいソファをおすすめします。
また、誤ってお茶や水をこぼしたときにも簡単にお手入れできる素材を選ぶのも長く愛用できるソファ選びのコツです。
孫や友人と一緒に過ごす
のんびり1人や2人で過ごす日々の生活ですが、孫や友人などと一緒に過ごすこともあります。
家の中が賑やかになったときには、ソファのレイアウトが変更できると便利です。移動しやすい1人掛けや2人掛けのソファ、みんなで座れるコーナーソファなどをリビングに置くと大勢でも楽しめる空間になります。
老後生活にぴったりのソファの特徴
次に、老後生活に合うソファの特徴をご紹介します。
長時間座っても疲れにくい
家の中にいる時間が比較的長く、1か所で過ごすことが多い老後生活には、長時間座っても疲れにくいソファがおすすめです。
長時間座っても疲れにくいソファの素材には、ポケットコイルや硬質ウレタン、Sバネ、ウェービングベルトなどが挙げられます。中でもポケットコイルはひとつひとつのコイルが不織布に包まれて配置されているので、座ったときにフィット感があり、程よい弾力があります。また、座面が柔らかめの素材が使われていても、ソファのベース部分にウェービングベルトやSバネが使われていると体をサポートしてくれます。その他にも立ち座りがしやすいよう、ある程度高さがあることも選ぶときのポイントです。
軽量
ソファが比較的軽くて移動がしやすいことも、老後生活に取り入れるソファにあると便利なポイントです。
年を重ねるごとにどうしても筋力が弱まってしまいます。そのため、ソファを簡単に移動することができるためには、なるべくソファ自体が軽量である必要があります。ただし、ソファが軽すぎると座ったとき、特にリクライニング機能を使ったときに安定しない場合もあるので、適度な重さや体を支えてくれるある程度強い構造は必要です。
みんなでも楽しめる
老後生活は、普段は1人もしくは2人で過ごすため空間を広く使うことができます。しかし、友人や子ども、孫が遊びに来た時にもみんなで楽しく過ごせるのも大切です。
普段のリラックスした状態と、人が集まっても快適に過ごせる状態の切り替えができるようなレイアウトができるととても便利です。
老後生活を彩るリビングコーディネート
続いて、老後生活にぴったりなリビングのコーディネートをご紹介します。
のんびり過ごせるハイバックソファのコーディネート
リビングを広く使いたい場合におすすめなのが、背もたれが頭や首の高さまであるハイバックソファです。
リビングの壁際にテレビと向き合う形で置くと、空間を広く見せることができるだけでなく人が集まったときのレイアウト変更が不要です。来客があったときにはラグを敷いたり座布団を置いたりすることで、みんなで寛ぎの時間を過ごせます。うたた寝にもぴったりのソファです。
それぞれの趣味に没頭できる!セパレートスタイル
普段夫婦で一緒にリビングで過ごすときには2人掛けソファも良いですが、それぞれ別々のソファに座るのもおすすめです。特に老後の生活は夫婦そろって過ごすことが増え、敢えて2人一緒に座るよりも1人で過ごす時間も大切です。
1人掛けソファを複数置くことで、隣に座っている人の振動が気にならずそれぞれの趣味に没頭することができます。また、シチュエーションに応じて簡単にレイアウト変更ができます。
みんなでわいわい♪マット付きフロアソファのコーディネート
子どもや孫、友人とわいわい過ごすことが多い人におすすめなのが、マット付きフロアソファがあるリビングです。
フロアマットがソファに付いているので、大勢の人が集まったときにも自由に座ることができます。また、ソファ全体の高さが低く設計されているので、部屋を広く見せることも可能。普段はうたた寝スペースに使ったりローテーブルを置いたりすることもできます。
老後生活をさらに充実!おすすめのソファをご紹介
老後生活をさらに充実させてくれる、おすすめのソファを5つご紹介します。
木肘付きでリラックス♪シンプルデザインの2人掛けハイバックソファ
リビングの中心になる2人掛けのハイバックソファです。シンプルなのに洗練されたデザインなので、置くだけでおしゃれなリビングを作ることができます。2人掛けリクライニングソファの多くは背もたれ全体が倒れますが、こちらのソファは左右別々に角度を調整することが可能です。背もたれと頭部に6段階リクライニングがついていて、座面横のレバーで簡単に調整できます。ソファの生地は肌触りが良く、季節を問わず快適に使えます。ソファのフレームには天然木を使用しており上品なツヤ感があっておしゃれです。
背もたれが外せる!ポケットコイル入り3人掛けソファ
上質な座り心地が魅力の3人掛けソファです。カラーはベージュを選ぶことで清潔感のある優しいリビングを演出できます。体全体にフィットするハイバックタイプで、ヘッドレストは取り外してローバックソファとして使うことも可能です。ソファの座面は多層構造になっていて、複数のクッション材とポケットコイルを使用しています。座り心地が快適で、ヘタりにくいので長く使うことができておすすめです。
立ち座りがしやすい♪1人掛けハイバックコイルソファ
立ち座りがしやすい高さが魅力の1人掛けハイバックコイルソファです。座面が広々としているので、大人の男性があぐらをかいて座ることもできます。座面にはへたりにくいポケットコイルを使用していて、ほどよい弾力で長時間座ってもお尻が痛くなりにくくなっています。背もたれはリクライニングすることができ、好みの角度に調整可能。また、木脚を外せば座椅子のように使えるので、冬場はこたつとの組み合わせもおすすめです。
レイアウト自由自在!軽量で組み換え楽々なローソファ
普段は2人掛けソファ、レイアウトを変更すれば最大で4人が座れる座椅子&ソファとして使うことができます。ソファの生地には手触りがなめらかなスエードを使用。カジュアルにも上品なテイストにも合います。2人掛けソファと2つの1人掛け座椅子はそれぞれ背もたれをリクライニングすることが可能なので、一体化していてもバラバラにしても好きな角度に調整することができます。冬は座椅子をL字型に並べてこたつと組み合わせるのも良いでしょう。また、軽量な座椅子はいつでも簡単に移動が可能です。
2人でもみんなでも寛げる!フロアマット付きフロアソファ
フロアマット付きのフロアソファは、普段使いにも来客があったときにも自由にレイアウトの変更が可能で便利です。厚みのあるマットはさらっとした肌触りで、年中快適に使えるだけでなく子どもが飛び跳ねても安心です。また、一般的なソファと違ってL字型にソファが配置されていて、好きな場所で寛ぐことができます。フローリングに限らず和室にも合うデザインなので、幅広いインテリアに合います。3種類のサイズから選べるので、置くスペースや人数に合わせて選んでみてください。
まとめ
老後生活にぴったりのソファは、普段使いと人が集まったときでレイアウトを簡単に変更できるものが便利です。空間を広く使えて、座る人も快適なソファ選びをしましょう。理想のリビングでの過ごし方を元に、イメージに合ったソファを探してみてくださいね。