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味のある雰囲気が心地良いレトロソファ特集

近頃、街中を歩いたり、おしゃれな雑誌を見ていると、どこか懐かしさを感じるものに心惹かれることがあります。最新のものではなく、どうしてレトロな雰囲気に心が落ち着くのか、それは自分の経験してきたものとの共通点があることなのかもしれません。今回は、味のあるレトロなソファについてご紹介します。

なぜ今レトロなソファが人気なのか?

それではなぜ、レトロな雰囲気を持ったソファが、再び人気を集めているのでしょうか?ひとつずつご紹介していきたいと思います。

心落ち着く居場所を自宅にも

これまでマンション暮らしをし、日本の伝統的な住まいで育ったことのない方でも、和室に入ると、なぜか心が落ち着く、そんな経験をすることがあります。それは、日本人の私たちにとって、幼いころから受けている影響が大きいのかもしれません。

自宅でテレビを観ていると、お寺や日本庭園が映し出されていたり、畳のある和食処へ出かけるなど、マンション住まいでも日本特有のものに触れる機会があります。

そうして知らず知らずの間に、古くからあるものに自分とのつながりを感じ、懐かしさを覚えているのかもしれません。こうして、レトロな空間を見ると心落ち着き、その雰囲気を自宅に取り入れたいと感じている方も多いようです。

おしゃれ空間にレトロの広がりが

都会の喧騒から離れ、田舎にひっそりと佇む古民家カフェ、何だかそれを聞くだけでコーヒーの香りがしてきそうですよね。

近頃、伝統的な日本家屋をリノベーションして、カフェや軽食を提供するお店をよく見かけるようになりました。縁側に向けてレトロな椅子が並び、梁がむき出した天井に、土壁をつかった店内など、心落ち着く空間がそこには広がっています。一度その場所へ行くとタイムスリップをしたような感覚となり、店内を後にすると、一気に現実に引き戻されるような不思議な感覚を覚えます。

このように、カフェなどの心休まる場所にレトロさが加わることで、より一層心地良い空間が広がります。人々の「癒されたい」といったニーズに答えるかのように、おしゃれ空間にもレトロの広がりを感じます。

手の届きそうな価格のアイテムが販売

アンティークやヴィンテージと聞くと、どこか高級な雰囲気を感じませんか?一昔前までは、年代物の商品には、それに見合った価格が設けられ、手の届かないといった印象がありました。このため一部の環境でしか見る機会がありませんでしたが、近年、レトロな商品への期待が高まることで、多くの人が手にできる価格へと変化をしていきました。

加えてヴィンテージなアイテムは、手をかけ時間をかけて生まれる味わいを楽しむといった考えがありますが、レトロな加工を施した商品には、手入れが簡単で、価格を抑えた商品があり、これによってあらゆる人が簡単に使うことのできる工夫がなされています。

こういった背景により、これまで手に入らないと感じていた空間を、手の届きそうな価格で自由に作りだせるようになったのも、レトロが注目された由縁ともいえるかもしれません。

レトロな雰囲気のソファの特徴

それでは、レトロな加工がされたソファは、どんな特徴があるのかご紹介します。

ユーズド感のある素材

艶を抑え、時代の移り変わりを感じさせるソファには、素材へのこだわりがあります。ソファに使用される張地には、革製のレザー、布製のファブリック生地などがあり、素材の選び方によって、室内の雰囲気が変わるほどの効果を持っています。レトロさを感じるソファは、使い込んだかのような、ユーズド感のある素材を使用しているのが特徴です。

レザーには、まるで本革を長年愛用してきたかのような加工が施されているものや、ファブリック生地にも色合いを抑えたベーシックな素材が選ばれており、どこか懐かしさの感じられる雰囲気を演出しています。新品でも、使い込んだかのような、味のある風合いを楽しむことができるんです。

年代を感じるデザイン

時代を象徴するデザインには、様々なスタイルがあります。ソファにおけるデザインは、時代の流れと共に変化をし、その時の流行を反映するなど、一つ一つ雰囲気にも違いがあります。

レトロな印象を受けるデザインの例としては、背もたれや座面部分にデザインボタンをあしらったものや、キルティング加工が施されたものなどが有名です。

近代的で都会的なマンションライフには、光輝くスチールの脚を使ったアイテムなどがマッチしますが、それとは逆にヴィンテージな雰囲気を感じるアイテムは、艶を消したブラックアイアン素材を取り入れるなど、古さの中に心地良さを感じられるのが特徴です。

どこかホッとする懐かしさ

室内に通されたとき、なぜだかホッとするのは、視界に入る情報量によるものの印象が大きくあります。

大型のソファは、室内に入った時に目に入りやすく、そのソファがレトロな雰囲気を持っていると、部屋全体に懐かしさを感じるような印象となります。

もちろん壁や床など大きな面積を占める部分の印象によって、雰囲気が大きく変わりますが、存在感のあるソファにレトロ感を持たせることで、ホッとした懐かしさの感じられるスタイルを作り出すことも可能となります。

レトロソファが似合う室内のインテリアスタイル

それでは、レトロなソファが似合うインテリアのスタイルにはどんなものがあるのでしょうか?代表的なテイスト別にご紹介します。

アメリカンヴィンテージスタイル

アメリカの古き良き時代を反映した、懐かしさと男前なスタイルが人気です。

最近、おしゃれなカフェなどでよく取り入れられるスタイルに、アメリカンヴィンテージを用いたスタイルがあります。

特に無骨でメンズライクな印象のある、ブルックリンスタイルが日本でも人気があり、ブラックアイアンのフレームに囲まれた、レザーのソファなどが、それらを代表するデザインとなっています。

