早いもので、時代は平成から令和になってすでに数年が過ぎようとしています。皆さまは過ぎ去った時代の匂いや雰囲気を感じさせるレトロなアイテムはお好きでしょうか。知らない時代のはずなのに、どこか懐かしくて親しみを感じるのはなぜでしょう。今回はナウでヤングなZ世代にもキュンと刺さる古さが新鮮なレトロソファの魅力についてご紹介します。
レトロについて詳しく知ろう
まず、レトロとはいったい何を指した言葉なのでしょうか。レトロとは英語のレトロスペクティブの略語です。回顧的、懐古趣味で、つまり古さを懐かしむ、好ましく思う感覚のことをレトロと呼びます。一般的には音楽や映画、そしてファッションやインテリアに対して使うことが多いようです。
レトロっていつの時代のこと?
現在、レトロと呼ばれる時代を具体的に定義をすると昭和30~40年代ごろではないでしょうか。今から約50年前ほどになりますね。
しかし、一昔前は明治・大正時代がレトロとされていました。つまり、レトロは現在を起点として懐かしさを感じる時代を指すので、時代によってレトロ時代も変化していると考えてよいでしょう。
細かく言えば、現在でも若者と年配の方が感じるレトロは全く同じではないということです。ここでは、昭和レトロを中心に話したいと思います。
今の時代にレトロが新鮮に映る理由
ポップな花柄のコップやポットが今新たな人気となっているようですが、なぜレトロなアイテムが今の時代に刺さるのでしょうか。
当時のこういった製品は人口増加で需要も多く、さらにコスト等の関係で限られた色数で製品を大量に作る必要があったのではないでしょうか。そのためシンプルなデザインの製品が沢山誕生したと考えられます。
現代の色彩豊かでデザインのバリエーションが豊富なアイテムと比べると、当時のシンプルなデザインが逆にスタイリッシュに映るのでしょうね。
レトロソファの特徴
では実際に、私たちが懐かしさを感じるのはどのようなソファなのでしょう。レトロソファとは、具体的にどのようなディテールのソファでしょうか。私たちがレトロな魅力を感じるソファの特徴をご紹介します。
肘掛けや脚が木製
今でこそ輸入家具に押されてはいますが、当時の日本は家具を製造する会社が多く存在していました。特に高級家具は高度な木材加工技術を使って家具を製造し、海外へ輸出もしていたと言います。そのようなソファには古さの中にも気品と色気を感じられると思います。
昭和レトロを目指すなら、肘掛けや脚などの部分が木製のものを選んでください。昭和レトロの雰囲気に近くなりますよ。
クッション部にボタン付きの革素材が使われている
昭和レトロソファの代名詞とも言えるのがクッション部にボタン加工が施されているものです。ただ、ボタンが付いているソファは何も昭和レトロに限ったことではありません。
昭和レトロ感を出すのなら、硬めの革クッションに施されたボタンタフティングのソファを選ぶと昭和レトロの匂いを感じることができます。このようなソファは当時の喫茶店などに良く置かれていましたので今でもテレビなどで何気なく目にすることも多いのではないでしょうか。
経年を経たような古びた雰囲気
経年を経たような古びた雰囲気といっても、ただ古くて薄汚れたソファなどは嫌ですよね。懐かしさとオンボロははき違えたくないものです。レトロソファを目指すならば、ストライプ柄のコーディロイ生地を使ったソファはいかがでしょう。
当時の色合いはやや明度を抑えたオレンジやグリーンをブラウンやベージュでまとめたものが多かったので、そのような色味を選ぶとレトロ感が増すでしょう。
レトロソファを上手くインテリアに取り入れよう
レトロソファはどのようなインテリアに良く似合うでしょう。現在のインテリアは過去からの延長線に存在しているはずです。そう考えれば、レトロインテリアと現在のインテリアスタイルにはどこか親和性を感じるところがあるのではないでしょうか。ここでは、色々なインテリアスタイルを例にして話をしていきましょう。
和室や和モダンなど和風のインテリア
レトロソファの渋みのあるカラーや甘味を抑えた雰囲気には、同じく畳やふすまなどが渋い配色の和室が良く似合います。さらに、レトロソファはクッションにボリュームが少なく直線的なシルエットのものが多いので、それを活かすスタイリッショな和モダンも良いでしょう。
脚のあるレトロソファならば、テーブルや家具の背を少しだけ高くするとソファとのバランスが取れます。和と洋が混然一体となった文明開化を感じさせるインテリアを楽しめそうですね。
ナチュラル・北欧などのインテリア
シンプルだけど雰囲気に独特のアクがあるレトロソファですが、ナチュラルインテリアのようなやさしいインテリアスタイルのお部屋の中では適度なスパイスを与えてくれる存在となるでしょう。
そして、レトロソファの持つ色合いは、北欧カラーに通ずるところがあるので、北欧インテリアにもなじみが良いとされます。どちらも柔らかい雰囲気のインテリアなので、硬派なレトロソファとの相乗効果が期待できそうです。
インダストリアル・ヴィンテージなどの男前なインテリア
一般的にインダストリアルと呼ばれるインテリアスタイルは、工業デザインから発展しました。現在、レトロと呼ばれているアイテムの多くは、大量生産を前提にしたデザインが多いので、テイストが似ているインダストリアルデザインとも相性が良いのではないでしょうか。
また、レトロよりも古い時代を現すヴィンテージインテリアにも違和感がなくとけこみます。両者のような男前インテリアには、年季を感じさせるレトロソファを置くとインテリアに説得力が増すでしょう。
まとめ
今回は、レトロソファについて色々な角度からご紹介をしてみました。かつて全国どこにでも存在した文化の一つとして、あのエネルギッシュな時代の文化は現代でも昭和レトロという形に変わり、今でも身近な生活の中に息づいています。流行りすたりがとても早い世の中だからこそ、昭和レトロはその昔大切に保管しておいた宝物のように今でも私たちの生活を鮮やかに彩ってくれるのかもしれません。
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