日本人だからこそ、和室や日本を感じるしつらえには落ち着きと安心感を感じます。でも椅子やテーブルで生活することが当たり前になり、畳がないから和室は持てないと諦めていませんか?畳や座布団、座卓でなくても和のしつらえは楽しめます!この記事ではリビングやダイニングで和のしつらえを楽しむコツを伝授します。
日常生活の中の「和」
最近和室で過ごしたのはいつですか?昔ながらの和室に憧れや興味はあっても、実際に畳の部屋のある家はどんどんと少なくなってきています。それでも実家や和食屋、旅館など家の外で和室で過ごす機会に恵まれることがあります。靴を脱いで畳の上で過ごし、和のしつらえのなかに身を置いていると心がホッとする人は多いのではないでしょうか。
この和を感じる安らぎを日常的に自宅で味わえたら、家のリビングでもっとリラックスすることができそうですね。さて私たちは日常生活でどのくらい日本を感じて生活しているのでしょうか。
日本の伝統的な行事
日本の伝統的な行事はたくさんあり、年間ではたくさんの行事があります。お正月から始まり、七草、節分、桃の節句、端午の節句、七夕、お盆、お月見、七五三、大晦日と、誰でも知っているような行事は、店頭や学校行事など身近な場所でも触れることができます。
西洋文化からやってきたバレンタインデーやクリスマスなどのパーティだけでなく、日本人ならではの季節を感じる行事を大切にすることで、和の良さをもっと感じることができます。
生活の中にある日本文化
伝統行事には無縁な日常を送っていたとしても、お箸を使って食事をしている人は数多くいます。西洋文化の生活でも、そこかしこに日本の伝統文化は息づいています。家の中で特徴的なのは玄関で靴を脱いで家に上がる生活は日本ならではです。
他にもお弁当の文化、四月始まりの年度や、元号なども日本ならではですね。西洋の生活にどっぷりと浸かっていると思いがちですが、和の文化は私たちの毎日の生活の中にたくさん散りばめられています。
床座りは日本人的!
自宅に畳がなく、椅子とベッドで西洋的な生活をしている人は多くいます。だからと言って、全く日本的な生活をしていないのでしょうか?ソファの座面に座らずに、「床に座ってソファに寄りかかる」体勢は多くの人が経験のある日本人ならではのソファでのくつろぎ方です。
床に座ることで、椅子よりも自由な体勢をとることができ、時には床に寝転がることでリラックスすることもできます。
洋室でも和を取り入れよう
リビングにソファがあるから和にはできない、ダイニングは椅子とテーブルだから和風にならない、なんてことはありません。ちょっとした要素を加えるだけで和のしつらえにすることができ、日本人として心落ち着く空間にすることができます。どんな工夫でリビングに和を取り入れることができるのでしょうか。
スモーキーカラーをプラス
実は部屋の中の色の選び方一つで和の雰囲気に一歩近づくことができます。例えばグリーンならば、抹茶を連想する色で落ち着いたトーン、ピンクならば桜を連想する少しスモーキーな淡いカラーにします。
萌黄色、若草色、桜色、桃色など、和の色彩は自然界にある少し落ち着いたトーンの色がメインになります。意識して色を選ぶことで和に少し近づくことができます。
スモーキーなトーンを選ぶことで、インテリア全体が落ち着いた雰囲気になり、和のしつらえの似合う部屋になります。
竹かご、和紙を使ったディスプレイ
インテリアの中にデコレーションとして和の小物を取り入れるだけで、ガラリと様子を変えることができます。具体的にはフォトフレームの下に風呂敷を敷いてみたり、フラワーアレンジに竹かごを添えてみるなど、ちょっとしたことで和の雰囲気をリビングに漂わせることができます。
ランチョンマットなど普段使っているものを和柄に変えるだけでも一気に和の雰囲気を漂わせることができます。
和風な花を飾る
和風の花と言われると、お供えする花を連想する方もいらっしゃるかもしれません。花を選ぶ場合は、茶室に飾るようなイメージで花を選ぶと和っぽい雰囲気が漂います。
具体的な花の種類としては、アジサイ、ツバキ、菜の花、ウメ、モモ、キクなどがあります。キクはお供えするイメージが強いかもしれませんが、最近はマムと言われるキク科の花が多く花屋に並び、可憐なものから華やかなものまで色や種類が豊富で驚かされます。
生け花ができなくても、飾る際に焼き物の花瓶を選んだり、和食器を利用するだけで、一気に華やかでありながら落ち着いた和の雰囲気を漂わせることができます。
和のしつらえを諦めるのは早い!