昭和レトロスタイル

古民家カフェなどで見られる、懐かしく、どこか味わい深さを感じるスタイルです。

昭和レトロなスタイルには、アンティークな照明に、縁側のある室内、趣のあるヴィンテージなテーブルなど、落ち着きのある空間が広がります。

そこには温かみと懐かしさの感じられる、モケット生地のソファなどがよくマッチしますよね。この素材は肌触りが良く、その質感を楽しみながらゆったりと座れる空間に、心が癒されていきます。

北欧スタイル

自然豊かな環境と、寛ぎにこだわった伝統的なスタイルが人気です。日本でもここ数年、北欧インテリアを取り扱った店舗が増加し、その人気の高さがうかがえます。明るさとナチュラルが融合した癒しの空間が印象的ですよね。

北欧の国々は、長い冬を室内で過ごす時間が多いことから、座る時にも大切な思いを込めてデザインがなされてきました。ゆったりと身体を預けることのできる背もたれや、見た目にも優しさを感じるデザインが印象的です。

サイドテーブルにコーヒーを置き、側ではキャンドルを焚くなど、長い冬の季節を心地良く過ごす姿が想像できそうですね。

おすすめの商品

最後にSOFASTYLEよりおすすめのレトロなソファをご紹介します。

古木風ヴィンテージアメリカンスタイルリビングダイニング バックレストソファ

見た目にもレトロでおしゃれなアメリカンスタイルを感じるアイテムです。ソファ全体にデザインボタンをあしらい、キルティング加工が施されたこちらは、古いアメリカのカフェを想像させるデザインが特徴的です。張地にはPVCレザーを使用し、全体がキャメル色に統一されたその姿は、おしゃれな空間にはピッタリの存在ではないでしょうか。こちらはバックレストソファのご紹介となりますが、他にも様々なラインナップのソファをご用意しておりますので、組み合わせることで、古いアメリカのカフェにタイムスリップしたかのような空間を作りだすことができそうですね。

天然木を使用した高級感のあるデザイン 木肘ソファ 2人掛け

1950年代を中心とし、アメリカにおけるインテリアブームで誕生した、ミッドセンチュリースタイル。そんなレトロな表情を持った印象的なソファです。レザー素材を使用したこちらは、深みのあるブラウンのフレームに囲まれ、デザインボタンをあしらうことでヴィンテージな雰囲気が漂います。汚れにも強いPVCレザーが使用されていることから、本革のような難しいお手入れの必要がなく、ダイニングでも使用が可能です。このソファに座って、コーヒーを飲みながらゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

色褪せることのないグリーン 木肘レトロソファ 2人掛けタイプ

懐かしさと癒しを融合した、至福のソファです。和室や伝統的な日本の室内にも合わせやすいモケットグリーンのソファは、その質感と独特な色合いがノスタルジックな世界観をかもしだします。室内の雰囲気までもが変わりそうな、味わい深いソファですね。背もたれには、休息に最適とされる110°の傾斜を設け、座るだけで自然と身体を預けたくなるようなデザインが施されています。座面の内部構造はSバネとウェービングベルト、またウレタンを加えることで適度な弾力を持たせ、長時間の座っていても疲れにくい仕様となっているんです。生地には撥水加工が施されていますので、飲み物をこぼしてしまった際にも安心です。カフェスタイルを作りやすいデザインと機能を持った、癒しのソファです。

3つの異素材でこだわりの形を作り上げる ヴィンテージデザインソファ

おしゃれなカフェにもありそうな、ヴィンテージスタイルのソファです。張地にレトロな加工を施したPVCレザーを使用し、ひじ掛け部分には使い込むごとに深みを増す天然木が採用されているため、そこにあるだけで圧倒的な存在感を放ちます。ソファ全体を取り囲むのは、スチール素材のフレームで、懐かしさと無骨でメンズライクな雰囲気が漂います。こちらは背後のフレームをクロスにデザインしていますので、室内の中央にアイランド式に置いてもおしゃれさを感じるアイテムとなっているのも、また魅力的ですね。それ一つで室内がワンランク上の空間へと導かれるような、おしゃれなソファです。

心安らぐ、北欧の風をあなたに 北欧スタイルデザインソファー

北欧の温かみのあるデザインと、天然素材が融合した、どこか心温まるソファです。こちらのアイテムは、張地にナチュラルな雰囲気が漂うファブリック生地を使用し、自然な風合いが魅力のベージュと、心落ち着く色合いのオレンジの2色をご用意しました。どちらをとっても室内に穏やかな雰囲気が広がるのは、ひじ掛けと脚の部分に天然木を使用し、優しい印象を持ち合わせているためです。シンプルなデザインの中にも、脚とひじ掛けにデザイン性を持たせ、おしゃれな風合いをお楽しみ頂くことができます。北欧の伝統的なスタイルを用いた癒しのソファです。

まとめ

いかがでしたか。レトロなソファが再び人気となっているのは、おうち時間が増えたことによる空間への意識が高まった、ということも考えられます。室内に癒しの空間が広がることで、出かけることなく至福の時間を過ごすことができそうですよね。ゆったりとコーヒーを飲みながら読書にふけたり、趣味の時間をソファで過ごすのも、心地良い時間となりそうです。この記事を参考にぜひ、レトロなソファをご自宅にも招き入れてみてはいかがでしょうか。

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