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身近だからこそ復習したい!木製家具のキホンと魅力を徹底解説

インテリアをコーディネートする時に、こだわりたいポイントの一つが素材ではないでしょうか。中でも、幅広いインテリアにマッチするのが木という素材です。本記事では、木製家具が持つ効果や木の種類についてご紹介します。

木の種類をチェック

一言で「木製」と言っても、木にも種類があり、それぞれ違った魅力があります。下記では、家具に使われることの多い代表的な木材をピックアップしました。どんなメリット、デメリットがあるのかを確認してみましょう。

オーク

日本ではナラと呼ばれる木材です。丈夫で傷がつきにくいという強みがあり、フローリングにもよく用いられています。

また、ウイスキーやワインの樽に使われていることが有名で、液体を保管していることからもわかるように、耐水性も高いのが特徴です。キッチン周りや食卓テーブルといった、液体がかかる可能性がある家具に向いています。一方で、目の詰まった硬い構造で、空気をあまり含んでいないことから、寒い時期は特に冷たく感じてしまいます。

ラバーウッド

ラバーウッドはその名の通りで、ゴムの木です。ゴムの樹液が取れなくなった木を廃棄せずに、加工して使用しています。

細かい木材を繋ぎ合わせた集合材として使われることが多く、一枚板程のインパクトはない反面、テーブルや棚にした時に反りにくいというメリットがあります。コストが低めに設定されているので、初心者の方でも手を出しやすいでしょう。

パイン

松の木のことをパインと呼びます。松はトゲトゲした葉の針葉樹で、軽くて柔らかいソフトな肌触りをしています。軽いので扱いやすく、DIYの素材としても人気を集めている木材です。

その柔らかさから、硬い木材に比べると傷や凹みがつきやすいというマイナス点はありますが、少しでも家具を軽量化したい方や、素朴で親しみのある雰囲気がお好きな方におすすめです。

ウォルナット

世界3大銘木と呼ばれることもあり、古くから高級家具に使われてきた木材です。加工後の乾燥や湿気による反りや縮みといった狂いが少ないので、楽器にも用いられています。

数ある木材の中でも落ち着きのあるダークな色合いで、大人っぽいカフェスバースタイルや、男前なブルックリンスタイルとも相性が良いでしょう。ダークな色合いの家具は埃が目立ちますので、お手入れ頻度は高めに設定するのがおすすめです。

ビーチ

ビーチは曲げに強く、綺麗な曲線を表現することのできる木で、日本語ではブナと呼ばれています。白っぽい色味で、明るい印象を与えてくれます。

どちらかといえば柔らかそうな見た目とは反対に、とても硬くて丈夫。長く使える材質ですので、経年劣化で黄色味がかってくることは頭に入れておきましょう。

木製家具の持つ効果

木製の家具は、インテリアコーディネートというビジュアルだけでなく、生活そのものに良い影響を与えてくれます。ここからは、木製家具の持つ効果についてご紹介したいと思います。

視覚からリラックス

お部屋の中で、木が見える割合のことを木視率といいます。人は、このパーセンテージが45前後のお部屋で高いリラックス効果を得ることができるという研究結果が出ています。

特に木目にこだわっていない、一般的なお部屋では20%ほどになることが多いようです。木製家具を配置して、木視率を調節することで、よりリラックスできるインテリアをコーディネートできるのです。

香り成分がもたらす効果

木々の並ぶ森に入って深呼吸をすると、独特のなんともいえない香りに包まれますよね。それは、木から放出されている「フィトンチッド」という成分によるもので、癒しの香りだけでなく、殺菌や防虫・防カビ効果があります。

切り出した木材の形でもフィトンチッドは消えないので、インテリアアイテムからもこの効果を得ることができます。ただし、安価な合板では放出が減ります。

環境に配慮できる

木製の家具をチョイスすることは、環境にも優しいと言えます。

・加工するためのエネルギーが少ない
・多段階利用し、再生産することができる
・二酸化炭素を取り込んでくれる
・調温・調湿作用で、空調の節約になる

少し考えただけでも、こんなにたくさんのメリットが出てきます。

木製家具が似合うインテリアテイスト

木製の家具を一つも置いていないお部屋はなかなか珍しいかもしれませんが、やはり似合うインテリアテイストがあります。むやみに家具を揃えてからだと、統一感のないお部屋になってしまいます。家具を買い揃える前に、自分はどんなインテリアテイストが好みなのか、リサーチしておきましょう。