和のしつらえを自宅に取り入れていない「理由」があって、すでに諦めている人はいませんか?その理由は分析してみると、実は意外と簡単にクリアできるかもしれません。実際にいくつか例をあげて和のインテリアの取り入れ方を考えていきましょう。
床に座ると膝が痛い
和風にしたいからといって、床に座る必要はありません。椅子やソファを置いている部屋であっても、デコレーションで和風の雰囲気を出すことができます。
また座面の低いフロアソファを選ぶことで、ソファでありながらも床座りに近い感覚で使え、日本人に合ったソファスタイルとして使うことができます。
部屋全体が洋風
和風にしようと思っても、洋室の中に独特な和風の雰囲気のものを置こうとするとどうしても浮いてしまいます。そんな時は、和風の柄の中でも連続柄のシンプルなデザインのものを選ぶことがおすすめです。
具体的には麻の葉、うろこ、かごめ、市松などは幾何学模様の伝統柄ですから色を合わせることによって洋風の部屋にも馴染みやすいです。
また食事の際に、和紙や漆器、和食器を取り入れるのもおすすめです。洋食器と色調や柄を合わせることで、和洋折衷の食器でも素敵にコーディネートすることができます。
和室はないけど床座りにしたい
まずは心地の良いラグを探しましょう。和の雰囲気を漂わせるには、落ち着いた色調のアースカラーなどがおすすめです。夏にはラグの代わりにゴザを敷くのもさっぱりと気持ちがよく過ごせておすすめです。
全体の部屋の雰囲気とのバランスを考えると床座りはちょっと…という場合は、座面の低いフロアソファがおすすめです。洋風なソファでありながらも床に近く、床座りに近い態勢でソファに座ることができます。
和のしつらえにあうソファ
洋風な家でも和の要素を取り入れたい、けれどソファも置きたいと悩みを抱えるインテリアづくりにおすすめのソファをピックアップしてみました。和との調和ポイントも挙げていますので、ぜひソファ選びの参考にしてください。ソファのある素敵な和風リビング作りにチャレンジしてくださいね。
フロアソファ
家具全体の位置を低くすることで、和の雰囲気を漂わせることができます。フロアソファを選ぶことで、床座りに近い感覚でソファを使うことができ、和にも洋にもインテリアをデザインすることができます。
選べる多様性 こたつ天板サイズに合わせて選べる洗えるフロアコーナーソファ
現代の和室に合わせることを前提にデザインされたフロアコーナーソファなら、落ち着きのあるモダンな和室を作ることができます。こたつに合わせられる高さのソファなので、一年を通してくつろぎの場としてソファで過ごせます。落ち着きのある4色のカラーバリエーションは和室、洋室どちらにも合わせやすい色調です。
脚が外せるリビングダイニング
狭いリビングダイニングにおすすめなのがリビングダイニングソファです。中には脚が外せたり、こたつ機能付きなど高機能なものがあるのはご存知ですか?洋室でありながらも和のいいところをうまく取り入れたテーブルセットなら家族みんながくつろいで過ごせますね。
こたつもソファも高さ調節できるリビングダイニングセット 4点セット (NA)
ユニークな丸いフォルムの背もたれのリビングダイニングセットは、シンプルだからこそ和風にも洋風にもインテリアを作れるニュートラルなデザイン。冬は脚を外してこたつと一緒に使うことができ、日本の冬を満喫できます。色は落ち着いたスモーキートーンのネイビー、グレー、ブラウン、グリーンの4色。どの色も和のしつらえに馴染みやすく、和でも洋でもリラックスした空間を作ることができます。
シンプル×和の色
シンプルなデザインならば、和洋どちらの雰囲気にも合わせることができます。さらにソファの色を和を連想する落ち着いた色味や、スモーキーカラーを選べば落ち着いた雰囲気に。天然素材とのコンビのソファであれば、さらに和の雰囲気に馴染みます。和風にも洋風にも気分で部屋を作り変えたい人に特におすすめのソファです。
ゆるぎない美意識から生まれた 北欧デザイン木肘ソファ 3人掛け
一見すると和とは遠い印象の北欧デザインですが、和室と親和性があります。ナチュラルな雰囲気を漂わせる天然木は日本の和の空間にもマッチします。落ち着いた色合いの3色から選べるクッションのファブリックは、ネイビー、モスグリーン、グレーのどのカラーでも和のしつらえにしっくりと馴染みます。モダンに仕上げても、レトロに仕上げても、和に美しく調和してくれる北欧デザインです。
レイアウト自由自在 大型L字モダンデザイン ソファ&サイドテーブルセット
シンプルな四角いソファを並べるデザインと、落ち着いた色合いのファブリックで和のしつらえにもしっくりと馴染んでくれること間違いなしのソファ。上質な織りのファブリックは高級感を醸し出し、シンプルの中にもこだわりを感じます。どっしりと重厚感を感じる見た目でありながら、軽量設計なので模様替えや掃除も楽にできます。
ブラックやホワイトで攻める
雅さを強調した和、伊達な雰囲気のインテリアには、ブラックやホワイトのソファで攻めた配色はいかがでしょうか。インテリア小物に真紅のファブリックを組み合わせたり、塗りの盆や器をディスプレイすれば、ピリッとエッジの効いた和のインテリアに仕上がります。
贅沢に気品のあるホワイト ハイバックフロアコーナーソファ 4点セット
シンプルで上品な佇まいのソファであれば、高級感のある和モダンのリビングを作り上げることができます。ベーシックなカラーであるこちらのホワイトと同シリーズのブラックから選ぶことができ、和風なデコレーションとすっきりとしたソファの相性もよく落ちつた印象の部屋に。フロアソファなので、冬はこたつと一緒に使うことで和やかな雰囲気の家族団欒の場を演出することができます。
まとめ
和のインテリアもちょっとした工夫次第でリビングに取り入れることができます。洋風の作りの部屋でも、家具の選び方、インテリア小物のディスプレイなどで和の雰囲気に変えることができますから、今日から始めることもできます。家族みんながくつろぐ家だからこそ日本の良さを取り入れて、心が落ち着くリビング作りを楽しんでくださいね。