リビングとダイニングがひとつになった空間、リビングダイニング。都心の家では8畳、9畳くらいの狭いリビングダイニングもよく見られます。そんな空間に家具をレイアウトするのは難しいものです。そこで今回は狭いリビングダイニングを広く見せる工夫や、家具の置き方についてアドバイスします。最後までお楽しみください。
狭いリビングダイニングの悩みパターンと解決策
狭いリビングにお悩みパターンはどのようなものがあるでしょうか。お悩みに対する解決策も紹介しますね。
リビングダイングが正方形
リビングダイニングが正方形だと、家具のレイアウトが難しいですよね。リビングダイニングはくつろぐスペースと食事をするスペース2つの空間が必要です。そのため縦長の部屋はレイアウトしやすい形状といえます。
正方形のリビングダイニングを生かして家具をレイアウトするには、ダイニングテーブルをコンパクトにしてソファのスペースを広く取る。もしくはダイニングスペースを広く取ってソファを1人がけにするなど、どちらかのスペースを優先させるのがおすすめです。よくばったレイアウトはしないようにしましょう。
収納家具が置けない
狭いリビングダイニングには収納家具を置くスペースがありません。限られた空間に必要な家具を置くため、収納家具を置く優先順位は下がりますよね。かといって物が散乱している部屋は余計に狭く見えます。
リビングに最初から収納スペースがある場合は、そこに物を収めることを意識し、収納できる量以上に物を持たないよう心がけましょう。収納スペースは安易に増やすと物が増えてしまうので、限られたスペースに適切な量を持つことが大切です。
リビングに収納スペースをどうしても増やしたい場合は、ソファの下やテーブルの下など収納機能のある家具を取り入れましょう。
物を飾るスペースがない
リビングダイニングには写真を飾ったりお気に入りの雑貨を飾りたい。でも飾るスペースがない。物を飾るためには家具が必要と思っている人も多いでしょう。
実は家具を置かなくても物を飾るスペースは確保できます。それは壁面です。壁に飾れば家具を追加で置かなくてもディスプレイできます。
壁に穴を開けずに取り付けられる飾り棚も市販されています。また100円ショップでも壁紙を傷つけずに付けられるさまざまなフックが購入できます。マンションで壁に穴を開けられなくても、壁面に物を飾るアイテムが豊富にありますよ。
おしゃれにならない
リビングが狭いせいでおしゃれにならない。そうお悩みの人も多いでしょう。狭いとレイアウトに制限があり、置きたいものが置けずに悩みます。
おしゃれな部屋にする方法は、できるだけ家具を置かないことです。意外ですが、家具がたくさんあるよりも少ないほうがおしゃれに見えます。ごちゃごちゃした空間よりスッキリした空間のほうが洗練されて見えるためです。
また色の数も少ないほうがおしゃれに見えます。本当に必要な家具以外を置かない工夫をすれば、いつの間にかおしゃれな部屋になっているはずですよ。
ソファが大きすぎる
ソファを部屋に置いてみたら、大きすぎて困った経験はありませんか。ソファはお店で見るよりも部屋に置くと大きく感じます。ソファは幅だけでなく奥行きもしっかりあるため、寸法に注意が必要です。
ゆっくりくつろぎたいから大きめのソファが欲しい場合は、ダイニングを最小限にまとめましょう。
狭いリビングダイニングを広く見せる工夫
狭いリビングダイニングでも、広く見せる工夫があればレイアウトに便利です。広く見せるには、何でもかんでも家具を置くという考えをまずは捨ててくださいね。
ソファを置かない
広く見せるには、ソファを置くのをやめてみるのもひとつ。ソファを置くのにはタタミ一畳ほどのスペースが必要でなかなかの圧迫感があります。リビングの必須アイテムですが、置かなくてもくつろげる手段はあるものです。
もしソファを買い替えようと思っているのなら、一度ソファなし生活を送ってみてから次のソファを検討してみてはいかがでしょうか。掃除も簡単にでき、ソファがない生活の快適さも味わってみるといいですよ。
ソファをコンパクトにする
ソファを置かないわけにいかないという場合は、コンパクトサイズにしてみましょう。
一人暮らしの部屋に置くような、コンパクトタイプの2人掛けソファがおすすめです。おしゃれな商品がたくさんあり、価格も手頃です。圧迫感のあるソファをコンパクトにするとお部屋がスッキリ見えます。
ソファを1人掛けにする
家族がいても、リビングに1人掛けソファは快適です。ソファで同時に2人、3人で座るのって実は少ないのにお気づきでしょうか。生活を振り返ってみると1人で座る時間のほうが多いのではないでしょうか。それでしたら思い切ってスペースを取らない1人掛けソファを置いてみてはいかがでしょうか。
1人掛けソファはリクライニング機能がついているものも多く、くつろぎ重視のアイテムです。ソファのスペースもコンパクトになり、空間にゆとりが生まれます。
ダイニングセットを置かない
ダイニングテーブルはちょうど物が置きやすい高さなので、物置になりがち。散らかる仕組みを作ってしまうのです。散らかりを防止し、スペースを広げるためにもダイニングセットを置かない選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。
ローテーブルでの食事は、食べこぼしがすぐに掃除できるなどメリットたくさん。お子さんがおもちゃで遊んだり絵を描いたりするのも、高さのあるダイニングテーブルよりもローテーブルのほうが使いやすいですよね。
ダイニングをカウンタータイプにする
ダイニングスペースをコンパクトにするために、カウンタータイプもおすすめです。
一般的にダイニングテーブルはテーブルの両脇に椅子を配置し、かなりのスペースを必要とします。ダイニングテーブルをカウンタータイプにして、2人が同じ方向を向いて食事をすれば、省スペースに家具が配置できます。