北欧

お家の中で過ごす時間の長い北欧では、機能的かつ過ごしやすいお部屋造りが大切です。さらに、家の中にいながらも、外の自然を感じることのできる、木材は欠かせない存在と言えるでしょう。

特に無垢材を使った木製家具は、北欧インテリアの温かみやナチュラルさに「上質」というプラスイメージを付け加えてくれます。

ナチュラルモダン

ナチュラルモダンは、リラックスさのあるナチュラルと、都会的でスタイリッシュなモダンという、相反する2つのインテリアテイストを融合させたスタイルです。

モダンスタイルは、無駄のないすっきりしたお部屋ですが、所々に自然素材を取り入れることで、落ち着きをプラスすることができます。脚や肘掛けを直線で仕上げた木製家具は、まさにナチュラルモダンを象徴するアイテムです。

ラスティック

北欧やナチュラルモダンほどの知名度はありませんが、密かに人気を集めている「飾らない、素朴な」という意味のラスティック。ナチュラルスタイルよりもさらに自然素材の魅力を全面に出したインテリアテイストです。

木目の温もりは特に大切な構成要素で、木製家具が大活躍します。レンガやタイル、古木のような自然素材に魅力を感じる方や、ベースに木材や漆喰が使われているお部屋をコーディネートしたい時におすすめです。

おすすめの商品

ここまでは、木製家具の魅力をお伝えしてまいりました。下記では、ご紹介したインテリアテイストにも取り入れられるおすすめアイテムをご紹介します。自然素材をお部屋に取り入れたい方必見のアイテムを集めましたので、詳細ページも覗いてみてくださいね。

柔らかな印象を与える天然木のシンプルデザイン 北欧木肘ソファ 3人掛け

シンプルなデザインのソファは、さまざまなインテリアテイストに馴染む優れもの。木製部分が明るめのカラーだと、特に北欧インテリアとマッチします。一つ一つ、木目の異なる天然木を使用しておりますので、個性というスパイスもプラスできますよ。程よい座面の硬さと背もたれの角度設計で、会話が弾み、長時間の座り姿勢でも疲れにくいソファです。

心地よいリラックス空間 北欧モダンデザイン木肘ソファダイニング 2人掛けソファ

直線的なフォルムがモダンインテリアにぴったりのソファです。スタイリッシュなデザインですが、木製ならではの温かみも感じられ、居心地の良い空間を演出してくれます。同シリーズのテーブル、1人掛けソファとの組み合わせで、ソファダイニングもコーディネートできます。出入りのしやすい設計で、機能性にもこだわったシリーズです。

本格派デザイン 16色から選べる伸縮・伸長式北欧天然木すのこソファベッド

お部屋の広さを考えると、ベッドもソファも両方置くのは厳しいかも?そんなお悩みを解決してくれるのが、ソファベッドという選択肢です。天然木のフレームに国産のマットレスで、何年も長い間使うことが可能。木製でシンプルデザインのフレームは、多くのインテリアに馴染むので、お子さんが成長しても使い続けられるお品です。

温かく味わい深い ヴィンテージスタイルソファダイニング テーブル

ウォルナットの家具は、木製家具の中でも高級感のある、大人っぽい印象を与えてくれるアイテムです。木目の独特な雰囲気をそのままに、傷や汚れから守る加工が施されていますので、お食事をするソファダイニングのテーブルとしても活躍してくれます。組み合わせている素材がブラックのスチールなので、よりクールな雰囲気に仕上がっています。

芸術品のような存在感 天然木の豊かな色合い ウッドチェア

素材の個性が存分に発揮されたウッドチェアです。このように、自然素材の存在感を強く感じる家具は、ラスティックなインテリアにぴったりです。全てが木製ではなく、所々に細いスチールが入ることで、スタイリッシュさ、清潔感も忘れません。座るだけでなく、チェア自体がディスプレイになってしまうような、アクセントになるアイテムです。

まとめ

木製の家具は非常にポピュラーなアイテムで、ほとんどのご家庭に一つは置いてあるのではないでしょうか。身近ながらも多くの魅力があり、ただ木製と言っても、木の種類でそれぞれに個性があることが分かりました。新しくお部屋をコーディネートするときに、木製の家具を選ぶ方も多いかと思います。本記事の情報が、一つでもコーディネートの参考になれば幸いです。

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