カウンターがはじめから付いているキッチンでしたら、椅子を置くだけでダイニングスペースができあがります。3人以上で食事をする場合は向きませんが、2人での食事ならカウンターでの食事スタイルは会話も弾みメリットたくさんです。
ソファダイニングにする
リビングスペース、ダイニングスペースを兼用するソファダイニングは人気のアイテムです。特に正方形のリビングダイニングにはおすすめです。1つのセットアイテムでコーディネートが出来上がります。配置を工夫する必要がなく、誰でもレイアウト上手になれますね。人気アイテムのため、デザインのバリエーションも豊富です。
ソファもダイニング両方とも諦められない人は、両方を兼用できるソファダイニングがおすすめです。
狭いリビングダイニングに家具をレイアウトしてみよう
狭いリビングダイニングに家具をうまくレイアウトするには、おさえるべきテクニックがあります。1つずつ解説していきます。
動線を確保する
家具を置く際は、動線を確保しましょう。動線とは人が通るスペースのことです。動線が十分に確保されていないと、窮屈な印象になります。
どんなに狭い部屋でも余白がないのは上手なレイアウトとはいえません。人が余裕を持って通れるスペースは70cm程度です。ダイニングセットとソファセットの間は70cm以上確保しましょう。体を斜めにしないと通れない動線は生活していてストレスになりますので、動線に注意してレイアウトを考えましょうね。
ダイニングテーブルはできるだけ目立たなく
ダイニングテーブルはできるだけ目立たない存在にしましょう。ダイニングテーブルは高さが70cmほどあるので、置くだけで存在感があります。
派手なデザインや色を避けて、サイズも必要以上に大きいものを避けて選びましょう。
ダイニングソファはベンチを使用
ソファスペースとダイニングスペースを兼用するソファダイニングを置く場合は、背もたれのないベンチがすっきり見えます。ベンチに座っていないときは、テーブルの下に収納できるのも便利ですよね。
見た目だけでなく、背面から簡単に座れる便利さもおすすめポイントです。
背の高い家具は最小限に
圧迫感を避けるため、背の高い家具は最小限にしましょう。背の高い家具は圧迫感を与えてごちゃごちゃした部屋の印象になってしまうからです。
テレビボードと一体化した壁面収納は便利ですが部屋が狭く見えます。背の高い本棚も同様に狭さを印象づけます。目線を低くすることを意識して、アイテムを選びましょう。
おすすめの商品
狭いリビングダイニングにもぴったりなソファ、ダイニングセットのアイテムを紹介します。
上質空間 座り心地にこだわったポケットコイルリビングダイニング 5点セット
狭いリビングダイニングにぴったりなソファダイニング。L型のソファとベンチ、ダイニングテーブルのセットです。ゆったり過ごせるソファと、作業のしやすいテーブルの組み合わせが居心地抜群。ソファはポケットコイルを使用しており、長時間座っても疲れにくくなっています。ゆったりお酒を飲んでも、パソコン作業に集中しても疲れにくいですよ。L字型のソファは分割式なので、移動もお掃除も簡単にできます。
優しい風合いで空間を彩る 天然木総無垢材ダイニング 4点セット
木のぬくもりを感じられるダイニングセット。テーブルもチェアも無垢材を使用しています。無垢材を使用しているので、使い込むにつれて風合いが増してきます。家族の成長とともに家具の成長も楽しめる。そんな楽しさがあります。木材の種類は、明るい色のオークとミディアム色のウォルナットの2種類。ベンチはテーブルの下に収納できて、お部屋をすっきり見せてくれます。
あたたかい木の質感 やさしい色合いの北欧スタイルダイニング 3点セット
チェアとベンチを組み合わせたダイニングセット。明るい木目のテーブルとグレー、ベージュのファブリック生地の椅子が優しい雰囲気を感じます。日当たりのいい部屋に置きたくなるような、明るい印象のデザインです。ベンチは背もたれがあるもの、ないものとセレクトできます。チェアもテーブルも細い脚のデザインで、狭い空間でもすっきり開放的に見えますね。ダイニングテーブルは4人用の140cm幅と2人用の80cm幅があります。コンパクトなダイニング空間を作りたい人にもおすすめできますよ。
アースカラーと天然木の融合 北欧デザインソファ 2人掛けタイプ
置くだけでおしゃれな雰囲気になる木製フレームソファです。人気の北欧インテリア空間がこのソファで作れます。優しい雰囲気の木製フレームとアースカラーのファブリックの組み合わせは、心が落ち着きますね。木製のひじ掛は奥まで目線が抜けるデザインで、狭い部屋でも開放的に見えます。無駄のないシンプルデザインなので、コンパクト空間にもすっきり置けますね。
[搬入・設置無料]お部屋を広々と使える ハイバックローソファ 1人掛け
ゆったりくつろげるロータイプの1人掛けソファ。適度な座面の硬さと、頭までしっかり寄りかかれる背もたれの高さが、おすすめポイントです。頭までしっかりよりかかって座ると、疲れが取れますよね。座った瞬間から頭を支えてくれるので、開放された気分になれます。仮眠を取るのにもいいですね。リビングにいながら一人の時間をゆっくり過ごしたいあなたにぴったりです。
まとめ
リビングダイニングが狭いとお悩みの人たちへ、家具のレイアウトポイントを紹介しました。あれもこれもは置けませんが、厳選された家具だけを置いた空間はとても居心地がよく洗練されたものとなるでしょう。
どの家具を優先して置きたいのか。普段使っている家具であまり使わないものはないか。このように家具の優先順位を考えてみましょう。狭くても快適な、心地よいリビングダイニング空間を作っていきましょうね。
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